《凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ〜TIPS€ 俺だけダンジョン攻略のヒントが聞こえるのに難易度がハードモード過ぎる件について〜【書籍化決定 2023年】》最終話 ver2.0"レベル・アップ" そして探索者たちは最深を目指し、ミュージックを再生する
「……やったな」
「ああ」
ボロボロのガス男、アレフチームが彼を見つめていた。
「君、が……」
「俺らを、庇って……」
ソフィとグレンは今にも泣き出しそうだ。いや、グレンはもう泣いていた。
「ふ、だからよ、泣くなよ、グレン、ソフィ。元々、マーダー・ウェポンを創り出した時點で消えるのは決まってた。だから、これでいいんだよ」
ガス男の聲は優しい。
それは逝くものが殘るものへ捧げる思いやり。
「……ガス男、お前は、俺か?」
味山只人が全ての流れをぶっちぎり、ガス男に問いかける。それはずっとじていた疑問だ。
聞くべきでないかもしれないが、気になって仕方ない。
「……いいや、違うさ。俺は俺で、君は君だ。我々はそういうものだろう?」
ああ、だが、理解した。コイツは最後まで何も教えるつもりはない。
それだけが答えだ。
「アレタ・アシュフィールド、おかえり、そしておめでとう。私の知る中で君だけが唯一の帰還者だ」
ガス男が、崩れかけのでアレタに語りかける。じっくり、噛み締めるように語る。
「……あたしは」
「ああ、いい、いい。そういうのはね、ソフィや味山只人が考えるさ。君の禊はこれからだ。まあ、覚悟はしておきなよ、ふふ」
こんなふうに、コイツも笑えたのか。味山はガス男の中に見つけた人間にし驚く。
「ああ、でも、うん、本當に良かった。おめでとう、味山只人、おめでとう、アレフチーム。君たちに溢れんばかりの祝福を。とうとう君たちは何一つ喪わずに、ここまで來たのだから」
消えかけの、終わる運命。それでもガス男の口から出た言葉は賛辭と祝福。
「ガス男、ありがとう」
知らず、味山はありがとうと。
「お禮を言うのはこちらさ。味山只人。グレン、ソフィをよろしく頼むよ。ソフィ、アシュフィールドを、よろしく頼む。そして、アシュフィールド」
「ええ」
アレタが、ガス男に真っ直ぐ向き合う。
「今度は間違えるなよ。君にとって本當に救うべきものが誰なのか、そしてその方法は本當に救いとなるのかどうか、頼むから、間違えないでくれ」
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「……ええ、誓うわ。あたしの家族と、それでも殘る合衆國の星に」
アレタが膝をつき、頭を下げた。
金の髪が夕焼けを反して一筋る。雫のように垂れたをガス男が見つめた。
「ああ、それでいい」
満足、ガス男の言葉にそれを見つける。
「君に、謝を。名も知らぬ、アレフチームの1人。ワタシは君のことを何も覚えていない、だが、それでも惜しいよ」
ソフィの目に、薄くてサラサラした涙が。
それが一筋、二筋。
「ふ、ソフィ。らしくないな。君に泣き顔は似合わない」
「あんたと、酒、飲んで見たかったすよ。もう無理なんだろうけど」
グレンが鼻を啜り上げてつぶやく。
「殘念ながら味山只人が"口"を揃えてくれなかったからね。まあ、大丈夫さ、グレン。君と飲む酒が面白くうまいものであることは知っているから」
ガス男が笑う。ああ、殘った左腕も崩れ落ちた。燃え盡きた炭のようにそのが急速に崩れ始める。
風よ、今だけは止まってくれないか。頼む、そよ風しでもいいから今だけは。
「…………後は、頼んだ、凡人探索者」
風は止まらない。夕焼けの向こう側から吹いてくる風が死者をあるべき場所に運んでいこうとする。
それは止めることのできない仕組み。
今度は誰もそれに逆らおうとはしない。
「ああ、安心して逝け。忘れねえから」
それだけだ。
生者が死者に出來ることは、きっと、それだけ。
「……ふ、ふふ。ああ、良い夕焼けだ。稲穂の音、セミの聲、なつやすみの香り…… いい、風だ、なあ」
ガス男が空を見上げた。深く、茜空に見るようにため息をついて。
「ああ、良い景じゃないか。またこんなものが見れたら、なあ…… うん、ほんとに」
風が強く、吹いた。
「気分が、……良いなあ」
ガス男は舞う。
そのは風に攫われ、夕焼けに昇っていく。
「見れるさ、また」
味山が空を見上げた。
無意識に、アレフチームが取った姿は敬禮だった。
風に溶けるその男、正は誰もはっきりと理解していない。
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しかし、たしかにその男はアレフチームの一員で、ソフィの、グレンの、アレタの仲間だった。
