《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第59話 詰む可能

良い作戦を思いついたと思ったら、思いっきり皆さんに止められたー!? うーん、方針は私が決めるんだから、ここで皆さんを無視して強引に実行しても良いんだけどね。

でも流石にこの流れでそれもどうかと思う! うん、まずは理由を聞いてからにしようっと! それで私自が駄目だと思ったら中止で! そう思わなければ実行だー!

「この手段って、何が駄目なんですか?」

ミツルギ : あ、良かった。理由を聞いてくれるくらいには止まってくれた。

ミナト : うん、そこは良かった。えっとね、サクラちゃん、ネタバレになるけどこれに関しては本當の本當にやり直し以外の方法じゃ無理なくらいに詰むから、本當に大事な事を言うから聞いてね?

「え、ミナトさんがそこまで言う事なんですか!?」

ちょっと待って! ミナトさんって昨日と今日のコメントの容的に、多分かなりの上級者だよね!? そのミナトさんから見ても詰む容なの!?

チャガ : この場合の詰み方は、すぐには気付かない部分で進行するからヤバいんだよ!

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富岳 : 今回ばかりはネタバレでも止めるからな。

ミナト : うん、冗談抜きでね。サクラちゃん、寢た時の時間経過で周りで敵が一気に進化をしたのは見たよね?

「あ、はい。それは見ましたし、エリアボスを何度も倒すのに加えて時間経過で周囲のLvも上がって格上が増えて、死にまくっても『死亡還元』を取れば進化ポイントが得られるかなーって思ったんですけど……それでもマズイんです?」

敵が強くなるのは想定済みだし、倒される事も想定済み。それでも詰むような要素があるのかな?

咲夜 : あー、短期的にはそれでもありではあるけど……。

ミツルギ : これは止めといて正解だな。

ミナト : うん、サクラちゃん、その手段は決して間違いじゃないよ。ただし、ずっとこの草原から出ないという條件付きであればだけど。

富岳 : 決してそれで進化ポイントが貯められない訳じゃないが、草原からは出られなくなると思った方がいい。

「え、それってどういう事ですか!?」

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この草原から出ない事が條件になるって、どういう事!? 次は川の下流に行きたいのに、それは嫌ー!?

え、何がどうなるとそういう狀況になるの? ……あ、確か他のエリアに行けばがいるみたいな話もしてたよね? あれ、それってもしかして……!?

「時間経過で、草原以外の敵も強くなっていくんですか!? しかも草原の敵よりもLvが上の狀態で!?」

ミナト : うん、それが正解。一応難易度イージーなら一定以上のLvには上がらないようにはなってるんだけど、それでも変に時間を飛ばし過ぎればまともに戦闘では進化ポイントが稼げなくなるくらいには強化されるよ。

チャガ : その狀態で時間をかけて格上の敵を倒しても、飛ばした時間の分だけLvが上がれば敵のLvもすぐに上がる。つまり1倒すのに時間がかかるようになり、いくら倒そうが敵との差が埋まらなくなる。

富岳 : それまでの間に敵の進化が発生すれば……どうなるか、想像出來るよな。

金金金 : あ、それは確実に詰むな。

真実とは何か : それこそまさしく真実である。

いなり壽司 : その手のは超上級者がやる縛りプレイの類だな。敵の進化が発生するまでに自分の進化をするっていうやつ。

「……それってヤバくないですかねー?」

うわー、これは絶対に私が手を出したらヤバいやつだー!? 差が埋まらなくなるって、敵よりLvを高くして強くなるのが無理になるよね!? その狀態で勝ち続ける事が出來る人じゃなきゃ心が折れるやつー!?

あ、だから草原から出られなくなるんだ! でも逆に考えると、草原の中であれば何とか勝てる範囲なんだね。……それでもずっと格上なのかー。

そして、他のエリアに行けば決して勝てない死が待っている訳ですね! うん、絶対にやらない! 皆さん、止めてくれてありがとうー!

うぅ、寢まくってエリアボスを倒しまくろうという作戦にそんなデメリットがあるとは……々と獲が出來ないように調整されてる気がする! あれだね、これは真っ當に戦って進化ポイントを稼げという事なのさ!

多分、無駄に寢まくらなければそんなに極端な狀況にはならないはず! いやー、危ない、危ない!

イガイガ : エリアボスもキャラのLvが上がればそのうち進化ポイントが手にる範囲から外れて、『死亡還元』以外で進化ポイントが貰えなくもなるしなー。

金金金 : そういやこの場合ってあれは発生しねぇの? ほら、同じ死因で死にまくるとなるやつ。

ミツルギ : あー、それは……サクラちゃん、ぶっちゃけネタバレ案件なんだが、金金金さんのこの疑問には答えても良いか?

咲夜 : あれかー。まぁここで詰む理由の説明としては必要だよな。

金金金 : そうか、オンライン版もオフライン版の初見のサクラちゃんには完全なネタバレ案件になるのか。

「このタイミングで出てくるあれってなんですか!? ものすごく気になるんですけど!? うーん、なんか話の流れ的にも凄い重要そうだし、し聞くかどうか考えさせて下さい!」

このネタバレ案件は、なんとなくだけど聞いておいた方が良いような気もする。今の金金金さんの容的に、オンライン版にある要素だし、オフライン版でも存在している要素みたいだよね?

ミツルギ : 了解。どうするか決めるまでし待つかー。

いなり壽司 : 場合によっては発生しない事もあるからな、あれ。

神奈月 : まぁ條件的にそうなるよなー。

ふむ、條件的には発生しない事もあって、オンライン版とオフライン版に共通して存在している要素で、同じ死因で死にまくると発生するものって何!?

