《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第26話 草原を駆けて

いぇーい! こうやって草原を駆けているとなんだか気持ちが良いねー! 初めは歩くのも失敗したけど、ちゃんとけるようになってみれば楽しいものなのさー!

「はっ!? ちょっと前にある木がちょっといたような気がしますよ!? 皆さん、今あの木はきましたよね!?」

なんだかすぐ橫にキリンがいる木の葉っぱがいたような気がする! うーん、今回は遠距離攻撃の手段があるから一旦ストーップ!

変な風に止まらないように、しっかり足を踏めて、止まるイメージ! よし、ちゃんと止まったー!

ミツルギ : あー、あれか。ちょっと距離はあるが、確かにいてるな。

イガイガ : いてるというか、橫にいるキリンを襲い始めたな。

咲夜 : こりゃいいタイミングだ。

ミナト : 絶好の獲だねー! サクラちゃん、よく見つけた!

神奈月 : やっぱりサクラちゃんは慣れさえすれば順応そのものは高い?

チャガ : 今回のきを見る限り、やはりそうっぽいな。走るのも止まるのも、別人かと思うくらいにスムーズだ。

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金金金 : それでこそ、サクラちゃん!

「うふふ、皆さん、そんなに褒めても何も出ませんからねー!」

仮に何か出るとしたら、それは作に慣れた私の華麗なプレイくらいですよ! ふっふっふ、それではお見せしましょう! 私の得た、新たな力の片鱗を!

「さーて、それじゃあの木を倒していきますよ! あ、そういえばあの木って何の木ですかー?」

し前に倒した雑草もだけど、植に関しては全然知識がないので種類が全然分からない! 分からなくても倒すのは確定だけどね!

ミツルギ : ……さぁ?

イガイガ : よくある草原に生えてるっぽい広葉樹?

チャガ : デザイン的にはアカシアだろうが、まぁゲーム的には敵の場合はから進化するまではどんな見た目の木でも種族としての分類はないからな。

ミナト : うん、そうなるねー。その辺りは草花と一緒!

金金金 : の時は、扱いが雑だな。草花も木も……。

ミツルギ : まぁ、それは確かに。

イガイガ : の時は能差がないから、そこは良いんじゃね?

「あれ? の時は能差はない……? 進化すると変わるんです? あ、ネタバレになりそうなんでそれ以上の報は無しで!」

イガイガ : あっぶね! 今度は俺がネタバレするとこだった!

ミツルギ : 散々人をからかってた奴がなぁ?

イガイガ : うっせーよ!

ミナト : はーい、2人ともストーップ! これから戦闘って時に邪魔はしない!

ミツルギ : ……すまん。

イガイガ : すまんかった!

「いえいえ、ネタバレを聞く前に止めれましたし、大丈夫ですよー! ちょっとまだ遠いので近付きますねー!」

木がキリンに何かをしているっぽいのは分かるんだけど、的にどういう狀況かが分からないんだよねー。見つけてすぐに足を止めたけど、早過ぎたみたい!

それにしても木がキリンを襲うなんてこともあるんだね! ちょっとびっくりですよ。し遠いからちょっとずつ近付いていって、的に何をしてるかの確認だー!

「わっ!? え、何ですか!?」

木に近寄ろうと思ったら、私のライオンの左側からなんか衝撃がー!? え、結構HPが減ってるって事は、何かに攻撃された!?

「敵ですね!? どこですか!?」

パッと周囲を見回してみても、生い茂っている草でそれらしき敵は見當たらない。シマウマとかゾウとかはし離れたとこにいるけど、流石にそれではないはず。

え、だったら今のはどこからの攻撃なの!? もしかしてシマウマやゾウが、蹴飛ばしたり鼻で打つように投擲を使ってきた!? 私のライオンがそうだし、その可能もあるね!

ミツルギ : お、近くに他の敵もいたか。

イガイガ : 敵次第ではあるけど、これはチャンスだな。

ミナト : 木と草花を集中して狙うのも良いけど、こういう時には著実に狙っていかないとね。

チャガ : だな。確実な種族までは斷定できんが、サクラちゃん、初期の種族の選択肢を思い出せ。

チャガさんが何か言ってるけど、それってネタバレじゃない? あ、でも初期の種族の選択肢は普通に私も見てるし、的な容は言ってない方向だけのアドバイスかな。

うん、進化ポイントがしいから良いチャンスな気はするし、ここはチャガさんのアドバイスをれよう! 特に戦闘中のちょっとしたことくらいなら!

盛大な先の事のネタバレは厳だけど、視聴者さんの意見を何もかも無視するのもそれはそれで駄目なのさー! えーと、考えろ、考えろー! 初期選択の種族には何がいた?

「はっ!? そういえば種族選択にリスっていましたよね!? もしかして小からの攻撃!? という事は、草むらの中ですか!」

うぅむ、とはいえそれだけでは敵の位置は特定出來ない。何かちょっとしたきっかけでもあれば良いけど、次に攻撃してくるタイミングを待つ? それとも私から何か仕掛ける?

