《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第35話 ゾウへのリベンジ
マップを見たら、ランダムリスポーンをした先は私のライオンを殺したゾウが近くにいたからね! 今なら必ずリベンジは出來るのさ!
「さーて、ゾウへのリベンジを開始です!」
草原を走り出せ、私のライオン! 今の狀態で可能な範囲の強化はした! おぉ、移速度も気持ちし速くなってる気がする!
ミツルギ : さて、今度は勝てるか?
イガイガ : 流石に今回は大丈夫じゃね?
咲夜 : こればっかりは、サクラちゃん次第だな。
神奈月 : サクラちゃんの行は予想が出來んしなー。
チャガ : ま、頑張れってとこだな。
ミナト : サクラちゃん、頑張って!
「はーい! 頑張ってゾウを仕留めます!」
どうやら皆さんの反応的には、本當に今の私のライオンならゾウを倒すのは不可能じゃないっぽい! でも、なんで皆さん、そんなことが分かるんだろ?
ゾウもだけど、他の敵のLvとかってどこにも表示されてないよねー? んー、まぁいっか! もう目の前にゾウがいるしね!
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「さて、それでは私の敵討ちを開始です! ゾウは絶対に倒しますよ!」
真実とは何か : 頑張れ!
金金金 : サクラちゃん、ファイト!
ミツルギ : あー、そういやそろそろ8時も近いのか。
イガイガ : そういやそうだな。
え? あ、時間の表示を見たら7時50分だー!? しまった、時間の確認を忘れてたー! でも、ゾウを倒すのには充分な時間!
「勝っても負けても、今日の配信はこのゾウ戦までです! 絶対に負けませんけども!」
兄さんや父さんは外で食べてくる事も多いけども、今日は木曜だけど普通に家族全員が揃っている日!
そういう日は全員で食べるというのが我が家のルール! だから、時間厳守なのですよ!
「それじゃ戦闘開始です! まずは遠距離から『投擲』!」
ゾウからし距離を取って、小石を取り出して狙いを付けて弾き飛ばす! うぅ、川でもっと小石を集められそうだったのに、ろくに採集する前に死んだのが辛いよー!
でも、再使用時間の都合もあるから連発も出來ないし、投擲だけで倒そうなんてのはなし! よし、ゾウに小石が當たって、HPゲージが目に見えて減った!
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「これは、ちゃんと効いてますね!」
ミツルギ : ちょっとまだ位置は遠いけど、まぁ良い當たり方をした方だな。
ミナト : まぁ、そこは仕方ない部分だけどねー。
咲夜 : 本來、投擲はライオンに向いてないスキルだからなー。
とりあえず皆さんのコメントも聞きつつ、私は戦闘に集中! 今回の配信の最終戦なんだし、無様な負けで終わらせたくはないのですよ!
さーて、私の攻撃をけたゾウが狙いをつけてきた。ここからゾウがどういてくるか、それが問題だね。
「あ、ゾウが突進してきましたよ!」
これは……多分當たり? よーし、攻撃スキルかどうかを見極める為にも、ここは一度咆哮を使うべき時!
移用のスキルという可能も、スキルではないという可能もあるから、ここで確認する! 今まで無意味に失敗してきたわけじゃないのさ!
「スキルかどうか、確かめますよ! 『咆哮』!」
ゾウを咆哮の照準の中にれて、咆哮の発を開始! これでスキルなら、攻撃はキャンセル出來るはず!
「やった、妨害功です! それじゃ次、行きますよー!」
ふっふっふ、見事に咆哮が決まって、ゾウが怯んで明確にきが鈍ったよ! 今こそ攻撃を畳みかけるチャンス!
ミツルギ : お、このコンボは上手く決まったな。
チャガ : 今のは當たりでない可能もあるにはあるが、まぁそれでも有効な手段ではあるな。
金金金 : ん? 當たりじゃない可能もあんの?
咲夜 : 一番最初のスキルって、スキルじゃない通常の攻撃と見分けがつかないんだよ。上位のスキルになってくると、きに特徴が出てくるから分かりやすいんだけどな。
ミナト : まぁ多分、今のは普通にスキルの當たりだと思うけどねー。
イガイガ : 一応スキルではないただの當たりの可能もあるけど、まぁどっちでも怯みはするから問題なし。
「そうなんですね!? いえ、それでも結果オーライです!」
そっか、スキルを使ってない當たりって可能もあったんだ。要するにあれだよね、私がやってた爪とぎや噛みつきみたいなやつ!
