《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第64話 川に飛び込んで
今は何も考えずに、ただひたすら駆け回るのみ! いやっほー! 川岸を思いっきり駆け抜けろー!
「おぉ! 川に魚影が沢山見えますね!」
走りながら川を眺めていたら、魚の群れが泳いでいる様子が見えた! それに結構大きな魚もいる! という事は、ここってもう結構それなりに深いんじゃない?
「よーし、確認の為に川の中に突です!」
既にそれなりの距離は走ってジャンプをするだけの距離は充分! このまま勢いで川までジャンプをいっくぞー!
おぉ、リアルの私では出來ない大ジャンプになった! このまま川へとダイブなのさー!
ミツルギ : 活き活きとしてるな、サクラちゃん。
金金金 : だなー。ちなみにここって深さはどうなんだ?
咲夜 : この辺だともう泳げるくらいにはなってるはず?
ミナト : んー、ライオンだと頭が出るか出ないかくらいだね。
「泳げはするみたいですね! 思いっきり川底に當たって、ダメージけましたけど……」
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うぅ、泳げる深さではあるけども、飛び込める深さじゃなかったー! ぐぬぬ、著水の時に勢い余って川の底でダメージをけるとは想定外だー!
よく考えたら、ライオンの頭が出るくらいの深さなら勢い付け過ぎたらそうなるよねー。でも多HPが減ったくらい問題ないのですよ! 念願の泳げる川だー!
「ふふーん! とりあえずちょっと泳いできます!」
ライオンだけど犬搔きみたいな要領で泳いでいくのさー! おぉ、進む、進む、進むー! 結構流れがあって流されてるけど、そこは気にしなーい!
むしろマップ解放の為の移距離が稼げていいものですよ! はっ! 川みたいな流れがあるところでは地味に時間短になるのかも!
<規定條件を達したので、スキルツリー外の基礎スキルが解放されました>
<スキル『遊泳』を取得しました>
「え、スキルが取得になりましたよ!?」
あ、これって投擲と同じでスキルツリー外の基礎スキルだー! そっか、泳ぐ為のものはライオンのスキルツリーには存在しないんだね!
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ミツルギ : うん、取る事になるのは知ってた。
咲夜 : サクラちゃん、あれだけ泳ぎたがってたもんなー。
いなり壽司 : まぁこれがあったら川を渡る時とかに便利だしな。
「というか、泳ぐのにスキルが必要なんですね!」
これは魚もプレイする種族として選べるって事かな? ふむふむ、これはちょっと興味深いね! そういうのがあるなら魚で水の中を自由に泳ぎまわるっていうのもやってみたい!
あ、そういえば初期種族の中にサメがあったっけ。あのサメでこのスキルがスキルツリーで取れるのかな? んー、なんでスキルにあるのかがちょっと分からない気もする?
ミナト : あ、その『遊泳』ってスキルは、サクラちゃんが思ってるのとはちょっと違うよ。泳ぐ為のスキルじゃなくて、泳ぐきを補佐するスキルだからねー。
富岳 : パッシブスキルだから、もう効果は反映されてるぞ。
「あ、そうなんですね!」
そっか、そっか! 『遊泳』ってパッシブスキルなんだ! というか、普通に効果を確認してみたら良いだけだー! という事で、ツリー外のスキル一覧を表示して選択なのです!
『遊泳』:パッシブスキル
水中を泳いで移する際に、他の攻撃用スキルの使用が可能になる。
ちょーっと待ったー! すごい重要な容な気がするのは気のせい!? これは絶対、気のせいじゃないよね!?
「これを持ってないと、水中じゃ他の攻撃用のスキルが使えないんですか!?」
富岳 : まぁ水中戦をするには必須スキルだな。
チャガ : なくても水の外からの攻撃なら出來るが、今のサクラちゃんで例を挙げるなら、『威嚇』と『咆哮』以外はアウトだな。
イガイガ : でも、もう取ったから問題ないぞー。
真実とは何か : それこそ、水中で戦うための真実なのである。
「あ、既に取ったから私はもう問題ないんですね」
うん、無ければ川の中で戦うのはアウトだけど、これがあれば水中でも戦えるという事! ふっふっふ、意図せずして楽しんで泳いでただけで、この結果!
「よーし、それじゃ全力で泳いで楽しんできます!」
ちょっと予定外にスキルの獲得があったけども、これは私にとっては非常に有益なもの! うふふ、やっぱり私は天才なのでは!?
よく考えたら、ライオンが水中で戦うのは想定されてなくて當然だよね! 泳ぎながら爪で攻撃とか、噛みつくとか、本的に無茶だよね! それを何とかしてくれるのがこの『遊泳』のスキル!
まぁそれは良いとして、気が付けば川に流されて結構移してるっぽい。うん、リアルだったら地味に大慘事だけど、ゲームの中だから気にしなーい!
むしろ川の流れにを任せ、そのまま漂って流されていくのも良いよねー。これぞ、ゲームだから安心して出來る事!
「ん? あれ、何かHPが減ってますね?」
というか、水中から何かに腳を引っ張られてない!? え、なに!? ちょっと待って、今の私は戦闘する意思はないよ!?
「わっ!?」
うがー!? 完全に水中に引っ張り込まれた!? 私のまったり寛ぎタイムを邪魔するのはどこのどいつだー!?
「って、ワニですかー!?」
え、ワニが出てくるの!? この川、超危険じゃない!? って、私のライオンの腳に噛みついてるのはお前かー! あ、水中でも喋れはするんだ。
うぅ、離せー! 後ろ腳を噛みつかれて水中に引っ張り込まれたら、爪も牙も屆かないんだけどー! こうなれば投擲を……って、取り出した石が沈んでいくー!? これ、狙いが無理ー!?