「……誇り高きあなたの魂は今、いと高き場所へ。例え主のもとにあなたが迎えられずとも、その誇りは確かに我らの心の中に」
「そよ風と、しき泉の湧き出る所へ。せめてのあなたのみちゆきとねむりが、穏やかであることを」
アレタと、ソフィ。2人が靜かにそらんじる。
味山とグレンは直立不のまま、夕焼けに消える風に向かって敬禮し続ける。
今、たしかに、味山只人たちの知らないものがたりが終わった。
それは悲しみと喪失と敗北にまみれたものがたりだっかも知れない。
でも、たしかにたのしいものであった。たしかに彼らが歩んだ彼らだけの語だった。
しばらくの間、祈りの言葉と、ただぬるい風が吹き渡る音だけが世界を満たしていた。
「…….気持ちのいい、奴だったね」
「そっすね、センセ」
「タダヒーー」
「……………」
味山は立ち続ける。足元にいつのまにか數本の木のが生えて、
それらもまたガス男を見送るようにただ、ゆらゆらと揺れていた。
………
……
…
いつまでそうしていただろう。
ほんとならずっと、夕焼けを眺めていたかった。
たがそれはガス男への侮辱だ。
もう彼らアレフチームに止まることは許されない。
「さあて…… ふう。じゃあこれからどうしようか?」
ソフィがふとつぶやく。
もう涙はない。探索者は切り替えが肝要だから。
「そーだな。まあダンジョン酔いで永遠にここにいるわけにゃいかねーしなー。3日か4日以には地上に戻らんといけんだろ」
味山が努めて明るく振る舞う。
「うっへえ、地上だと俺らテロリストなんすよね? あー、逃亡生活かー。……あれ? 考えるとアウトローなじでそんな悪くないっすね」
「………」
話し合いが始まる、しかしここに俯いて喋らない奴が1人。
「はい、クラーク先生! 話し合いに參加していないやる気ない人が一名いるんですがいけないと思います」
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「ちょ、タダヒト」
「あー、これはいけないねえ。アレタくん、ほら、君も意見を出しなさい。ん? どうしたんだい、そんなバツの悪そうな顔をして? 何かまずいことでもあるのかい?」
味山とソフィがこれ以上ないほどウザい絡み方をする。
今のアレタからは反撃されない。こんな機會は滅多にない。ここぞとばかりに調子に乗る。
「うう、ソフィ、ごめんなさい……」
しょんぼりフィールド。金の髪もどことなくしおしおになり小さくなり正座している。
「ふん、これに懲りたらもう2度とするなよ。まあ、鼻も折れたし、アジヤマがワタシの想像以上にギタギタにしてたぶんも考えて、しは勘弁してあげるけどね」
ソフィはチョロかった。
言葉にはまだトゲがあるが、チラチラとしょんぼりしているアシュフィールドを覗いている。多分ほんとはガン見したいのだ。
「まあでも確かにどっかの自己満ヤローのおかげで俺らの地上での社會的立場やべーよなー」
「うう……」
味山は止まらない。しょんぼりフィールドをさらにしょぼしょぼにさせていく。
「おい、アジヤマ、アレタをいじめるなよ」
しかし、急にここで梯子をはずされた。
「あれ、なに、この空気? うそ、さっきまでいじっていいじやったじゃん? あれ? グレン? なにこれ?」
気付けばしょんぼりし続けるアシュフィールドに絡む味山、それを咎めるソフィ。
アレ、完全これ、俺じ悪いやつじゃね。
味山が助けを奴に求めた。
「タダ、あまりを面白半分でいじるのは、どうかと思うっす」
ダメだ、こいつ。本當使えねえ。至極まっとうなグレンのセリフが味山を突き放す。
「あ、てめ、すぐ裏切る」
「まあ、なにはともあれ。だ。大丈夫さ、全ては問題ないよ」
ソフィがそのやりとりを眺めて、息を吐いた。
どさり、花畑の上に座り込む。
「あ?」
「だって、ワタシたちはみんな生きている。ワタシ、アレタ、グレン、アジヤマ。うん、ワタシは、嬉しい。みんながいてくれるから大丈夫だよ」
それは花畑に咲き誇るどんな花より可憐な顔だ。
大人とのはざまにいる神的な容姿のが見せる笑顔、アレフチーム全員がたじろいだ。
「せ、センセ」
「お、おう」
「……ソフィ」
「ふふん、なんだい、みんなして顔を赤くして。ワタシの貌に今更気づいたみたいな顔だね、まあ、アレフチームのリーダーとして君たちの面倒はワタシが見てやるさ」
ソフィが歳のわりには割とかなを張り、ふふんと鼻を鳴らした。
アレフチームのリーダーはいま、ソフィだ。記憶を奪われかけ、狂気に陥りかけ、友人たちと対立し、それでもここはたどり著いた。
まだ20歳にもなっていない、しかしそれは疑いのうのないーー
「え? リーダー?」
間抜けな聲。
「え?」
「え?」
「え?」
味山、ソフィ、グレンが目を剝いた。
え、うそ、コイツ、マジ?
