《高校生男子による怪異探訪》2.オカルト研究同好會

「ここがオカルト研究同好會、通稱『オカ研』だよ」

道中、々臍を曲げた樹本を宥めながらも辿り著いた部室棟の一角。運部が集中する一階とは違った文化系の部室が並ぶ靜かな二階で、校舎の端っこまで來た樹本の足がピタリと止まる。

目の前にはなんの変哲もない扉があり、橫の壁には『オカルト研究同好會』というルームプレートが掛かっていた。

「……」

掛かっているんだけども。目の前の扉を眺め、そっと隣の部屋と見比べる。同じような木の扉ではあるが、部屋自の幅は隨分と違う。隨分と言うか、凡そ半分はこっちのほうが狹いような。

「……これ、部室じゃなくて多分倉庫」

「それじゃ行くよ。會長、樹本です。お話を聞きに來ました」

無視して樹本はとっとと室してしまう。ノックからの聲掛けに中からは特に返答などは來ない。それなのに勝手知ったるとばかりにさっさと扉を開け放つ樹本は、普段の禮儀正しい姿からはちょっと想像がつかないじだ。無禮講もかませるほどには親しい相手と言うことか。

「失禮しまーす」

「失禮します」

慣れた様子の檜山、そつなく扉を潛る嵩原に続いて俺も一歩踏み込んだ。オカルトなどという名を掲げているのだから部はどんな魔境になっているのかと構えていたのだが、意外にもパッと見た印象は普通の部室とそんな変わらない。

多分普通の部室の半分ほどの大きさの縦長の部屋。奧には窓があって午後の日差しが分厚そうなカーテンから細くれている。

部屋の真ん中にはでんとよく會議室なんかで見る折り畳み式のテーブルが一つ。部屋に合わせて細長い形狀だが、幅もそこそこあって使い勝手は悪くなさそう。テーブルの側面には安そうなパイプ椅子が四腳並んでいる。壁際を見れば呼びの椅子が立て掛けられているし、意外にも所屬人員はそこそこはいるのかね?

壁際にはホワイトボード、それと棚も幾つか置いてある。棚の一つは書籍で埋まっていて、それだけ見れば文蕓系の部室とも思えるんだけど、よく見れば背表紙が大分怪しい。暗ばっかで『呪』とか『霊』とかそんなアレな漢字ばかりが目に止まるんだけど、流石オカ研といった所?

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で、狹い以外は普通の文系の部室に思える部屋の中央、長テーブルの真ん中で有名な肘著きポーズを決めて沈黙しているその人が件の會長さんか? 組んだ手で口元を隠して泰然と座ってるんだけども、々意表を突かれる見た目の仁だった。

髪はさらさらの黒髪ストレート、前髪を七三に分けてシンプルなピンで纏めている。黒縁のやや細めのフレーム眼鏡、かと思えばよく見れば深い藍か。寒の眼鏡から見える目元はキリリと吊り上がっており、髪同様の真っ黒な瞳は黒目がちで実に目力のある人だった。

そう、人。嵩原が會うことを渋っていたので、てっきり男かと思っていればまさかの。その上人。理知的な雰囲気漂うクール系人なんだけど、嵩原の態度から察するにこれは一筋縄ではいかないかもしれないと警戒レベルを上げた。

「やあ。よく來たね、樹本君。予定時刻の三分オーバーだ」

「それくらいは許して下さいよ? 代わりに手伝ってくれる人員をこれだけ連れてきたんですから」

警戒心をいや増す俺の前で會長さんと樹本が朗らか?な會話をわす。

會長さんの話し方はその見た目に反して々男っぽい。喋り方もければ聲もにしてはちょいと低めか。だが、憐悧な雰囲気を纏っている彼にはそれも似合っているように見えるのだから形は得だな。

あ、俺以外皆形じゃん。と言うかまた知り合いに形が増えた!

「ああ。檜山君もよく來てくれたね。またこちらの検証に手を貸してもらえるのかな?」

「おーう、そのつもり。なんだかんだ先輩のやること面白いからな!」

「やる気があるのは歓迎するよ。君には理的な働きを期待しているからね」

檜山との仲は良好そう。檜山も決して悪くは言ってなかったが、それは會長さんも同じようだ。意外と相がいいのかね?

「今回は嵩原君も手を貸してくれるのかな? それなら百人力なんだけど」

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「とんでもない。會長さんと比べたら俺なんてとてもとても。ま、微力は盡くしますけどね」

謎なのがここだよな。あの嵩原がこんな人を相手にしているってのに、口説きの一つもかまさないなんて明日は雪でも降るのか?

