《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第48話 スクリーンショットと苦手生フィルタ
夕焼けです! 夕焼けなのです! 赤く染まる草原の中を今、全力で走っていくー!
「太を目指して駆けていくのさー!」
まぁ走っている方向は敵討ちをするライオンがいる方向であって、太とは真逆だけどね! なんとなく気分で言ってみただけなのさー!
ふっふっふ、倒すべきライオンの姿も見えてきた! よーし、とりあえずあのライオンはぶっ倒すのですよ!
ミナト : こういう時はどんどんテンションを上げていこー! サクラちゃん、全力疾走だー!
金金金 : ミナトさんまでテンションが上がってる。流石、サファリ系プレイヤー。
イガイガ : まぁ気持ちも分かるけどなー。
富岳 : そういえばサクラちゃんって、スクショの機能は把握してるのか?
ミナト : はっ! 私としたことが、その説明を完全に忘れてた!?
「スクショって何でしたっけ……? あ、思い出しました! あれですね、視界を寫真みたいにするやつ!」
一瞬何かと思ったけど、確かスクショって略稱なんだよね! えーと、スクリーンショットの略? うん、確かそんなじだったはず!
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ミナト : そうそれ!
ミツルギ : スクショは最初から使えたんだっけか。あ、そういや忘れてるといえばあれもか。苦手生フィルタ。
咲夜 : あ、サクラちゃんが平然としてるじだから完全に忘れてた。
神奈月 : ん? 夕暮れの中を走ってるかと思ったら、スクショと苦手生フィルタの話か。サクラちゃん、こんばんはっと!
「あ、神奈月さん、こんばんはー! スクショって、この景が寫真みたいに出來ると思うんですけど、配信でアーカイブを殘すのに意味があるんですかねー? それと苦手生フィルタってなんですかー?」
スクショに興味自はあるんだけど、畫で殘ってるんだからわざわざ寫真で殘す必要もじないんだよね。撮ったら撮りっぱなしになって、管理が面倒ともいう!
それと苦手生フィルタは何となく言葉の意味は分かるけど、よく分かりません!
ミナト : サクラちゃん、SNSで宣伝する時にその時の見所のスクショをり付けるといいよ! それとアーカイブのサムネイル用! 今の反応的に、自で選ぶようになってるよね?
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咲夜 : 思いっきりミナトさんが食いついてる。
金金金 : やはりサファリ系プレイヤーはこういうところで非常にテンションが上がるか。
チャガ : まぁミナトさんが言ってる事もそう間違ってはいないがな。
「サムネイルって、何でしたっけ……?」
どこかで聞き覚えもある気はするけど、あれー? でも、SNSに見所をスクショに載せるのはありかも! うん、そういうじなら使ってみるのも良いかもしれないね!
ミナト : 畫の一覧を表示した時の畫像があるでしょ? あれがサムネイル!
イガイガ : サクラちゃん、よく配信が出來てるのが不思議になるくらいの知識なのが不安……。
咲夜 : 確実に近にフォローしてくれてる人がいるから、多分大丈夫だろ。
「あ、あれがサムネイルですか! それは確かに重要かもですね! スクショについては後で聞くとして、苦手生フィルタの方はどういうものなんです?」
配信の技的な面については私には兄さんがいるから問題なしなのさ! それはそうとして、苦手生フィルタについても把握しておかないとね!
正直、私は特に苦手な生っていないんだけど、機能的にそういうものがあるなら知っておきたいところ!
富岳 : 苦手生フィルタってのはあれだ。どうしてもこのが苦手ってのがいる場合、その敵を他の敵に置換する機能だ。
金金金 : え、オフライン版だと置き換えんの!?
神奈月 : 完全に置き換えるのと、デフォルメ化のどっちかを選べたはず? ……一度設定したらそんなにらない項目だから、細かいとこは自信ない。
富岳 : ……そういえばデフォルメ化もあったか。一度も設定した事がない項目だから、全然容を把握してねぇわ。
ミツルギ : オンライン版はデフォルメ化のみだからなー。オフライン版だと置換しても問題ないけどな。
金金金 : あー、そこはオンライン版とオフライン版での違いなのか。
ミツルギ : そういう事になるなー。あれだ、プレイヤーによって別の種族に見えるようになるのが問題になるっぽい。
金金金 : 確かにそりゃそうだ。
えっと、オンライン版とは何か違う要素があるみたいだけど、私がやってるのはオフライン版だから、オンライン版の事は関係なし!