え、マジ?
味山がアレタにおそるおそる、聲をかける。
「……なあ、アシュフィールド。お前、まさか、まだ、自分がリーダーって……」
「……え?」
アレタが心底不思議そうに首を傾げて。
「アレタ……… さすがにそれは、し引く」
「アレタさん、それは、ないっすわ」
「…………」
アレタがわかりやすく涙目になり、味山の方をむく。
「こっちみんな、アシュフィールド」
コイツ、ナチュラルに傲慢なとこあるな、やっぱ。
優しくするのはあともうし落ち著いてからにしよう。
味山が突き放す。
「うう」
「おい、コイツまーだ納得してないな。はい、クラークがリーダーで賛の人ー」
3人の手が挙がる。
無言の圧力、味山、ソフィ、グレンがしょぼくれた英雄を見つめて。
「……はい、すみません、あたしがバカでした」
それからゆっくり、アシュフィールドも手を挙げた。
「はい、多數決によりアレフチームのリーダーはソフィ・M・クラークでけってーい」
「さて、気持ちよく民主主義の正義がなされた所で、本格的に俺らの目的を考えようか」
「うーむ?まああれだけ好き勝手にやったんだ。今更言い逃れは出來ないし、委員會の報作を覆すことも難しいだろう。ほとぼりが冷めるまでを隠すのがベターだとは思うんだよ」
「だよなー、問題はその場所か。あー、もうよー、いっそのことよー、ダンジョン酔いさえなけりゃあ現代ダンジョンん中で逃げ隠れしつづければいいのになー」
何気なく、味山がつぶやいた。
ぴんぽんぱんぽーん。
アレフチームへの階層突破特典が開放されました。
"ダンジョン・サバイバー"
特"アレフチーム"を持つ者は、ダンジョン酔いの制限をけずに永遠にダンジョンでの活が可能になりました。
「は?」
いつものTIPSが、何かを言い始めた。
いつものーー
「な、に?」
「え? え? え?」
「いま、あたまのなかで……」
「え? お前らにも?」
違う、いつもの味山だけに聞こえるヒントじゃなかった。
ぱち、ぱち、ぱち。
拍手の音。
「だ、れ?」
ソフィがつぶやく。
の子が、いた。
花畑に突然現れた長椅子、それに腰掛け、膝に大きな本を置いたの子。
「ひ」
それは誰の悲鳴か。
顔が見えなかった。
マジックペンで塗りつぶされたように黒く、見えない。
ぱち、ぱちぱち。
小さな手での子が、はくしゅを。
アレフチームに送り続ける。
*TIPS* 出るものが、出たな
「あ!! おい!??」
突如、木のが味山の靜止を無視して迸る。稲妻のように軌跡を殘し、空を切る。
の子にその尖った切先を向けて。
「」
次の瞬間、木のが砂になり崩れた。
そして、味山の中で繋がっていたなにかが斷ち切れる。かぼそく繋がり、右腕にじていた木のが薄れていく。
*TIPS* チッ、まだ、屆かないか。ふん、まあいい。味山只人、運が良かったな。今回は、あの連中に敬意を表して、見逃してやる
「あ、おい! まて、お前にはまだききたいことが!」
傲慢な聲が離れていく。
お前は誰だ、この力はなんだ。気になることが多すぎて。しかし
*TIPS* 箱庭を、下れ。それしかもう道はないぞ
……TIPS€ "腕"は沈黙した。翡翠の力、約定はもうここにはない
消えた。
神すら縛り付ける嗤う木のが、一瞬で。
「」
「あな、たは、アイビー?」
アレタが問いかける。
ふる、ふる。の子は首を橫に振る。
「」
ぱちぱち。
続く拍手。
そしての子が本を開く。
中を眺めて満足そうに笑う。
笑う?
