《最果ての世界で見る景EPISODE 3 - 26 √朱音

せやから、2機までしか

運用できんちゅう訳か………。

「最後に第3防衛ラインですが、

これは、この施設をそのまま使いますので、

名稱だけとなります。

容としましては、

當施設にある全ての

4腳タイプの無人外骨格に

バック裝備の300mm口徑

ロングレンジスナイパーキャノン

『RLSC-300-10』を搭載。

私がここからリモート作を行います」

資料によると、

全長約10mの『RLSC-300-10』は、

1秒間に1発の連速度しか出ん代わりに

特殊弾頭の『鋼鉄貫通弾』を

時速1225kmで、打ち出す代の用やな。

ベフィモスの裝甲がくても

これなら、貫通できるかもしれん………。

問題があるとすれば………。

「この外骨格の設置場所は、

どないなじになるんですか?」

「そうですね………。

基本的には、ベフィモスの

正面に出るような配置を考えていますが

今回は固定砲臺ではなく、

が可能な4腳タイプに搭載しますので

敵の出方に合わせて、運用しようと思います」

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確かに………。

戦闘になったら、

どうなるか分からんから

臨機応変に対応できる

4腳タイプは、心強いな。

「了解や。その辺りは、

ジャックさんに任せます。

そうなると、後は不知火の裝備だけやな………」

スピードタイプの不知火では

攻撃力の高い、質量兵

運用が難しい………。

正確には、運用は出來るけど

裝甲が薄いから、敵からの反撃に

あまり長い間、耐えれないのが難點や………。

「ある程度、コイルガンで削ったら

無難に突撃ライフルしかないんかな………」

突撃ライフルは、

ライフルの先端にナイフが

付いてるものではなく

の先が尖った形をしたや。

これなら、相手の裝甲を

刺し貫くと同時に直接部に

銃弾を撃ち込む事が出來る。

「でしたら、是非試して頂きたい

あるのですが、如何でしょうか?」

「ん?それはどんな奴ですか?」

何を裝備するか、悩んでると

ジャックさんが裝備の提案をしてくれた。

「はい。まだ試作段階なのですが

當施設で開発しました、新兵裝の1つ。

自立迎撃砲臺、通稱『Exceed Orbit』

その試作1號機である『EO-01』を提案します」

ジャックさんに渡された資料によると、

バック裝備の一つやねんけど、

方法はちょっと特殊みたいや………。

不知火が電子リフレクターを

展開している時のみ起可能で

2機の小型迎撃砲臺が不知火の周りを浮遊。

ロック範囲にったを自で迎撃してくれるみたいや。

これだけ聞いたら

凄い兵に聞こえるけど、

當然デメリットもある………。

使用される弾が実弾ではなく、

エネルギー弾を使用するみたいで、

オービットのエネルギーが無くなると

オービットを収納していた

親機からエネルギーを無線で

供給するシステムやねんけど………。

その肝心のエネルギーの

消費量が凄まじい所やな………。

へたしたら、不知火に搭載されている

ジェネレーターでも、3分程で空になるな………。

そうなると、『素粒子圧エンジン』を

フル稼働せんと、あかんのやろうけど………。

空間に含まれる

電子エネルギー等を

『吸収』・『圧』して

『エネルギー』に変換してくれる、

この『素粒子圧エンジン』は、

確かに凄いねんけど、

実は欠點がある………。

一定の場所に留まった場合、

その場所の素粒子が減………。

そうなると、新たにエネルギーの

できんようになる。

普段はこまめにき回るから

そんなに気にする事じゃないねんけど、

もし、一定の場所からけん狀況になった場合

大変まずい事になる………。

新たにエネルギーを

できんようになるから

ジェネレーターに蓄えてる分を

使い切った時點で完全に機能停止………。

ただの案山子とり果ててまう訳やな。

まぁ、しばらくしたら

空間の素粒子が徐々に戻ってくるから

またけるようにはなるけど、

敵地のど真ん中で止まった場合、

悠長に回復するのを敵が

待ってくれるはずがないから

実質的には、『詰み』となる訳やな。

「うぅ………」

それでも、この『Exceed Orbit』は

魅力的や………。

上手く使ったら、

ウチの火力不足を補えるかもしれん………。

「どうされますか?」

くそ!

悩んでてもしょうがない!!

は度や!!

「決めた!その新型兵裝の『EO-01』と

突撃ライフルの『AR-120-100』を

2丁お願いします!!」

「了解しました。

他に質問等がございませんでしたら

以上で作戦會議を終了………。

直ぐ準備に掛りますが、宜しいでしょうか?」

「はい。問題ないです!!」

こうしてウチは、対ベフィモス戦の

準備を開始する………。

あのような出來事が、

この後に待ちけているとも知らずに………。

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

まだまだ、朱音√が続いて行きます。

出來る限り、違和がないように

していきたいと思っているのですが、

思うように書けるか………。

一杯頑張りますので

変わらずのご贔屓を

宜しくお願い致しますm( _ _ )m

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