うーん、何度も同じ死因で死にまくるのが條件なら自分で試してみたいという気持ちもあるけど、なくともさっきまで私がやろうとしてた事が危険なのは分かった。

不用意に時間を進め過ぎれば、この弱強食のゲームの中では周囲に置いていかれて勝てなくなる。そして、進化して進化階位が上がればステータスが一気に上がるのも知っている。

そこから死にまくって発生する要素……一発逆転の要素がある? うーん、これは聞いてみないと分からない気がする。よし、決めた!

「今回は本當に冗談抜きでどうにもならない詰み方をしそうなんで、ネタバレでも聞いておきます! ミツルギさん、説明をお願いします!」

超上級者っぽいミナトさんでも止めるこの狀況、私に突破出來るか非常に怪しいもんね! 時間の飛ばし過ぎは上級者でも取り返しがつかない詰み方をする、これはしっかりと覚えておこう!

ミツルギ : よし、今回は説明ありだな。これから説明するのは、特殊進化の1つだ。進化條件は『同じ死因で規定回數以上、同じエリアで死ぬ』事。これを適応進化と言うんだが、その死因を乗り越える為の進化ではある。

「おぉ!? そんな特殊進化がある……あれ、それがあったら、さっきの詰む狀況を乗り越える事も出來るんじゃないですか?」

まさしく死にまくる狀況から起死回生の一手だよね、その適応進化って特殊進化! というか、特殊進化とかあるんだね! しかもこミツルギさんの言い方からすると、他にも種類がありそう!

イガイガ : そこが落としなんだよなぁ……。

咲夜 : 敵が強過ぎて殺されまくる場合に適応進化が発生すると、『生命』や『堅牢』を強化する形で進化はする。でも、さっきの詰み方をした場合だと、死ににくくなるだけなんだよ。

チャガ : し屆かないくらいなら、その適応進化で対応は出來る様になる。だが、時間を進め過ぎて全が強くなり過ぎた場合は焼け石に水だ。

富岳 : 適応進化では進化階位は変わらないから、敵が進化して格上の進化階位になった時點でもうどうにもならなくなる。

ミナト : 適応進化は軽い詰み方をした時の打開策にはなるけど、サクラちゃんがやろうとした方法は取り返しがつかない詰み方だから打開策にはならないんだよねー。

「私、そこまでヤバい詰み方をする方向に行きかけてたんですかー!?」

うぅ、適応進化とやらでどうにか出來るのかと思ったけど、思った以上にヤバかったみたい! 一瞬でもその適応進化でどうにか出來ると思った私がバカだったー!?

ミナト : うん、そうだよ。

富岳 : だから、慌てて止めたんだ。

チャガ : そういう事になるな。

ミツルギ : まぁ止まってくれて良かったけどな。

「まったく、危ない事を考えるものですね! ところで、1〜2回くらい寢るなら大丈夫な範囲ですよね?」

うん、聞いている範囲では寢過ぎたら危険という事! 逆に言えば、寢過ぎなければそこまで詰む訳じゃない! だったら何度も寢まくるのを避けて、1〜2回くらいに抑えておけば大丈夫なはず!

咲夜 : サクラちゃん、もうそこは普通に川の下流に行かない!? 俺はそっちが見たいぞ!

イガイガ : いやまぁ2回くらいなら、取り返しがつく範囲だけどさ……。

神奈月 : そこで回數を減らして実行しようとするとは思わなかった……。

金金金 : やっぱりサクラちゃんはサクラちゃんだな!

真実とは何か : それこそ真実のサクラちゃんである。

ミナト : あはは、まぁやり過ぎない程度であれば……あんまりオススメはしないけど。

富岳 : イージーが、イージーでなくなっても良いならば構わんぞ。

うーん、皆さんの反応はイマイチ良くないね? あ、そっか! 皆さん、草原ばっかりにいるのも飽きてきたのかな? 咲夜さんは川の下流に行こうって言ってるしね!

「それでは、咲夜さんの希にお応えして、川の下流に行く事にします!」

うん、元々川の下流に行くとは言ったし、そこを無理に変更するのもあれだよね! よーし、そういう事なら違う景を目指して行こう!

咲夜 : 素直に言ってみるもんだな!?

いなり壽司 : みたいだなー。

ミツルギ : よし、川下りを開始だ!

「それじゃ出発しますねー! 目指せ、泳げる深さの川ー!」

ふふーん、私としても川の下流に行くのは楽しみではあるもんね。ネタバレだけど適応進化っていう特殊進化がある事は分かったし、時間を不用意に飛ばし過ぎるのが危険なのも分かった!

いやー、でも皆さんが必死になって止めるほどの詰み要素があるとは思わなかったよー! だけど、そこは何とか回避出來たから問題なーし! さて、頑張って続きをやっていこー!

「あー、一安心だよ……」

「作者さん、なんでそんなに力してるんです?」

「この時點でガチの詰み方をしそうなどこかの主人公がいたからだねー」

「そうなったらそうなった時ですよ!」

「サクラは延々と草原のみで戦い続ける方が良かったの!?」

「いえ、死にに行く突撃冒険という手段もありますよ!」

「……また無茶なことを」

「死ぬだけで進めるモンエボの実況配信もありじゃないですか!?」

「いくらなんでもそれは卻下!」

「えー!? それじゃ読者の皆さんに聞いてみましょう! 今の私の案が良いと思った方はブックマークや評価をお願いします!」

「やめい!」

「痛いですよ!? 暴力反対です!」

「作者いじめの暴走にも反対したいんだけど……。えー、次回は『第60話 川へと戻り』です。お楽しみに」

「うーん、寢る回數を抑えたら、やっぱりありじゃないですか?」

「だから、詰むルートに行こうとするなー!」

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