なぜだろう、味山には顔が見えないのにその子が笑っているのがわかった。
「」
ぱたり。
本を閉じて、の子が椅子から降りた。
誰もかない。
「」
の子が喋る。その音を聲と認識出來ない。
唯一、耳を持つ味山以外には
TIPS€ ほう、しゅう
「あ?」
の子が、にこり、確かに笑った。
そして、風が吹いた。の子は消えていた。
【ぴんぽんぱんぽーん。ぴんぽんぱんぽん】
全世界へ、全世界の人類へ。バベルの大、現代ダンジョンからのおしらせです。
アレフチームが、ついに2の"管理人"の討伐に功しました。
この偉業により、バベルの大はver2.0へと移行します。
ver2.0"レベル・アップ"が適用されました。
世界の難易度設定が"ハード"から"インフェルノ"に変更されます
「な、なに? これ」
『擬似聴覚に、音波によらない報を確認!! なんてこった! 自由の神が喋りはじめちまったぞ!』
「……なんだ、マジで」
響く、聲。音聲。
【ぴんぽんぱんぽーん】
ver2.0 レベル・アップ説明
経験點制度の導
全ての人類に"経験點"の概念が導されます。
バベルの大での行、もしくは怪種の討伐や摂取により経験點を得ることが出來ます。
全ての人類に"深度"、レベル概念が付與されます。ver2.0では経験點を貯めることにより最大深度Ⅵまでの長が可能です。
※現時點での人類最大深度はⅤ。アレタ・アシュフィールドが該當しています。みなさん、彼に負けずに頑張りましょう。
深度を上げることにより、人類の能力限界の超越。超能力の発現、人変化の可能、種の進化などの特典が得られます。
この後説明する"世界の変化"に備えて、みなさん努力しましょう。
「深度、レベル? これ、探索者深度のことか?」
「わ、わからない、だが、これはみんなにも聴こえているんだね?」
【ぴんぽんぱんぽーん】
ver2.0レベル・アップによる世界の変化についての説明
バベルの大の階數制限な撤廃されます。
これにより、"最深"を目指すことが可能です。
難易度が"インフェルノ"に変更されたことにより以下の法則が適用されます。
ver1.0"バベルの大"では1つだけだった"現代ダンジョン"へのり口が、ver2.0"レベル・アップ"からは、ランダムで世界各國に現れるようになります。
またこれにより、ダンジョンでの生態系が活発な場合は、地上に怪種が出現する"スタンピード"が発生するようになります。
1回目のスタンピードは全世界同時発現の予定です。開催時期は未定ですが、みなさん備えておくことをオススメいたします。
また難易度"インフェルノ"に伴い、怪種の中に、これまで人類の歴史の中でお伽話、伝説の存在とされていた生命も、通稱"神種"も追加されます。
"神種"はたまに人語を理解し、人類への殺意を明確に持っている種も存在します。討伐が困難な分、多くの経験點を得ることも可能です。腕に自信がある方は積極的に狩りましょう。
より一層皆様の闘を期待します。
さあ、次はver2.0で追加される人類へのインセンティブ、報酬の説明です。
※1回目以降のスタンピードはダンジョンにおける怪種の間引きを定期的に行うことで防ぐことが出來ます。為政者の皆様は優秀な探索者を確保することは急いだ方が賢明かもしれませんね。
「は?」
戸いを置いてけぼり、聲は響き続ける。
【ぴんぽんぱんぽーん】
ver2.0"レベル・アップ" 報酬について
I ""の中に、これまで人類史がその戦の中で失ってきた歴史的価値のある"力持つ"が追加されます。
例・選定の剣、ヤタノカガミ、など。
Ⅱ 経験點とは別に"トロフィー"が追加されます。
主なトロフィー目標としてはダンジョン階層突破、怪種の一定數以上の討伐などが挙げられます。
またトロフィーは各國別々で設定されており、その國の誰か1人がトロフィーを獲得した場合、その報酬は國民全員に行き渡るようになります。
例・ダンジョン20階層到達トロフィーを、アメリカ所屬の探索者が、獲得した場合はアメリカ國民全員に"ウイルス耐"報酬が付與されます。
また今回のver2.0では目玉となるトロフィーをいくつか用意しておりますのでそのうちのいくつかを紹介させて頂きます。
トロフィー"52" 【星を撃ち落とす者】
達條件 アレタ・アシュフィールドの討伐
報酬 "ストーム・ルーラー(この世全ての嵐)
トロフィー"666" 【銀貨の対価】
