《HoodMaker:馴染と學生起業を始めたのはいいが、段々とオタサーになっていくのを僕は止められない。<第一章完>》プロローグ

白い部屋。

等間隔で広がるこの空間には何も無い。

ただ二人、向かい合うようにして立っているだけ。

そこで僕らは言葉をわす。

「――どうだ。満足したか?」

凜としたの聲。

「――――」

その問いに答えようとするも、聲を出すことが出來ない。

仕方なく首を橫に振り、大きくため息をつく。

「――ふっ……まだ足りないか」

そう彼は口の端をわずかに上げる。

「――なら、好きにすればいい」

すると僕の意識が薄れていく。

真っ白な世界が段々と黒く塗りつぶされていく。

「何度だって。どこにだって好きに行けばいい。自分の人生だ。悔いの殘らないよう足掻くがいいさ。その孤獨が君を強くするのだから――」

最後の言葉が頭の中で響く。

僕は諦めない。

何度だって足掻いて見せる。

この命、盡きる前に……。

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