オカルトという共通の趣味嗜好もあるのにどこか一歩引いたように接する姿は違和がある。々苦手、みたいなこと言ってたけど、一何があったのやら。

「で、だ」

顔見知り三人と一通り挨拶をわした會長さんの目がついとこちらに向けられる。黒目の大きい、睫だってびっしり生えているような実にらしい瞳なんだが、向けられたその最初の印象が蛇みたいだ、なんて思ったのは一なんでなのか。

「君は初顔だね? 樹本君のお友達かな?」

友好的。意外なほどの友好的な態度だ。ってそんな評価が自然と出ている時點で俺の中での會長さんの印象はお察しだな。なんだろ、なんでちょっと背中ゾワゾワしてんだろ。

「あー……」

「前にも話したと思いますけど彼は永野。僕の友人ですよ。課題に付き合うと言ってくれたので連れて來たんです」

一先ず挨拶くらいはしないとと、名乗ろうとした所で樹本が代わりに紹介してくれた。名前を言うくらい出來るけど?ってなもんだが、を乗り出して會長さんに説明する姿はどこか切羽詰まったように見えてつい口が閉じる。なんか俺と會長さんの間に必死になってろうとしてないか?

「ほう! なるほど、彼が話に聞く永野君なのか」

會長さんは會長さんで何故そんな興味津々といった聲を上げるのか。どんな話を聞いているのか知らないが、じっとこちらを注視するのは止めて頂きたい。

熱量さえじられるその眼差しは正に猛禽類のそれ。獲として定められた気がするのだけど気の所為だよね?

「會長。時間がないって話じゃありませんでしたっけ?」

居心地悪い思いをしていると樹本が先を促してくれた。會長さんは謎の興味深げな視線を向けてくるけど今は河の方がそそられるのか、目線を外してそうだったと本題に戻った。

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「うむ。今は河の調査の方が重要だな。それでは今から説明を開始したいと思う。皆席に著いてくれ」

促されたのでガタガタやりながらパイプ椅子に腰を下ろす。樹本はお誕生日席、その隣から嵩原、檜山、俺と並んで座る。テーブルを挾んで會長の正面は檜山だ。別にわざとではない。自然とこの席順になっただけであって敢えて正面を回避した訳では決してない。

「さて。それでは今回の活容についての報告……、の前にまずは自己紹介をしておこう。私の名前は蘆屋 憐。憐と書いてりょうと呼ぶ。男みたいな名前だろう? だが私は気にっていてね、この話し方も心付いた頃からこうなんだ。違和を覚えるかもしれないが慣れてくれると有難いな」

こちらを見て自己紹介してくれる會長、蘆屋先輩。思えば三人の誰もが先輩の名前口にしてなかったな。それもあって俺も別を誤解……、いや、名前だけだと結局男と思い込んでいたか。

「えっと、ご丁寧にどうも。さっき紹介されましたが、二年の永野真人です。樹本とは友人をやってます」

先に紹介はされたが一応俺からも自己紹介はしておく。ぺこりと頭を下げて顔を上げたらまたあの猛禽類染みた目でこっち見てた。

「ふふ、こうしてお目に掛かれて大変栄だよ。君の話は樹本君からも度々聞かせてもらってるからね。會えて嬉しいよ」

えらい歓待振りだが、しかしその目はギラギラと隠しようのない熱を孕んでいて不気味。なんで初対面でこんなロックオンされてんだ自分。と言うか聞かせてってなんだ。何を個人報明かしてる樹本。

「まるで僕が率先して話してるように言わないで下さい。毎回掘り葉掘りしてくるのは會長の方でしょうが」

「そうだったかな? いやはや、だって君たちの活躍は非常に興味深いものがあってね。私の探究心が擽られるんだ、致し方ないのだよ」

ふふふ、なんて妖しく笑う。これもう俺帰ってもいいだろうか。もうこの場にいたくないんだけど。気分はまるで臺に乗せられたモルモットなんだけど。

「うむ、話の線はここまでにしてそろそろ本題へとろうか。何やら帰りたそうにしているしな」

そう告げられて一瞬ギクリとしたけど視線は俺を向いてはいない。樹本、嵩原ペアを凝視しているようだな。セーフ、とも思ったがついと戻って來た目と目が合うなりにっこりと孤を描いた。わぁ、バレているようですね背筋ぞわってしたわ。

「さて、それで今回の我がオカルト研究同好會の掲げる調査対象なのだが、もう話に出ているようにそれは『河』だ」

居住まいを正した蘆屋先輩が宣言する。キリリとした表と態度で『河』なんて大真面目に口にするのだからギャップが凄まじい。

「はい。質問です蘆屋會長」

説明し始めたばかりだと言うのに手を上げるのは嵩原。そんな嵩原を咎めることもせずに蘆屋先輩は鷹揚な態度で頷く。

「うむ。この段階で疑問に思う何かがあるのかな? 嵩原君」

「そもそもなんで河なんですか? この辺りに目撃報なんてありましたっけ? 俺は噂でも伝承でも聞いた覚えがないんですが」

どうなるんだと見守っていたが嵩原の奴は至極真面目なトーンで質問をする。そして嵩原の主張は確かにと頷けるものがあった。

我が地元では河に関する逸話なんて特になかったはずだ。市の境に大きな川は流れているけど、そこに河が住んでる話なんて聞いたことがない。他にも水辺は幾つかあるが、やはり河がどうたらという記憶はない。

