《最果ての世界で見る景》EPISODE 3 - 28 √朱音
ジャックさんからベフィモスが
第1防衛ラインに到著した事が告げられた。
【ベフィモスの領土侵犯を確認。
これより、掃討作戦を開始します】
「こちら朱音。了解や」
コイルガンに付隨している
等倍スコープの倍率を最大にすると
ベフィモスの巨大な姿を確認する事が出來た。
およそ人がかせる限界を
超えてると思えるんやけどな………。
でも実際問題として、
その巨を施設に
向けて進撃させていた。
【1番か10番までの
ミサイル発裝置を起。
迎撃開始します】
ジャックさんが通信越しにそう言うと
ベフィモスから向って右側にある
し丘のようになってる地形の
一部に変化が起きた。
砂に埋もれていたハッチが
開くと同時に大量のミサイルが発。
ベフィモスに向かって、
一斉に飛んで行った。
自に向かって飛んできた
數十発以上のミサイルを
右腕に持っていた、
『2連式ガトリング砲』で
全弾迎撃していく。
ミサイルの迎撃が終わると、
アキトによって破壊された
二連式・ガトリング砲の代わりに
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左手に裝備されていた
大型のグレネードランチャーを
ミサイルの飛んできた
方向に向けて數発発。
発されたグレネード弾が、
寸分の狂いなくミサイル迎撃システムに直撃。
炎を上げて、全てのミサイル発裝置が破壊された。
【ミサイル迎撃システム、
1番から10番、全て蒸発!】
スコープ越しやったけど、
ジャックさんからの通信と合わせて
この目で直に見ても、
中々現実味のない景やな………。
凄いとは思っていたけど、
まさかこれ程の『攻撃力』と
それを生かした『撃能力』が
あるとは、誤算やった………。
寧ろアキトが、このデカの
橫を無事に通り抜けられたのが
奇跡のようやな………。
そんな事を思っていると、
ジャックさんが、
次の迎撃システムを起。
今度はベフィモスから見て
左側に位置する廃墟から
全長10m程の戦車が數臺出現。
主砲をベフィモスに
向けて一斉掃を開始した。
普通は何発か外れるもんやけど、
コンピューター制のせる業なのか、
全ての砲弾が、ベフィモスの直撃コースだった。
ベフィモスも流石にガトリング砲で
迎撃するの無理と判斷したのか、
一回り數十mはありそうな、
極太の左腕を掲げてガード勢にる。
丁度、の高さまで左腕が掲げられると、
戦車部隊が掃した砲弾が、
ベフィモスの左腕に全弾命中。
したんやけど………。
「はぁ!どんだけ固いねん!!」
次の瞬間、思わずツッコミを
いれてもうたは!!
左腕に命中した砲弾は、
ベフィモスの腕を貫くどころか、
全弾明後日の方向に飛んでいきよった。
半ば放心しかけていると、
ベフィモスの後部ハッチが解放。
今度は先程のお返しとばかりに
大量の垂直ミサイルを発しよった。
高く打ち上げられたミサイルは、
放線を描く形で飛んでいき、
戦車部隊の頭上に到著した瞬間、
今度は急降下を開始。
雨のように大量のミサイルが、
戦車部隊に降り注いでいった。
元々廃墟やったけど、
大量のミサイルの風に煽られ
辛うじて形を保っていた
建が全て倒壊………。
後に殘っているのは、
建やったものの殘骸だけやった。
【戦車部隊壊滅!!】
何となく分かっていたけど、
改めて聞かされると、
呆れを通り越して、
賞賛を送ってやりたくなるな。
戦車砲ですら太刀打ちできん位の
『防力』まで備えてるとは………。
これで、『敏捷』と『機力』が
備わっていたら、もう白旗でも
振るしかない所やけど………。
「まぁ、救いなんは『鈍足』な所やな………」
今までのデータから考えても
確定なんやろうけど、
ベフィモスは間違いなく足が遅い。
まぁ、重量の関係なんやろうけど
ブースターを使っての、
高速戦闘が出來んのやったら
まだ、やりようはある。
我ながらとんでもない奴に
挑んでる気はするけど
どうしても、確かめたいことが
あるからな………。
思いを一旦終了すると、
今度は、ガトリング砲を搭載した
軍用車がベフィモスの正面に展開。
數十丁の砲が一斉に
回転を開始した。
秒間に數百発の弾丸を
ベフィモスに向けて発し始めるが
今度は意に介すことなく、進撃を続ける。
全ての弾がベフィモスに
命中してるんやけど
如何せん固すぎるのか
全弾はじかれてもうてる。
何のダメージも
ベフィモスに與えれんまま
全ての軍用車が、
ベフィモスに踏みつぶされてもた。
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
まだまだ、朱音√が続いて行きます。
出來る限り、違和がないように
していきたいと思っているのですが、
思うように書けるか………。
これからも、
一杯頑張りますので
変わらずのご贔屓を
宜しくお願い致しますm( _ _ )m
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