《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第27話 ネズミとの戦い
何気に重要そうな咆哮に敵の攻撃をキャンセルする効果がある可能に気付いたよ! ふっふっふ、これは絶好の私の優秀さのアピールチャンス!
「どうやら咆哮には敵の攻撃をキャンセルする効果があると見ました! この可いネズミ、多分當たりしてきてましたね!」
ミツルギ : サクラちゃんが、的確に分析してる……だと!? 偽か!?
イガイガ : いつだ!? いつ偽にれ替わった!?
金金金 : 本のサクラちゃんを返せ!
「いくらなんでもその反応は酷過ぎませんか!? 冗談抜きで泣きますよ!?」
普通にちゃんと分析したはずなのに、偽扱いは流石に傷付くよ!? うわーん、ミツルギさんのバカー! イガイガさんのバカー! 金金金さんのバカー!
咲夜 : あ、マジで狐っ娘アバターが薄っすらと泣きそう。
チャガ : ひでぇ3人衆だな……。
ミナト : 今回のサクラちゃんの見解は正しいから、あの3人衆の戯言は気にしなくていいからね?
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神奈月 : そうだな。サクラちゃんの見立て通り、咆哮には攻撃をキャンセルさせる効果がある。ただ、気を付けるべき點もあるけど……そこの説明はいる?
「……いえ、そこは大丈夫です。ミツルギさんとイガイガさんと金金金さんのバーカ!」
私が一生懸命に頑張ったのに、今のは本當にミスもなく純粋に正解の分析だったみたいなのに、偽扱いは酷いんですよ! しの間、3人のコメントはオフにしちゃえ!
ミツルギ : サクラちゃん、すまんかった!
イガイガ : 俺も悪かった!
金金金 : すまなかった!
「今回は知りません!」
ずっとブロックし続ける気はないけど、流石に今回は傷付いたからしの間……今のネズミを倒すまではオフですよ!
一旦VR空間に戻って……あ、一時的にオフにするのはゲーム側からでも出來るんだ。それじゃこれで3人のコメントはオフにしようっと。……うん、これでよし。
それじゃ気分を切り替えて怯えてるネズミ……って、あー!? 余計なことをしてる間にネズミが逃げたー!?
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「うがー! ミツルギさんとイガイガさんと金金金さんのせいで逃げられたー! でも、絶対に逃がさないのです!」
咲夜 : あ、本気で怒ってるっぽい。
神奈月 : 流石に偽扱いはなぁ……。
真実とは何か : 今回は仕方あるまい。ブロックされたという訳ではないようだしな。
ミナト : 音聲になってないだけで、コメント自は出てるみたいだしね。はい、文字だけのコメントで謝り続けても目障りだから、しばらく大人しく反省してなさい!
チャガ : 今回は全面的にお前らが悪い。
あ、さっきのは音聲にしないようにするだけの作なんだ。まぁ全面的にブロックして何も出來なくするまでのつもりはなかったから、それでいいよね! プレイしながらコメントの文字は読んでられないし!
「それじゃもう一度咆哮で……って、再使用時間のカウント中だー!?」
うぅ、再使用時間のゲージは半分くらいあるし、すぐには使えそうにないよ!? えっと、えっと、どうしよう!?
一応逃げているネズミの位置は見えてるけど、走り回ってるネズミ相手に投擲は當てるのが難しそうだし、ライオンとネズミの格差もあるから追いかけて爪での攻撃も當てられるか微妙な気がする?
それなら噛みつくのですよ! そうと決まれば一気にネズミを通り越して……え、ネズミが走るのが速いんだけどー!? わっ、突然ネズミが向きを変えて突っ込んできた!?
これ、多分だけど當たりだね!? よし、けて立つのさー! 貓が貓じゃらしにじゃれつくイメージで、叩き落とすのです!
「えいや! あー!?」
ちゃんと當たったけど、威力で押し負けて弾かれた上にこっちがダメージをけたー!? ぐぬぬ、これがスキルの威力という事かー!
え、でも咆哮より再使用時間が短くない? あ、それぞれのスキルに再使用時間があるってこういう事なんだね!
ミナト : あ、狙いは良かったけど、流石に押し負けちゃったかー。
チャガ : だが、これで向こうもしの間はスキルが使えないはず。
咲夜 : 今が狙い目だぞ、サクラちゃん!
「あ、敵のスキル使用後がチャンスなんですね! わっかりましたー!」
でもまだ咆哮は再使用時間が過ぎていないから使えない。ネズミは……逃げ出してるけど、さっきよりもなんだか逃げるのが遅い……? あれ、なんでだろ?
「あ、そういえば俊敏のスキルツリーに『疾走』ってスキルがありましたね!? このネズミ、さっきはそれを使ってたんですね!」
そうと分かれば、本當に今こそチャンス! ネズミとライオンの格差を思い知れー!
ふっふっふ、今回は引き離される事もなく、回り込む事に功! 逃がさない為には、これだー!
「がおー!」
ネズミにがぶりと噛みついて、しっかりと噛んで、噛んで、噛んで……。噛みつきってスキルがあるんだし、これが確実なはず!
あ、でもこれって敵のHPバーが見えなくてどの程度のダメージを與えられてるのかが分かりにくい!?
うーん、口の中で暴れられるのもなんか妙な覚ー。でも石もだったけど、特に味はないね!
「わっ! ぐぬぬ、捕まえきれなかったみたいですね!」
流石にスキルなしで噛みついただけじゃダメだったみたいだけど、ネズミのHPはかなり減らせたみたいだから無駄じゃなかった!