でも、結果としてはゾウが怯んでいるから問題はなーし! そして、怯んでいる間にゾウのすぐ近くまで駆け寄れた!
「これでどうですかね! 『噛みつき』!」
勢いに任せて、怯んでいるゾウ目掛けて大ジャンプ! おぉ、噛みつきの攻撃指定の場所って、敵のどこでも良いんだ!? それじゃ適當に指定して発!
おぉ!? 上手くゾウの首筋に噛みついて、そのままの勢いで橫倒しにしたよ! あ、噛みつきって一定時間、噛み続けるんだ! そして再使用時間のカウントは噛みつきと発聲して発した瞬間からだね。
いぇーい、ゾウを押し倒して、噛みついてどんどんHPが減っているー! このまま倒しきれないかなー?
神奈月 : 大ジャンプからの勢いのある噛みつき、決まったな。
イガイガ : ここでゾウを押し倒したのはデカい。
咲夜 : 今回のサクラちゃんのきはかなり良いな。
チャガ : 気合のり方が、プレイの度に影響が出るじか?
ミナト : きを理解してからの順応は高いみたいだし、このきが本來のサクラちゃんの実力かな?
金金金 : ここまでのポンコツっぷりとのギャップが凄い。流石サクラちゃん!
ミツルギ : 確かに……。
イガイガ : それは言える。
真実とは何か : だが、今の目の前の景こそが真実だ。
チャガ : 相変わらず言い方が酷いな、お前ら……。
「誰がポンコツですか!? 誰がー!?」
うがー! ドジっ子と言われなくなったと思ったら、今度はポンコツですと!? しかも絶賛頑張り中の戦闘でそういう事を言いますか!?
「わっ!? 咆哮の効果が切れるの、早くないですかね!?」
うぅ、噛みつきでHPは6割くらいまでは減らせたけど、ゾウが暴れてしまった。うーん、噛みつきの効果自も切れて、ゾウが暴れた事で噛み続けられなかったよ。
さてと、流石に噛みつきだけじゃ倒しきれなかった。再使用時間のカウントゲージが出ているのは『投擲』『咆哮』『噛みつき』の3つ。早く再使用出來そうなのは……あ、噛みつきっぽい!
「わわっ!? その鼻の振り回しは忌まわしいんですよー!」
ふー、でも何とか後ろに飛び退いて、ゾウの鼻の振り回し攻撃は回避功! ふっふっふ、後ろへの退避は雑草の葉っぱを避ける時にコツは摑んだもんね!
「なんだか、し回避がしやすくなってる気がします!?」
ふっふっふ、これは戦闘前に俊敏をしでも上げてきた効果かもしれないね! ちょっと予想より後ろに飛び退き過ぎたけど!
ミツルギ : 地味に今日の配信中に々やってた事の集大みたいになってないか?
イガイガ : 後ろに飛び退いての回避、咆哮での攻撃のキャンセル、ジャンプからの攻撃……し形は変わっているけど、確かにどれもやったな。
ミナト : 今は余計な事は言わなくていいよ。ただ、見守る。今はそれだけ。
咲夜 : だな。頑張れ!
真実とは何か : 勝つか負けるか、その真実は後に分かる。
神奈月 : サクラちゃん、ファイトだ!
チャガ : やってしまえ!
「はい! 頑張ります!」
うふふ、皆さんの応援が嬉しいね! さーて、もっと気合をれて、全力で集中して頑張るぞー!
あ、ゾウが今度は距離を詰めてきて、両方の前腳を上げて踏みつぶそうとしてきたよ!? だけど、そんなものは飛び退いて……いや、そうじゃないね!
「ここはあえて飛び込みます! 『爪撃』!」
距離を取っても良いけど、また近付かないと私も攻撃が出來ないもんね。わざわざ四足歩行なのに前腳を両方上げてバランスの悪い狀態になってくれてるんだから、狙わない手はないのですよ!
えっと、爪撃は……なるほど、左右に扇狀の範囲指定があって、その範囲なら任意の角度で爪で攻撃出來るじっぽい! なら、こうだー!