それなのにどうして今、河について調査しようなんて話が出て來たのか。蘆屋先輩に視線を転じれば、彼は実に嬉しそうな笑みを浮かべていた。

「流石は嵩原君。怪異に関しては私も一目を置いているだけのことはある。君がオカルト研究同好會に所屬してくれていたら、是非とも會長の位を継いでもらいたかった」

「はは、それはちょっと遠慮しときますよ。聖に悪いし」

「僕は別に気にしないよ。継ぐ気なんてないし。無理矢理加させられた會の跡を継ぐなんてお斷りです」

樹本が辛辣だ。まぁ、それも仕方ないけど。オカルトとか苦手だからなぁ。

どういう変遷を辿ればオカルトを冠する會に樹本が加することになるんだろう。繋がりなんて特になさそうなのに。

「しかし、今回のことに関しては報が遅いのではと言わざるを得ないな。河なのだがつい最近、我が街、それも極近郊で目撃報告がなされたのだよ」

きりっと眼差しを強めて蘆屋先輩は告げる。え、マジ? 俺らの街に河いたの?

「ふふふ。驚きかな、諸君」

皆驚いた表でも浮かべていたのか先輩は上機嫌に笑う。

「目撃報告? そんなもの上がっていたんですか?」

「信じ難いかな、嵩原君? だが事実だよ。私の報筋より得た確かな話だ。証拠だってある」

蘆屋先輩の態度は堂々としたもので噓を吐いている様子は全く見られない。きっぱりと証拠もあるなんて斷言してるけど、本當か? 本當なら正直ちょっと興味あるぞ。河なんてツチノコとタメ張れる我が國筆頭のUMAだし。

「君たちも気になっているようだが、詳細を話す前にまずは河について見識を深めることにしよう。君たちは河をどのような存在だと理解している?」

こちらの好奇心を試すように話を変えて來た。焦らすおつもりか。かと言ってこの先輩相手に話勝負なんて分が悪そうなことをやらかす気にはなれない。泰然とした態度とハキハキとした言いから理屈ねて相手をやり込むのが得意と見た。マイルドな嵩原といった印象だな。下手に食い付いても丸め込まれるだけだろうし、ここは素直に流れに乗っかろう。

「はいはい! 妖怪!」

「うむ。確かにそのようなカテゴライズが一般的だな」

一番手檜山は直球。蘆屋先輩も満足そうに頷く。

「水棲の生き、というイメージですね。池や沼、川などに生息していると描寫されることが多いように記憶しています」

「そうだな。河=水辺の生というのは最早固定化された概念だろう。河に関する逸話でも水辺を舞臺とした話は主流だ」

続いて樹本。樹本は河のその生態について言及する。流石に河は怖くないのか実に平然とした様子で語ってる。蘆屋先輩も樹本の意見を肯定した。

「河。川にがついた『かわわっぱ』という名稱が変化して『かっぱ』と呼ばれるようになったと考えられる。その他にもカワタロウやカワゴなど地方により呼び名も異なる。その伝承は日本全國で語られており、妖怪というカテゴリーの中でも大変に有名な一、とかかな?」

「そうだな。論文の書き出しとしてはまずまずかな? 序論としてこのあとに本論を繋げていってもいいだろう」

嵩原は流石のマニアとしてもう一歩踏み込んでいったな。蘆屋先輩の評価はまずまずと言った所? 妖怪まで範疇と言うのが実は軽い驚きなんだけど、嵩原ってとオカルトの二極振りしてるのかね。

で、だ。この流れ、次は俺ですよね。皆こっち見てる。蘆屋先輩は不適に笑ってる。

知らんて。俺別にオカルトに通している訳でも河に興味を持ってる訳でもないって。世間一般程度のものしか知らんぞ。

「あー……、相撲が好きで、頭の皿が乾くと死ぬ?」

あと出てない特徴ってこんなもんじゃない? 河っていうとやたら相撲取ってて皿割られて死んでるイメージがある。中々酷いイメージだな。

「うむ。そう言った印象だろうな。書籍にアニメ等の映像化で描かれる河は大概がそのような姿で表される」

一つ頷く先輩は満足されたのかそれ以上は突っ込んでこない。よかった、問答回避に功した。

「君たちの意見を纏めるに、大凡一般的な河の生態は知り得ているようだな。重畳重畳。それなら補完も兼ねて軽くお浚いといこうか」

そうして始まったのは蘆屋先輩獨演による河講座だ。

元々河という生きは隣の大陸からって來た説、師の式神が元である説、果ては野生を見間違えた、水死を見間違えたなどその発生自に諸説あり、しかしながら現在では水辺に住む生き、または水神もしくはそれに近いものであるというのが主流であるらしい。

