《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第36話 初回配信はここまで

「ゾウへのリベンジ完了です!」

やった! 勝った! 勝った! 勝った! いやっほ――

「ぐふっ!」

ぎゃー!? 倒した事に浮かれて、飛ばされてから落下中なの忘れてたー!? うぅ、折角、華麗に勝ったと思ったのに顔面から地面に墜落って、そりゃないよー!?

ミツルギ : あー、そのなんだ。サクラちゃん、ナイス戦闘だったぜ!

ミナト : サクラちゃん、最後まで気は抜かないように! 折角倒したのに、落下で死んだら気分的に勿ないよ?

「え、あっ!? HPがかなり危険な水準になってます!?」

あわわ、これってちゃんと著地せずに変な落ち方をしたらダメージがるんだ!? でも、死んでなかったからよかったー!

とりあえずいつまでも突っ伏してても仕方ないから、起き上がって安靜にしてHPを回復だね!

「次からは気を付けます! ……そういえば、折角ゾウへのリベンジを果たしたのに、コメントがないですね?」

うーん、なんだかんだで皆さん結構コメントをしてくれてたのに、今回に限ってミツルギさんとミナトさんしかコメントしてくれてないのはなんでだろ?

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ミツルギ : まぁ理由は分かる。

ミナト : あはは、多分みんな、コメントする余裕がないんだと思うよー。……笑い過ぎて。

真実とは何か : それが真実であろう。

「え、皆さん笑ってるんですか!? 私が一生懸命に戦って、冗談抜きで結構凄い倒し方をしたと思ったのに、皆さんはそれを笑うと!? それってちょっと失禮じゃないですかー!?」

折角、思いっきり頑張ったのに、その扱いは酷い! もっと褒め稱えてくれてもいいんじゃないですかねー!?

イガイガ : いや、すまん。そこは素直に心したんだが、その直後がな?

咲夜 : すげぇ良い勝負をして勝ったのに、その直後に地面に顔面から突っ込むって……。

神奈月 : ……いかん、まだ笑いが止まらん。

チャガ : いや、戦闘後の事はともかく、ゾウとの戦闘はよくやった!

金金金 : サクラちゃん、お祝いだー!【1,000】

「わっ!? 金金金さん、ありがとうございます!」

わーい、やったー! これで今日の投げ銭は9000円突破! ミナトさんからもしあるけど、ほぼ金金金さんだけどねー!

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ふぅ、そっか。皆さんが笑ってたのは戦闘じゃなくて、その後に地面に突っ込んじゃった方なんだね。うん、言われてみるとそうだよね!

良い勝負をした直後にまともに著地せずに地面から突っ込んだら、私だって笑うもん! もし強い人がそんなことをしたら、わざとらしくて白けるもん!

ふっふっふ、理由が分かれば納得ですよ! そして、ドジっ子と言われるかもしれないけど、今回の配信の〆としては良いオチになった気もするのさ! これぞ、私の無自覚の優秀さ!

「それじゃそろそろ配信はお開きの時間なので、セーブをしていきますね!」

さーて、それじゃ今日の配信は時間的にここまで! ゲームのセーブは……えっと、オートセーブみたいだから、そのまま終了しても問題なさそう。

「オートセーブだとやり直しが効かないのが痛いですねー」

ミツルギ : あ、オートセーブなー。その辺にちょっとした要素があるにはあるんだが、サクラちゃん、聞いとくか?

イガイガ : あー、確かにそれはネタバレ関係なく知っといた方が良いかもな。

チャガ : それは同だ。

金金金 : なんかその辺に要素があるのか?

ミナト : 要素というか、システム周りの話かな? 種族ごとのセーブデータの話。

「種族ごとのセーブデータの話……ですか?」

んー、これは知っておいた方が良さそうな気もする。イガイガさんもそう言ってるし、オートセーブ以外の何かがあるって事だよね。

「聞いておいた方が良さそうなので、教えてもらって良いですかー?」

ミツルギ : おうよ! まず、種族を選ぶ畫面があったのは覚えてるよな? このゲーム、基本的にはオートセーブになるから一度育てた種族の育て直しは出來ない。だけど、1種族ごとに最大で3つまでセーブデータは作れるんだよ。

イガイガ : サクラちゃんが選んだライオンなら、3までライオンが出來るってじだな。2つ以上の同じ種族のセーブデータがあれば、他のセーブデータは消せるぜ。

チャガ : ま、この辺のセーブデータの枠の解放に地味に進化ポイントは使いはするけどな。

ミナト : んな方向でやり込みたい人向けだけど、どうしても詰まって育し直したいって場合はこれを使えばやり直せるからねー!

金金金 : ほほう、そういう仕様か。

咲夜 : ま、早々セーブデータ枠を使い切る人もいないけどな。

「なるほど! 要するに失敗したら1からやり直せって事ですね!」

ふむふむ、まぁ私は育には失敗しないから問題ないですよ! それにスキルツリー制なんだから、詰まったら時間をかけて他のスキルツリーもばせば良いだけの話!