「よーし、こうしましょう! 『咆哮』!」

とりあえず咆哮を発して、攻撃範囲の指定をしておくのさー! そして、敵の攻撃に合わせてカウンターとして発する!

「あれ!? 攻撃の指定時間って、こんなのチュートリアルにありましたっけ!?」

狙いをつけるための円が表示されたけど、なんかカウントダウンがされてるんだけどー!? え、え、どんどん時間が減っていってる!? えー、こんなの聞いてない!?

ミツルギ : ちょっと待て!? チュートリアルの説明で普通に書いてあったよな!? 読んでたよな、サクラちゃん!?

イガイガ : こりゃ細かいとこは流し見してたな?

ミナト : ……あはは、チュートリアルは狙いをつける練習も兼ねてるから、サラッと文章で説明はあるけど、実際にはカウントダウンされないからねぇ。

咲夜 : まーた、変なとこで予想外なことに……。

神奈月 : しっかり読んでると思ったら、まさかの流し見……。

チャガ : 何のためのチュートリアルだ……。

金金金 : それでこそ、ドジっ子サクラちゃんだ!

真実とは何か : 真実は、そこにある訳か。

「うー!? そういえば薄っすら見たような覚えはしますけど、私はドジっ子じゃなーい! あわわ!? 指定の時間が無くなるー!?」

これって指定の時間がなくなるとどうなるの!? 咆哮自の発はどうなるの!? スキルとして使ったって判定になって、再使用時間のカウントゲージが出ちゃう!?

あ、そういえばカウントゲージが出たとこもまだちゃんと確認してない気がしてきた! スキルの説明欄には書いてなかったし、咆哮の再使用時間ってどのくらいなのさー!?

「はっ!? 何か飛んできましたよ!?」

慌てていたら、視界の中に茶い何かが飛んできた! えぇい、もうそれに向けて咆哮を発だー! 照準自は目の前だし、指定の時間はギリギリ間に合うはず!

「何が飛んできてるのか知りませんけど、これでもくらえー! がおー!」

あ、やった! 飛んできてた何かの勢いがなくなって、草むらの中に落ちていった! 今のはこぶし大くらいの茶い何かだったけど、何だったんだろう?

とりあえず落ちていったとこを見てみようっと。何かを投げてきたって訳じゃなさそうだけど、どういう攻撃なんだろ? そもそもどんな敵?

あ、見つけた! 咆哮の効果で怯えてるみたいにこまってるけど、茶い小だー!

「これ、ネズミですよねー? わー、可いなー!」

ミナト : うん、ネズミだねー。リスは草原じゃ出てこないから、それはネズミー。

ミツルギ : てか、サクラちゃん、咆哮をうまく使ったな。

イガイガ : だなー。

咲夜 : チュートリアルを流し見してたのが分かったのは焦ったけどな!

神奈月 : それは言える。

そこまで重要だとは思ってなかったもん! 投擲を使った時も見た記憶がなかったもん! ……あれ? ひょっとして投擲を使った時は々と焦ってたから、ただ単に見落としていただけだったりする?

あれー? そうなると見落としたらよくない報を焦ってた時に一度見たから、照準の仕方さえ見とけばいいやって軽い気持ちで細かなとこは流し見してた私が全面的に悪い事に? うわー!? そうならやらかしたー!?

「うぅ……今回は全面的に私のミスですよー」

ミツルギ : サクラちゃん、次にチュートリアルが出た時は音読な。

イガイガ : もうそれしかねぇな。

咲夜 : よし、その案でいこう。

「はーい、次からはそうしまーす!」

次のチュートリアルがいつあるのかは知らないけど……あ、そういえば進化の時にあるみたいな事を言っていたような気もする? うん、まぁその時になったらちゃんと思い出そう。

ともかく今は攻撃してきたネズミの対処だねー! ふっふっふ、咆哮の効果か怯え切ってて隙だらけー!

そういえばさっきこのネズミはどういう攻撃をしてきたんだろう? あ、もしかして當たりとかかな?

むむっ!? ひょっとして、ひょっとすると、咆哮には攻撃のキャンセル効果がある!? もしそうなら、これはかなり重要なのですよ!

「……なんで流し見してんの、サクラ?」

「いつも大それで何とかなってるからです!」

「あ、これは毎回見落として、死んでたり、詰んでるパターンか」

「え、そうなんです? あ、そういえばよく分からない要素が出てきてよく死んでたような……え、これが原因だったんです!?」

「……サクラ、軽く流し見て読んだ気になって、ちゃんと全を把握してないんだね?」

「そ、そんな事はありませんよー!?」

「さて、どうだか……。とりあえず、はい、これ」

「うぅ……あ、今回の分ですね! えーと『頑張ってるサクラを応援してくれるという方はブックマークや評価をお願いします』! あれ、ごく普通の文ですね?」

「……やっぱり流し見か」

「え? あー!? 私が手で持ってる辺りに小さな文字で何か書いてる!? 『評価はこの下の☆☆☆☆☆の部分です』って書いてましたよー!?」

「さて、次回は『第27話 ネズミとの戦い』です。お楽しみに!」

「ぐぬぬ!? 作者さんに謀られたー!?」

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