で、河と言えば両生類的な外見イメージであるがそれも江戸時代にて造られたものであるらしく、元々はカワウソ、または猿のような姿を想像されていたそうな。大陸由來の方では元より川の神という扱いで水辺との関係も親であったらしいが、より分かり易い形となるように水辺の生きとも結び付けられた結果、現在のあの亀なんだかなんなんだか分からない姿になったという。川だけでなく山の神とも関係があると考える向きもあるらしい。へー。

そんな河は現在では妖怪という側面の他にUMAという扱いもされており、日本國の様々な場所でその目撃報なり痕跡なりが報告されている。しかしながら存在証明として有名だった河のミイラなどは江戸時代頃に制作された偽であるらしく、実在の証明は今尚果たされてはいないそうだ。

あくまで空想の生きという範疇を越えてはいないが、その知名度及び人気は妖怪というカテゴリーでも隔絶したものがあり、様々な形でメディアでも取り上げられ日本を代表する不可思議な生きとして他にない確かな地位を確立しているんだとか。

ほぼほぼ聞き流してしまったがだいたい纏めればそんなじだ。他にも何かいろいろと解説はしていたようだが、印象的なもの以外は耳からって耳から出ていってしまった。あまりに本格的な考察なんかを、長文で怒濤のように語られたって一介の高校生は著いていけんぞ。

「ツチノコに並んでその実在の証明が待たれる生きと言っても過言ではない。だからこそ、私は今回の目撃報が真実であるのかどうか、その真偽をはっきりさせたいのだ」

怒濤の勢いで河について熱く語った先輩は最後にそう締め括る。熱量は大変よく伝わった。先輩が本気で河の実在、それの証明のためにを盡くす所存であることも理解した。

しかしながら、その熱意に俺たちが肩を並べているかと言うとそんなことはなく、現在の狀況はあれだ、イベント等で一部がやる気を漲らせているけども周囲はそんなーなじ。今の俺たちはそれに近い。

「なので樹本君始め皆にも協力を頼みたいと思う。どうか私と共に河実在の証明に努めてもらえないだろうか?」

びしっと表を決めてこちらへと懇願する。懇願? まぁ頼んだ形を取ってはいるが、その執念宿す目を見れば分かる。もう俺たちを逃す気ないぞ、この先輩。

「……はぁ。つまり、こういうことなんだけど、皆、僕からもお願いします。どうか協力して下さい」

ため息を吐いた後、樹本までも頭を下げてお願いしてきた。すっかりと諦めきった様子に樹本の苦労が偲ばれる。

同好會のサボりを盾に協力しろとえらく迫られたんだろうな。一人でこの先輩の押しっぷりと対面したのかと思えば同心が湧いてくる。

「別にいいぞー。元からそのつもりだったし。河いるなら見てみたいしな!」

こういう時率先して快諾するのは檜山なんだよな。本當、無邪気というか付き合いがいいと言うか。檜山はオカルト系もあんまり怖がったりしないから樹本としても心強いことだろう。

「ここまで來ちゃったら今更止めるなんて無理でしょ。俺も河には興味あるし、付き合うよ」

嵩原も參加表明出した。聲にはありありと諦めが滲んでいて先輩の熱意に折れた形か? あの目を見ればそりゃ観念もするよな。

「俺も手伝うと宣言したんだから付き合うぞ」

「あ、ありがとう、皆……!」

三人共了承したら涙ぐんでまで謝してきた。そこまで喜ぶの?

「涙浮かべてまで喜ぶほどか……?」

「僕が會長から河調べろって言われた時には証拠があるなんて一言も明かされなかったからね。実在も不明、地元でも噂なんて聞くこともなかった未確認生を突然調べろって強制された僕の気持ちが分かる?」

それは……。元より同好會サボりのペナルティである訳だし、いきなりそんなこと命令されたら嫌がらせとしかけ止められないわな。あれほど必死に助力を求めたのも頷ける。どうにか俺たちだけでも巻き込みたかったんだな。

「うむうむ。友とはいいものだな。皆の協力、とても謝するよ」

そう仕向けた元兇がなんか言ってる。ともあれ、俺たちが河捜索の手伝いをすると確約したことにより、いよいよ本題、河目撃のその詳細が語られることとなった。

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