とりあえず皆さんが言ってる事を纏めてみようっと! 置き換えるか、デフォルメ化が選べるって事は……。
「えーと、要するに苦手な生が出てこなくするか、見ても平気なような姿に変える機能って認識で合ってます?」
ミツルギ : その認識で合ってるな。補足するなら、ロックされてる種族の中に苦手な種族がいても、それには反映されないくらいか。
咲夜 : ヘビが苦手な人とかいるけど、まぁそこに関してはアンロックしなきゃいいだけだしな。
真実とは何か : そして、サクラちゃんには苦手な生はいるのか否か?
「あ、私は苦手な生は特にいないので問題なしです! 蟲でもヘビでも何でも來いですよ!」
まぁ人によってはの好き嫌いがあるのはよく分かるから、そういう機能も必要ではあるよね! お母さんは蜘蛛とかムカデとか大の苦手だし……はっ、つまりはそういう種族も敵で出てくるんだ!?
というか、地味にロックされてる種族の中にヘビがいるってネタバレされたー! うん、普通にありそうな種族だし別にいいや。
イガイガ : サクラちゃん、苦手な生がいないとか地味にメンタルが強い。
咲夜 : まぁ苦手なのがいない方がモンエボは最大限楽しめるからな。
ミナト : そだねー! それじゃスクショの撮り方を教えるから、引き返して敵のライオンのとこまで戻ろっか。
「はーい! って、あー!? いつの間にか通り過ぎてたー!?」
うぅ、皆さんと會話しながら走ってたままだったから、思いっきり倒すべきライオンがいる場所を通り過ぎてた!
あ、でもあのライオンが逆になってて、シルエットのみになってて地味に格好いいよ!? これは絶好のサムネイルになりそうなやつだー!
「ミナトさん、スクショの撮り方を教えて下さい! あ、でもアドバイザーのミツルギさんに聞くべきです?」
この場合、ミナトさんとミツルギさん、どっちに聞くべきなんだろう? やっぱり私公認のアドバイザーであるミツルギさん?
ミツルギ : 今回はミナトさんでいいぞー。
イガイガ : そしてアドバイザー・ミツルギはただのミツルギへと退化した。
ミツルギ : おいこら!? 勝手に退化させんな!
咲夜 : その反応、実はサクラちゃんの公認という立場を気にってる?
金金金 : ちっ!
ミツルギ : その舌打ちはなんだ!?
ミナト : えっと、スクショは思考作でやるなら『撮るぞー!』って意識すればいいよー! もしくはスキルのショートカットみたいに畫面にショートカットアイコンを出すのもあり。
「え、でもショートカット作ってやりにくかったですよ? スクショでそれって大丈夫なんですか?」
ショートカット作は右下の方に視點がズレちゃって地面の方を見ちゃったもんね。あれと同じような事にならないかな?
ミナト : 戦闘をしてない時のスクショの場合は大丈夫だよー! スクショのモードに切り替わるだけで、寫したい部分はその後で決めるからね。
富岳 : 構図をしっかりと定めながらスクショを撮りたい時はショートカットから切り替えて、戦闘中や移中でそういう余裕がない時は思考作で撮るってじだな。
ミナト : うん、そういうじ! 思考作だとモードが切り替わらず、そのまま視界がスクショになるからねー。メニューにある設定からスクショのショートカットが作出來るから、やってみて。
「あ、そうなんですね! それじゃやってみます!」
えーと、メニューから設定を開いて……あ、スクリーンショットの設定ってのがあった! その真下に苦手生フィルタの設定って項目もあるね。こっちは設定する必要ないから、スルー!
今はスクリーンショットの項目設定をやっていこー! ふむふむ、スクリーンショットの保存先の指定……? これはよく分からないから、標準のままにしておいて後から兄さんに聞こう! それからサムネイルの設定の仕方もだね!
あ、視界へのショートカットの作ってあるね。それじゃこれを選択だー! それでメニューを閉じてみれば……。
「おー! 投擲のショートカットの橫にカメラのアイコンが出來てますね!」
今まで表示がなかったやつだし、カメラの形をしたアイコンなんだから、どう考えてもこれだよね! でも、この形のカメラって実は見た事ない気がするー。
そういう形のカメラがあるのは知ってるし、プロのカメラマンの人が使うらしいけど、攜帯端末にカメラ機能はあるからそんな大げさなものは使わないもんねー。
ミナト : よーし、それじゃ倒すべきライオンがかなり良い景になりそうだから、そのスクショを撮っていこうかー!