達條件 ソフィ・M・クラークの討伐
報酬 "不死" "銀貨30枚"
トロフィー"13" 【ヤコブ、倒れる】
達條件 グレン・ウォーカーの討伐
報酬 "進化" "ヤコブの手甲"
トロフィー"1" 【目標、アレフチーム】
達條件 アレフチーム全員の討伐
報酬 "味山只人"
トロフィー"2" 【発見】
達條件 トゥスクの民の発見
報酬 トゥスクの王との拝謁
トロフィー"3"【生存競爭】
達條件 トゥスクの民の絶滅
報酬 "トゥスク"特の獲得
以上がver2.0におけるトロフィーの目玉です。特にトロフィー"666"の報酬である"不死"は、難易度インフェルノにおいては非常に有効な効果を持つことでしょう。
為政者の皆様には積極的に獲得を狙っていただきたいですね。
そして次は、ver2.0のクリア條件とその特典についてご説明します。全人類の皆様はどうかそのまま傾聴してくださいね。
「ちょっと、これ、なによ」
「いや、わかんねえ。マジでなんだ、こりゃ」
【ぴんぽんぱんぽーん】
ver2.0クリア條件
條件 これより200年以のバベルの大、"最深"への人類の到達。
報酬 2週目解放、世界チケットの獲得、"願い"
バベルの大最深へ到達した人類には"個人"へ以上の報酬が贈られます。
200年以にバベルの大"最深"へ到達出來なかった場合は、地上に怪種の生態系が築き上げられることとなり、星の支配者が変わることになるので注意しましょう。
オススメ攻略チャート
1.探索者の確保
2.スタンピードへの備え
3.他國に先駆けて、トロフィーを獲得していく
※"アレフチーム討伐"は難易度が高いですがそれ以上のリターンがめます。オススメです。
4.トゥスクの民の絶滅
トゥスクの民は異世界の生です。そのとには人類のDNA構造を劇的に進化させる効果が隠されています。スタンピードに備えるためにはもってこいの報酬です。
5.味山只人の獲得
全てを臺無しにする可能をめた害悪です。しかし殺そうとしても今の味山只人はしぶとく、また自分を殺そうとする存在に対して異常な殺意を抱き、報復をする特があります。神や世界ですら、彼に報復され滅ぼされました。
殺すよりも"獲得"に舵を切るのが賢明かもしれません。
6.ダンジョン・ウォーのススメ
ver2.0での主力となるは、所有者が死亡した場合、ダンジョンに自的に還元されまた排出されるようになります。現時點、ver1.0の時點でのない國は積極的に所持者の排除を進めるのがオススメです。
そして最後に、ver1.0での現時點でのクリア特典の発表を行います。
各國の為政者の皆さまは心してお聴きください。
また國民のみなさまも自分の國がアタリかハズレか判斷する良い材料になるかも思います。
上位の數カ國の報酬発表です。
※ver1.0においては所持者の數、指定探索者の數、ダンジョンに対する取り組み方、その國の探索者の挙げた功績などで報酬を評価していきます。
第5位 EU
クリア報酬 "國民全員の飢の緩和"
バベルの大誕生初期に、多くの號級を獲得したのは素晴らしいです。しかしver1.0後期には失速してしまったが否めませんね。的には"耳の化け"により多くの主力指定探索者が殺害されてしまったことや、"脳みそ"により指定探索者を奪われてしまったことが原因だと思います。
基本的にver1.0では"腑分けされた部位"には関わらないのが賢明でしたね。
"怪狩り"の離反もこれからのver2.0では響くことが予想されるので腐らず頑張ってほしいですね。
第4位 中華人民共和國
クリア報酬 "國における號級の強度上昇"
やはり最大の國。その人的資源を生かした土壌の深さは素晴らしいの一言です。指定探索者も、ある程度數を揃えて、仮想敵國への対応を主眼とした號級獲得の手腕は評価に値します。
ただ、積極の面でいささか首を捻ってしまいますね。バベルの大誕生前より手がけていた"仙人計畫"もどうも手に負えていないが見けられます。
まだまだ在野に優秀なら探索者候補が數多く眠っているのでこれからに期待したいところですね。
第3位 "ニホン"
クリア報酬 "現時點で病にかかっている國民、その全ての完全寛解"
なかなか評価が難しかったです。ダンジョンにおける功績に今回、"味山只人"は加味されていないので功績だけ見れば見劣りするのですが今回2位の評価としてはやはりその狡猾さでしょうか?