それに今の間で、『咆哮』の再使用時間が過ぎてカウントゲージが無くなった!
「また當たりですか! ですけど、私はこれで返り討ちにするのです! 『咆哮』!」
ふっふっふ、見事に綺麗に華麗に決まりましたよ、私の咆哮! あれだね、正面から突っ込んできてたら、特に狙いを明確につける必要がないからいいね!
チャガ : お、上手い!
ミナト : 完全に當たりを潰した上で、怯ませたね。サクラちゃん、ナイスだよ!
真実とは何か : これで一方的になる。
神奈月 : やっちまえ、サクラちゃん!
「はーい!」
見事に怯えてきが出來なくなっているネズミだし、ここまで來たら確実に勝てるよね! あ、そうだ。ちょっと試してみたい事を思いついたからやってみよっと。
「こうやるとどうなるんですかねー? 『投擲』!」
チャガ : ……ん? なんでそこで投擲?
咲夜 : まぁ近くとはいえ止まった的ではあるから、スキルで攻撃した方がダメージは出る?
ミナト : とりあえず口出しは無しでここは見守ろうね。
神奈月 : だなー。
なぜ投擲を使ったかというと、敵を弾にしたらどうなるかの実験ですよ! ふっふっふ、これぞ敵を投げ飛ばす大作戦!
えーと、弾の指定の部分にネズミをれて、いざ発! ありゃ? 弾を指定してくださいって事は、敵を投げるのは駄目なのー? わっ、投擲にもちゃんと指定時間のカウントダウンが出てるー!?
「むぅ……敵を投擲で投げるのは良い案だと思ったんですけどねー。出來ないなら仕方ないので、普通に石を使って倒すまでです!」
という事で所持アイテムの中から掘って拾った小石を取り出して、ネズミの前にセット! 指定時間が過ぎる前に今度は小石を弾に指定して、ネズミに向けて命中補助の線を調整して、それをなぞる様に前腳を振り上げる!
<生を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
<サクラ【ライオン】が生:Lv6に上がりました>
<基礎ステータスが上昇します>
<進化ポイントを1獲得しました>
「よーし、ネズミの撃破も完了です! なんだかLvもサクサク上がりますねー!」
ふっふっふ、進化ポイントが2も稼げたし、Lv自もサクサク上がるし、勝てるようになってきたら楽しいよね! 戦っていたら、もう1つくらい早く攻撃スキルがしくなってきた!
咲夜 : サクラちゃん、お疲れ。……敵は投擲の弾としては飛ばせないからね?
神奈月 : まぁ試してみたくなる気持ちは分からなくはない。
ミナト : あはは、まさかこの段階で見るとは思わなかったけどねー。
チャガ : ……確かに、俺も試した覚えはあるな。
「おぉ、チャガさんもやった事があるんですね!? さては咲夜さんや神奈月さんもですか?」
咲夜 : ぶっちゃけて言えば、まぁその通り。
神奈月 : 同じく。まぁ一番初めにやったキャラじゃなくて、何種族かやって、結構慣れてきてからだけど。
「やっぱり気になりますよねー!」
そっか、そっか、投擲で敵が飛ばせるかどうかは皆さん気になる部分ではあったんですね! うふふ、初見プレイの1種族目でやったから驚かれただけなんだ!
チャガ : そういやさっきの1戦、噛みつき系の攻撃は抵抗があるって人はいるが、サクラちゃんは一切躊躇がなかったな。
ミナト : まぁその方がモンエボでは強くなれるけどね。本的に弱強食だし、そういうのが無理な人にはとことん向いてないゲーム。
神奈月 : そりゃそうだ。手段が違うだけで、殺す事には変わらんし。
咲夜 : だなー。……殘酷だって騒いでる連中もいるけど。
「え、人が人を斬り殺すゲームの方がよっぽど殘酷ですよね? そもそも味も何もない、データの敵じゃないですかー!」
真実とは何か : それは確かに真実ではある。
咲夜 : まぁ、うん、確かにそりゃそうだ。
神奈月 : なんというか、うん、サクラちゃんは妙なとこで肝が據わってるな。
実際にいるを無意味に殺すのは私だって嫌だけど、架空のVRゲームでなら問題ないのさー!
家でネズミが出たら駆除もするよ! ゲームの中でを倒すのが殘酷だって言う人がいるなら、家に何が出ようとも駆除せずに同居してください!
「それじゃ次の獲はさっきのく木ですよー!」
予定外にネズミを倒す事になったけど、今度こそさっきのキリンを襲ってた木を倒すのさー! ふっふっふ、この調子でやってくぞー!
「……偽云々については聞かないで下さい!」
「あー、まぁサクラにも聞かれたくない事もあるよな」
「そういう事なので、違う話題をお願いします!」
「それじゃ別の話題って事で、ネズミを咥えるのに一切躊躇がなかったね?」
「だって、ゲームですもん。リアルじゃ無理ですよ、あんなの」
「まぁそりゃそうだね」
「ゲームと現実を一緒にしちゃ駄目なんですよー!」
「……なんだか語り出すと長くなりそうだから、この辺にしておこうか」
「あ、確かにそれもそうですね! それじゃいつもにいってみましょう! 可憐で可い私、サクラが頑張ってると、頑張れと応援してくれる方はブックマークや評価をお願いしまーす!」
「今回は自発的なのか。まぁいいや。次回は『第28話 次こそ木を』です。お楽しみに!」
「今度こそ木を倒すのですよ!」
「……」
「えっ!? その無言はなんですかー!?」
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