ミツルギ : あ、ワニか。
イガイガ : ……近くにもう1いるな。
咲夜 : これ、サクラちゃんは詰んでない?
ミナト : うーん、ここからの反撃手段はどうだろね?
富岳 : 手段はあるにはあるが、もう1のワニが問題だな。
え、他にもワニがいるの!? あ、本當だ! 私の腳に噛みついているワニの後ろにもう1ワニがいる!
って考えてる場合じゃない!? どんどんHPが減ってるし、とりあえず噛みついてるワニをどうにかしないと!
「うがー! ともかく私の腳に噛みつくのをやめなさーい! 『咆哮』!」
よし、噛みついてるワニが怯んで噛みつきは解除出來た! 今のうちに陸へと退避ー! ワニなら陸まで追いかけてくる可能はあるけど、陸ならなんとか渡り合えるはず!
「って、なんでまだHPが減ってるんですかー!? あ、止まった?」
あれ? 水の中から顔を出したら、HPの減が止まったよ? え、何かあったっけ? ううん、今はそんな事はどうでもいい!
咲夜 : サクラちゃん、水中ではライオンは呼吸が出來ないんだ。
ミツルギ : まぁシンプルにさっきのは窒息狀態だな。ちなみにHPが徐々に減っていく。
富岳 : 水中での戦闘はその辺に気を付けろ。
「私のライオン、窒息してたんですね!? そして、川岸が遠いですね……」
そりゃライオンは窒息するよねー! 私だって魚を陸地に打ち上げて倒したりもしたんだから、逆もあるよねー!? ぐぬぬ、のんびりと泳がせてはくれないのー!?
というか、のんびりと流され過ぎて、川幅が広くなった部分まで流されちゃってたっぽい!? え、この狀況から水の中で生きるワニから逃げないといけないの!?
うがー! どうもこうもないですよ! とにかく必死に陸を目指して泳げー! 戦闘をするつもりだった時なら良いけど、まったりとしてたい時にワニに襲われて死ぬのは嫌ー!?
<規定以上の距離を移しましたので【マップ】が解放されました>
「マップの解放自はありがたいんですけど、後にしてくれませんかねー!?」
今は必死でワニから逃げているのに、マップの解放まで気にしてられるかー! というか、思った以上に相當流されてたのかなー!?
うぅ、後ろから水面にワニが顔を出してるのが見えるんだけど! わっ!? もう1のワニも顔を出してきた!? これ、さっき咆哮で噛みつきをキャンセルさせたのはどっちー!?
うー、どっちも頭に白い模様が出てるから判別がつかない! ぎゃー!? このままじゃ殺されるー!?
ミナト : うん、マップの解放は早かったねー!
いなり壽司 : その代償が、今の2のワニに追われる狀況だけど。
咲夜 : 思いっきり自由にいて5分でこれかー。
金金金 : まぁサクラちゃんだしなー。
真実とは何か : それこそサクラちゃんの真実である。
「えぇい、こうなりゃ自棄です! 一か八かの『威嚇』!」
まだまだ川岸には遠いし、ワニ2を水中で撃退出來るとも思えない。それならばやる事は1つ!
「殺すならさっさと殺せー! ただし、ワニには殺されてあげませんからね!」
という事で、あえて水中に潛ってみて無差別威嚇だー! おぉ、視界にった魚たちがどんどん集まってくる! 逃げていく魚もいるけど、私に襲い掛かってくる魚の方が多い!
うん、これでいい! これならあの忌まわしきワニの餌食にはならなくて済む! とはいえ、後で覚悟してもらうからね、魚たち!
<サクラ【用なライオン】が死亡しました>
<死亡した為、ランダムリスポーンとなります>
うん、大量の魚たちの突撃をけて死んだよ! でもあのワニの餌食にはならなかったので良しとするのさー!
いなり壽司 : ワニに殺されない為に、他の魚にわざと殺されるかー。
ミナト : あはは、まぁサクラちゃんらしいかな?
ミツルギ : まぁあそこから逃げるのはほぼ不可能だしなー。
富岳 : ま、良いんじゃね? どっちにしても死ぬなら、本人が納得いく形の方が良い。
「ですよねー! さーて、あの2のワニも、あの魚たちも、そのうち仕留めるとして、あと10分ほど自由に探索です!」
まさか死ぬとは思ってなかったけど、地味に短時間でマップの解放もされたから結果オーライって事で!
とりあえず解放されたこのエリアのマップを見て現在地とさっきの川でどのくらい流されていたかを確認しようっと! さーて、どの辺りで復活したのかなー?
「あ、サクラって普通に泳げるんだ?」
「泳ぎが上手いって訳じゃないですけど、人並みには泳げますよ!?」
「てっきりかなづちなのかと……」
「それ、失禮じゃないですかねー!? なんでそう思ったんですか!?」
「あー、ほら、サクラのおじいちゃんが川で泳ぐのを止めてた的なのあったじゃん?」
「あったけど! ありましたけど! 泳げないからじゃなーい!」
「まぁ『泳ぎ上手は川で死ぬ』って言葉もあるし、子供を1人で泳がせる訳もないよね。いつの間に流されまくった今回のサクラが良い例……いや、悪い例か」
「ぐぬぬ、否定が出來ないから何とも言えないのが悔しい! 私の悔しさが理解出來るという方はブックマークや評価をお願いします!」
「水難事故は灑落にならないから、水場の近くは気をつけようねー」
「あ、そこは普通に気をつけましょうね!」
「さて、次回は『第65話 復活した場所』です。お楽しみに!」
「どこにランダムリスポーンしましたかねー?」
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