これから起こることを見據えていたとしか思えないニホン獨自の探索者運用法、バベルの大誕生前より勧められた"自衛隊"の戦力化、自衛軍の設立、その関連法案など、スタンピードに特化して進められていた國家運営を高く評価したいです。
指定探索者をダンジョンの解明に回さず、國に留め置くその判斷がどう作用するのか、期待していきたいですね。
第2位 "アメリカ合衆國"
クリア報酬"探索者適を持つ新生児の出生率増加、また號級の段階解除"
うーん、やはり強い。ディス・イズ・アメリカ。指定探索者の數や質、やはり他國より一枚上手です。またダンジョンを人間主ではなく機械や人工知能に任せて効率化を測るそのチャレンジ神も非常に好が持てます。
なのでver2.0からは鉄や合金を食の対象にする怪種も用意してみようと思いました。やはり競爭の中に進歩とはあるものなのですね。
ダンジョンから産出された特殊合金や資材を活用また"超兵"を多數創り出しているのもクリエイターとして尊敬の念を抱かずにはいられませんね。個人的な推しは"神の杖"でしょうか? 宇宙空間からの一方的な攻撃は"スタンピード"において唯一無二の火力として重寶されるでしょう。まあ、都市の被害はあれですが、アメリカなので大丈夫でしょう。
ただ、やはり、アレタ・アシュフィールドを切ってしまったのは判斷ミスじゃないでしょうか?
アムネジア・シンドロームは素晴らしい號級ですが完璧ではありません。
アレタ・アシュフィールドが"彼たち"に統合されなかった今、ボロボロとアレタに関する記憶が戻る人々も現れるでしょう。
個人に対して號級を使い、世界に影響を及ぼした。その行を果たして國際社會がどうけ止めるのか?
うーん、たのしみです。
そして、いよいよ第1位。このver1.0で最も素晴らしい功績を殘した集団の発表です。
ダラララララララララららららららららら
らん!!
第1位 "アレフチーム"
クリア報酬"ダンジョン・サバイバー
"酔いによるダンジョンでの活制限の排除。及び、ダンジョンでの食事による超ボーナス"
いやー、文句なし。最推しです。
彼らは國の枠組みから外れてもらいました。アレタ・アシュフィールド、ソフィ・M・クラーク、グレン・ウォーカー、そして味山只人はアメリカとニホンの所屬ではありません。
うん、もう推しです。正直今回彼らには何度も驚かせられましたね。バベル島防衛戦での"耳男"覚醒は未だ、記憶に新しいでしょう。
何度挫けても、何度負けようとも前へ進み続けるその姿には勇気を貰いました。
やはり2週目周回者がいる集団は強いですね、ニホンと同じく。
"人知竜"や"彼たち"と言った"管理人"を討伐したのも結局全てアレフチームでしたからね。各國の指定探索者にはver2.0では起してもらいたものです。
ver2.0ではアレフチームにダンジョン探索に集中してもらうために彼らにダンジョンでの無限の活権限を與えてみます。各國はアレフチームを追う形での流れになるといいなあ。
でも彼らが輝くのはやはり追い詰められた時なんですよね。なので世界中から狙われるようにアレフチームをトロフィーにしてみましたw
ただ、味山只人だけはあまりいじるすぎると怖いので出來れば途中で死んだくれたら嬉しいなあ。彼は本當に何をするかわかりませんからね。まさか"彼たち"を殺してしまうなんて思いもよりませんでした。大罪人は伊達じゃありませんね。
まあ、1番怖かった凡人探索者の集合は今回で退場されたのでそこは安心しましたね。
々小賢しい奴と共謀して何かをまだ仕込んでいるようですが、それもまたたのしみの一つですのでOKです。
まあ全てフェアにしていきたいので彼ら専用のトロフィーも用意しています。各國の為政者のみなさんは早めにアレフチームをどうにかしないと殺されてしまうかもしれませんよw
また"委員會"の皆さまにもこれまで以上の起を願っています。アレフチームの逆鱗にあなたたちはれてしまいましたからね。ソフィ・M・クラークがダンジョンから力を得たのちにはもう、あなたたちの存在は消えてしまうかもですねwwww
以上がver1.0のクリア報酬でした。アレフチームが先行し、他の國がそれを追いかけるという展開。
どの國がアレフチームを討伐するかで世界の覇権は変わることでしょう。
さて、名殘惜しいですが現代ダンジョンからのお知らせはここまでです。ver2.0は今、この瞬間より世界に適用されますのでお楽しみに!