神奈月 : まぁやり直しにも使えるってだけで、やり直し用じゃないけどな。

真実とは何か : 難易度選択を誤り、育て直す方が楽。これがやり直しに使われる場合の真実である。

「あ、そういう事ですか!」

なるほど、自分に見合わない難易度を選んでしまって、周りの敵が倒せなくて詰むってじかな? という事は、難易度は途中から変更が出來ない?

うん、まぁまだ先の話だから、難易度の選択が可能になって考えよう! あ、そうだ。これもし気になってたから聞いておこうっと。

「これも聞いておきたいんですけど、ライオンをやってる最中に他の種族ってやることは出來ないんですか? ほら、初期選択の10種族のやつです!」

地味に気になってたんだよね、この辺り。しばらくライオン以外は一切れないのか、それとも初期種族の中からなら他のも作出來るのか、気になるのです!

ミツルギ : それなら出來るには出來るぞ。

ミナト : 選択不可能なアンロックされた種族はどれか1種族を最後までやらないといけないけどねー! 初期から選べるのはいつでも出來るし、同時進行も出來るよー。

チャガ : それを聞くという事は、他の種族もやってみる気か?

「はい、ライオンの作が実況向けの展開になりそうな時はそこで止めとこうかと思ってます! 他の種族も出來るなら、その止めている間にやろうかなーと」

ほら、この後兄さんに頼んでダイジェスト録畫機能を使えるようにしてもらうけど、実況してる時にやりたい場面になるかもしれないからね! そういう気遣いも実況プレイには大事なのですよ!

イガイガ : そうか、中継外でもプレイするならそれは重要だな。

咲夜 : 本當にサクラちゃんが一切の報なしでやってるのかが疑問になる時がある。いやまぁ、実際に見てたら本當に報なしの初見っぽいけどさ。

神奈月 : ……それは確かに。

金金金 : それってどういう……あ、あれのLvはオンライン版とオフライン版は今のところ同じだったか。なるほど、理解した。

チャガ : ま、的な事はこれ以上は無しだな。

ミナト : そだねー。サクラちゃん、他の種族もダイジェスト畫にはするのー?

「あ、はい! 出來そうであれば、そうしたいと思ってます!」

畫として殘した方が、間違いなく広告収になってお得だもんね! やらない理由はなーい!

その為にも、何が何でも兄さんを味方に引きれなければ! ふっふっふ、どうやって兄さんを口説き落とそう? 普通に頼もうかなー? それで駄目なら泣き落としかなー? それでも駄目なら土下座かなー?

あ、もう8時が來るから、そろそろ終わりにしないと。それじゃモンエボは終了処理して、配信用のVR空間に帰還! 狐っ娘アバターへと戻ったのさ!

「さて、今日はそろそろ配信はお開きの時間です! 配信初回でしたけど、ここまでお付き合いありがとうございました!」

しっかりと畫面に私の可らしい狐っ娘アバターが映るようにして、皆さんに一禮! 初回から結構な人數が來てくれて嬉しかったし、何より楽しかった!

ミツルギ : 々あったけど、楽しかったぜ、サクラちゃん!

咲夜 : サクラちゃん、お疲れ様ー!

イガイガ : お疲れ!

金金金 : 楽しい時間をありがとう。

真実とは何か : お疲れ様だ。

神奈月 : サクラちゃん、お疲れ!

チャガ : お疲れ様だ。

ミナト : サクラちゃん、お疲れー! 楽しかったよー!

「はい、私も楽しかったです! 明日も今日と同じ時間でやるつもりなので、良かったら見てくださいねー! それじゃお疲れ様でしたー!」

そこまで言ったら、配信のボタンをポチっとね。ここでスパッと終わらせないと、中々終わらせにくくなるから、迷いはいらないのです!

<配信のアーカイブを保存しますか?>

出たね、一度は間違って押してしまったアーカイブの保存の確認! 今回は殘すつもりなので、自分の意志でちゃんと保存するのみ! あ、でもちゃんと保存できるかな?

<配信のアーカイブを保存しました>

うん、特に問題はなかったみたい! ……一部モザイク処理がありって表示されてるけど、多分あれだよね、狐っ娘アバターで転んだやつ! でも、保存できたのなら問題なし!

さてと、ホームサーバのVR空間からのフルダイブも終了して、晩飯タイムー! そして、その後は兄さんとの渉なのさ!

あ、そういえばアバターとの連がおかしかった件は微調整が必要ってミナトさんが言ってたし、そこは兄さんに苦れておかないと駄目だね! 手抜き作業は駄目なのですよ!

「ふっふっふ、次回は兄さんに丸な……泣き落……お願いをしますよ!」

「隨分と言い直したなぁ……」

「なんだかんだで兄さんは私に甘いですからね!」

「……まぁそういう側面はあるにはあるけど、まぁいいか」

「兄さんに、私は勝ーつ!」

「では、その意気込みをいつものに加えてどうぞ!」

「はーい! 私、サクラが兄さんから果を勝ち取れるように応援してくれる方はブックマークや評価をお願いします! 私、頑張りますよー!」

「……頑張る容が泣き落としとか土下座かー。あ、次回は『第37話 投げ銭の行方』です。お楽しみにー!」

「え、なんでそこで投げ銭が出てくるんですか!? 作者さんどういう事ですか!? スルーしないで答えてくださいよー!?」

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