チャガ : 確かにこれはサムネイルには良さそうな風景だな。
神奈月 : 夕暮れの草原に佇むライオンのシルエットか。
「はーい!」
絶好のスクショを撮る機會だというのはよく分かるから、このチャンスは逃すべきじゃないよね! うん、ミナトさんのテンションが高い理由も分かるのさ!
という事で、さっき作ったスクショのショートカットを選択! これでどうなるんだろ?
<スクリーンショットの撮影モードに切り替えます>
「おぉ!? メッセージが出て、畫面に何かバーが出ましたよ!?」
あ、これってズームが出來るっぽい! わぁ、これ面白いかも! スクショの撮り方とか構図とかよく分からないから適當に撮るけど、それでも楽しそう!
金金金 : え、ズーム機能とかあんの!?
ミツルギ : あー、オンライン版じゃ無くなった機能だからなー。
ミナト : 他のプレイヤーとの兼ね合いがあるから、その辺は仕方ないね……。
イガイガ : まぁオンライン版については今は関係ないから置いとこう。
ミナト : それもそだね。サクラちゃん、撮りたい範囲が決まったらその狀態で『撮るぞー』って考えてみて。
「はい、やってみますね!」
えーと、この後に倒すべきライオンが地味に格好いいシルエットになっている部分をズームした視界に収めて、『撮るぞー』と念じる! 撮るぞー!
<スクリーンショットを保存します>
「おぉ、撮れましたよ! あ、左下の通知にギャラリーについてって出ましたね!」
うん、通知ってこんな風に出てたんだ! というか、ギャラリーとかもあるんだ! そりゃ撮ったスクショが見れなきゃ意味ないもんね!
「さーて、それじゃ無駄に格好いいライオンが地味に腹が立つので、ぶっ殺してきます!」
良いスクショが撮れた気はするけども、それに寫っているのが私のライオンの敵討ちの対象のライオンだからね! そこだけは気にらないから、進化ポイントになってもらいます!
「サクラって苦手な生っていないんだ?」
「はい、見たことが無い生なら分かりませんけど、知ってる範囲ではいませんねー!」
「知ってる範囲では……?」
「得のしれない宇宙生とかにいきなり襲われれば苦手になるかもしれません!」
「どこの映畫の話!? というか、それで苦手にならない人っているの!? いや、それ以前に無事なのか、それ?」
「さぁ、そこは分かりませんね? あ、マッドサイエンティストとかなら嬉々として研究しそうじゃないですか!」
「……むしろ、そこは得の生を生む出してそうなやつだね」
「そういえばそうですね!」
「まぁいいや、とりあえず普通の地球基準にいる生が基準では苦手なのはいないんだね」
「はい、そうなりますね! そんな苦手な生がいない私、サクラが立派だと思ってくれる方はブックマークや評価をお願いします!」
「そう繋げる!? まぁいいや、次回は『第49話 夕暮れの草原』です。お楽しみに!」
「夕暮れの草原を駆け抜けるのですよー! あ、そういえば作者さんは苦手な生って――」
Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜
一風変わったVRゲーム『Monsters Evolve』があった。モンスターを狩るのでもなく、モンスターを使役するのでもなく、モンスターになりきるというコンセプトのゲームである。 妙な人気を得たこのゲームのオンライン対応版がVRMMORPGとして『Monsters Evolve Online』となり、この度発売された。オフライン版にハマっていた吉崎圭吾は迷う事なくオンライン版を購入しプレイを始めるが、オフライン版からオンライン版になった際に多くの仕様変更があり、その代表的なものが初期枠の種族がランダムで決まる事であった。 ランダムで決められた種族は『コケ』であり、どう攻略すればいいのかもわからないままゲームを進めていく。変わり種ゲームの中でも特に変わり種の種族を使って何をしていくのか。 人間のいないこのゲームで色んな動植物の仲間と共に、色んなところで色々実験してやり過ぎつつも色々見つけたり、3つの勢力で競いあったり、共に戦ったりしていくそんなお話。 カクヨムにて、先行公開中! また、Kindleにて自力での全面改稿した電子書籍、第1~6巻を発売中! そしてオフライン版を描くもう1つの物語。 『Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~』も連載中です。 良ければこちらもどうぞ。 https://ncode.syosetu.com/n9375gp/ 無斷転載、無斷翻訳は固く禁じます。
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