全世界同時の"スタンピード"発生は近日を予定しています。事前の告知なく始めますのでご準備のほど宜しくお願いしますね。
ルールを守ってたのしい現代ダンジョンライフを送りましょう。それでは、また。最深で
ぶつりーー
一方的。
脳みそに無理やり書き込まれたような気持ち悪さ。
誰も、何も喋れない。
互いに顔を見合わせて、瞬きするだけ。
ぞわりと這い出る悪寒はきっとアレフチーム全員がじていたものだ。
足元を見る。
いったい、この下に何があるのか。
今響いた言葉の主は何者なのか? そして、あのの子は誰で、何が世界に起ころうとしているのか。
「は、はは、なんじゃそら」
悲劇を、積み重なる悲劇を打ち崩した。
嵐を乗り越え、星を墮とし、神を殺し、全てを取り戻した。
大団円だ、ハッピーエンドだ。
そう、思っていた。
「ワタシたちは、まだ、何も知らないんだ、この場所に、この場所がなんなのかすら、まだ、何も」
そうじゃなかった。
まだ、何かがいる。人知を、神を、そして探索者たちを全て嘲笑うかのように存在する、何かが。
「こわー……」
味山只人が呟いた。
それは恐怖だ。自分たちの人生が、世界が想像以上に脆く、そして想像以上に途方もない自分たちをはるかに超えた存在がいるかもしれない恐怖。
未知ーー
それは人の歩みを止める、人の考えをわせる。
ただしく、人がそれを恐れるのは正しいことだ。
ああ、だが、何故だ。
「………ぎゃ、は」
「ふ、ふふ」
「は、ははは」
「あ、ははは」
それは恐怖のはずなのに。
恐れなければならないことのはずなのに。
しかし、同時に腹がむずくなるのは何故だ。
足の裏がざわつき、心臓がしうるさい。
まだ見ぬ何か、想像も出來ない途方もないなにかがこの世に確かに存在する。
それはきっと、下にいる。
TIPS€ 箱庭を下れ、探索者
「探索者……」
味山は気づかずつぶやく。自分がどういう存在なのか、ほとほと呆れながらも呟いた。
探し索める者。
ああ、ちくしょう。あれだけ痛い目にあったのに、あれだけ辛く悲しく喪ったのに。
「何があるんだ? 俺たちの世界に」
気になって仕方ない。知りたくて、仕方ない。
ああ、そうだ、探索者はイカれている。
ワクワクしていた。ドキドキしていた。
なんだよ、ダンジョンからのお知らせって。
なんだよ、ver2.0って。
めちゃくちゃーー
「お、おい、アジヤマ、キミ、なんて顔してるんだい?」
おまえもひどい顔だ、クラーク。
ソフィの呟きに、味山は思わず、吹き出しかけた。
ああ、ソフィも笑っている。
「タダ、おまえ、正気かよ」
おまえもだ、グレン。
グレンも形の良い顔のパーツを歪ませていた。その目がギョロリと見開いて。
「ふふ、みんなよ、みんな瞳孔開いてるわ」
おまえが1番開いてんだけど、アシュフィールド。
英雄が右腕で左肘を摑みながら、ぎこちなく笑う。
ひ、ひひひひ。
ふ、ふふふふ、
あ、はははは
ぎゃ、はははは。
4つの笑いは果たして、狂気か、それとも歓喜か。ああ、いやどちらにせよロクなものではない。
だが、それでも探索者は笑うのだ。
壽命がもうなくとも、世界の果てが見通せなくても、闇が濃く、その未來を覆っていたとしても。
嗤う、笑え。
その果てなき未知に、アレフチームが笑い始める。
酔いがその人間の本質をあらわにする。
未知に悅び、不明を愉しみ、危機を嗤い、生死を尊ぶ。
ああ、ここにいる4人。ついに神すら殺し盡くし、世界を次に進めてしまった4人組。
まともな人間じゃない。彼らは、探索者だ。
「さて、改めて意見を募ろう。我々はこれからどうするべきかな」
ソフィが肩をすくめて戯ける。
「俺ァ、センセについてくっすよ。ああ、それならもう答えは決まってるっすね」
グレンが。にかり、兇暴な笑みを浮かべた。
「あたしは、ええ、あなたたちと一緒にいたい。しばらくはその、反省して雑用でもなんでやるから、一緒にいたいわ」
アレタがしバツの悪そうに、しかし、どこか嬉しそうにつぶやいた。
「あー。きいたかよ。じゃあしばらくメシ當番はアシュフィールドな。まあ、答えなんて決まってるよな。あんなん聞いたらよー」
