《ほんじつのむだぶん》6月30日號『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、

このような無駄文に目を通してくださいまして、本當にありがとうございます。

さて、pixivでは過去の「ほんじつのむだぶん」の中で、

以前に掲載していたにもかかわらず鮮度の落ちていない話題があります。

その中の一部を『THE BACK-NUMBER』として、

現在は10本掲載させていただいています。

それも徐々に併せて行こうと思いますが、

まずは、初の『THE BACK-NUMBER』をお屆けしようと思います。

タイトルは『もっと憤れ!』です。

昨年の芥川賞が話題になったのは記憶に新しいでしょう。

ピースの又吉さんの処作が芥川賞を賞し、

蕓能界からを始めとした各所から祝福の聲が上がり、

今年は作品が原作となったドラマが放送されるとか・・・

長らく売り上げが低迷している文蕓界にも

彗星の如く現れた新星に沸き立っていると言った所でしょう。

私自は、目を通してはいませんので、批評する立場にすら立ってはいませんし、

単に「天は二を與えた」の典型的な1つかなぁと思っておりました。

ですが、その考えも一転したのです。

その翌日に賞されたお三方のスピーチが掲載されていました。

やはり、注目はピースの又吉さんに集まります。

そのコメントにひっかかりをじたのです。

「僕はこれからも今まで通り蕓人100でやって、

それ以外で書く姿勢は崩さんようにしようと思います」

あくまでも、文筆家ではなく蕓人としてやっていくという意思表示で、

それは立派のように映るのです。

しかし、見方を変えれば、

このコメントに憤らないといけない方もいらっしゃるように思えます。

そう、「小説家になりたい」と思って作品を必死に綴り続けている方々です。

このスピーチを見ますと、

文筆業は副業でやっていきますという宣言であり、

人生を小説に賭けている方からすると、これは一種の侮辱のようにも映ります。

確かに、あわよくばライトノベルの方が、

メディアミックスの旨味もあってか目指される方も多いようにじますが、

ライトノベルが日本の文學界にとって代わるような時代になれば、

それこそ、日本の文學の衰退は顕著なものになるようにじます。

ここは、素直に「凄いなぁ・・・」と指を咥えるのではなく、

歯を食い縛って「この野郎!」と憤るぐらいの

エネルギーが湧いてこそ普通のように思います。

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