「いっけー!」
ゾウが両方の前腳を振り下ろす前に、ゾウの側面に回り込んで右側の爪で右から左へと橫に薙ぎ払うように指定! 狙うはゾウの後ろ足!
よし、私のライオンの爪もゾウの足を切り裂いた! わっ!? ゾウの踏み下ろしてくる攻撃が、尾に當たった!?
「ぐふっ! うがー! 尾を踏むなー!」
うぅ、ゾウに尾を踏まれて盛大に転んだー!? むむ、今の転んだので私のHPもそれなり減ったよー!? 一気に3割近くHPが無くなったー!?
ミツルギ : おぉ、上手い攻撃! でも、尾は避け切れなかったか。
イガイガ : いや、充分な果だぞ。
金金金 : これでゾウのHP は半分を切ったか。
チャガ : だな。それにサクラちゃんもダメージを負ったが、それはゾウも同じだ。
咲夜 : ゾウがまた倒れるぞ!
ミナト : サクラちゃん、絶好の攻撃チャンスだよ!
「はい!」
ゾウに尾を踏まれたままでどうしようかと思ったけど、私のライオンの爪撃でゾウがバランスを崩してまた橫倒しになった!
再使用時間は……噛みつきがもうちょっと! 爪撃も再使用のゲージが短いから、また使えるまでが早そうだね!
「スキルが使えるようになるまでは、こうだー!」
ゾウの前に回り込んで、鼻に噛みつき、そこで全力で爪をといでやるー! スキルじゃないけど、數で押せー! ともかく徹底的に攻撃だー!
神奈月 : よし、著実に削ってるぞ!
真実とは何か : ゾウの殘りのHPは3割か。
ミナト : ゾウを橫倒しに出來たのが大きいね。
チャガ : しかも鼻を押さえたのはナイス判斷だ。
そうしてる間に噛みつきの再使用時間が過ぎた! それに投擲も! でも、投擲は今はいらないよ! 今使うべきは、これだー!
「これで、終わりなのですよー! 『噛みつき』!」
あ、既に噛みついている場合は特に何も指定は出ないんだ? まぁ、一度噛みつきを離して噛みつき直すのなんて無駄は無くていい!
よし、よし、よし! ゾウは暴れてるけど、噛みつきが効いていて殘りHPがどんどん減って1割を切った! このまま仕留め――
「わわっ!? わー!?」
えぇ、噛みついた狀態のまま、鼻を振り回されたー! 空へと振り上げられて、このまま噛みついていたら地面に……あ、噛みついた狀態って解除出來るっぽい!
えぇい、飛ばされながらになるけど離!
「うー! 最後の最後でしぶといんですよ! これで本當の本當に終わりです! 『投擲』!」
空中で取り出した小石をすぐに投擲の弾に指定して、そのままゾウに叩きつけるのさ! アイテムが出てくる位置は任意で指定できるみたいだしね!
「いっけー!」
ゾウはまだ倒れていて立てていないから、今ならこんな狀況からの強引な発でも當てられるはず! 當たれー!
<生を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
<サクラ【ライオン】が生:Lv9に上がりました>
<基礎ステータスが上昇します>
<進化ポイントを1獲得しました>
「やった! ゾウへのリベンジ完了です!」
ふっふっふ、ちゃんとゾウを仕留め切ったのさー! いぇーい! これでリベンジ完了なのですよ!
「見ましたか、作者さん! 見ましたよね!?」
「……あー、うん。疲れで幻覚でも見たかな……?」
「幻覚じゃありませんよ! 私、今回は本當に頑張りましたよ!?」
「……おかしい、サクラが真っ當に戦うとか、おかしい!」
「その評価、凄く失禮じゃないですかねー!?」
「疲れてるんだな。ちょっと休もうか……」
「うがー! 良いですよ、そう言ってれば良いですよ! 読者の皆さん、私、サクラが可憐で可いくて、今回は立派に戦い抜いたと思う方はブックマークや評価をお願いします!」
「あ、次回予告はやっとかないと。次回は『第36話 初回配信はここまで』です。お楽しみに!」
「私の晩ご飯の都合で、初日の配信は次回までですね! 立派な締めくくりに出來そうで良かったです!」
「……あ、やっぱりサクラはサクラか。ホッとした」
「え、それってどういう意味ですかー!?」
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