4人が同時、足元を見つめる。
ここは、バベルの大。怪が跋扈し、世界のが眠る神の地。
常人の至らぬ魔境、そこで嗤い続けるイかれた人種がいた。
探索者。そうだ、彼らはどこまで來てもどこまでいってもそういう生きなのだ。
進め、進め、進め。
「じゃあ、そういうことで、行きますか」
「ああ。とにかく進んでみようか。久しぶりのフィールドワークだ。本當に我々がダンジョンでの無期限の行が可能か検証したい」
「あー、なんか腹へったすね。タダ、お菓子ないす?」
「あ、あたし、次怪種見つけたら狩るわよ! 頑張るわ!」
「お、アシュフィールド、反省のが見えてよろしい。リーダー、今夜はアシュフィールドの手料理だってよ」
「へえ、それは愉しみだね。ハートマンの中にキッチンシステムがあるからそれを使おう」
『任せておけ!! アメリカの味をたとえ世界が滅んでもこの俺が守る!』
わいわい言いながら、アレフチームが裝甲車に乗り込む。
ぶるるん、エンジンに火がつく。
その景は世界に逆らい、嵐を超え、英雄を下し、神を殺した先にたどり著いた最善の景。
例え彼らの終わりが、これから先の未來がひどくつらく悲しいものでも、今は、今だけはここにあるのは1つだけ。
「よし、俺機銃席もーらい! ハートマン、車外に出してくれ」
「キミ、隨分ずうずうしいな。まあ、いいか、ハートマン」
『了解! 機銃席、ルーフ解放!』
味山の席が、車の天井の上へ移する。
風が緩く、夕焼け空に吹き渡る。
下ではグレンとソフィがBGMの選曲の件でめ始めた。
アレタがそれを嬉しそうに見守る。
「お前らがさ、見れなかったもんとか、知ることができなかっこと、全部、俺が見て、知ってくるよ」
風に乗って、屆けばいい。ここにたどり著くことが出來なかった者たちへ。數多の誇り高き影たちへ。
「お前らのぶんまでおれがたのしむよ」
自分に殘された本當にわずかな時間。だが、それすらなんとかして見せよう。
だって彼らはあきらめなかった。なら味山只人があきらめるわけにはいかない。
墓石の男たち。奇妙な連中、はっきりと正がわからなかった。でも、味山は彼らのことをただ、誇る。
「だからさ、ありがとう」
夕焼けが眩しい。まぶしくて、綺麗で、し泣いた。
ーーがんばれ
「ーーえ?」
振り向く。
その風景、夕焼けに照らされた花畑その遠く、もっと遠くに影たちが見えた。
その影たちの隣には形の違う影もいて。
風が吹いて、一瞬でそれらは消えた。
「……ああ、行ってくる」
もう振り返らない。
今、ここにあるのは希だけ。最後に殘るのはいつだって、希だ。
「よっしゃ! ヤリー! はい、BGM権は俺のもんっすー! よし、ここはやっぱりあの曲で!」
「くそー、グレンめ、ジャンケンだけは無駄に強いものだから、困ったものだ」
「ハートマン、あなたのシート、座り心地いいわね」
『栄だ! ん? ところでこのは何者だ? データベースにアレフチーム登録がないぞ?」
車から笑い聲が聞こえる。アレタがいて、ソフィがいて、グレンがいて、そして今回はハートマンもいた。
夕焼け空を裝甲車が進んでいく。花を踏み潰し、土を巻き上げ、彼らが進む。
車から、グレンが選んだBGMが鳴り響き始めた。
腹の底、どこかワクワクして、ドキドキする。
いい、ミュージックだ。
味山は機銃席に背を預けそれに耳を傾けた。
ああ、お前が言った通りだよ。
本當に、いい風だ。
味山はつぶやく。
そして祈る。いつか、あいつらがまたこんな綺麗は景が見れることを。そして願わくばこんなふうにやかましい仲間たちの喧騒の中にいることを。
BGMが、ずっと。
みんなの話し聲と一緒にひびき続けていた。
みんなが、いる。
アレフチームが全員。
つい、なんとなく味山は一人でつぶやいた。
「アレフチーム、探索開始」
夕焼けの空の中、その聲は鳴り始めたミュージックとともに溶けていった。
もうすこしだけつづくんじゃよ。
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