《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第65話 復活した場所
川で泳いでたら死んだけど、ワニには仕留められらなかったのでよし! 當面の目標はあの忌まわしきワニを仕留める事!
でもまぁ、今日の配信の殘り時間もないからのんびりとするのさー! さーて、まずは現在地の確認だー! ……正直、ちょっと周囲の様子に思いっきり見覚えがあるけども。
「えっと、折角マップが解放されたので現在地の確認ですねー! うん、思いっきり見覚えはあるんですけど、まずはマップで確認です!」
イガイガ : ま、まぁ、似たような地形がない訳じゃないし……?
神奈月 : 草原ならそう言えるんだがなぁ……。
咲夜 : そうきたかー。
いなり壽司 : ……これ、エリア的にフォローし切れなくね?
ミツルギ : 多分、あそこだろうなぁ……。
「あはは、ですよねー?」
私としても思いっきりその可能しか思い至ってないから、皆さんの反応がこうなるのも當然だもん。
でも、皆さんすら出し抜く可能にかけて、マップを見ていくのだ! さぁ、今の私の現在地はどこだー!?
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「やっぱり河口域に來たばっかのところでした!」
くっ、ランダムリスポーンなんだから復活位置はランダムなんだけど、そこで振り出しに戻さなくてもいいじゃない! し全然違う場所に飛ばされる事も期待してたんだよ!
富岳 : やはりか……。
ミナト : あはは、まぁそういう事もあるさー!
チャガ : まぁ死んだ位置にランダムリスポーンをする事もあるから、それよりは良いだろう。
「え、チャガさん、そんな事ってあるんです!?」
死んでのランダムリスポーンなのに、離れた場所じゃなく、死んだ場所で復活する事もあったりするの!? ……むぅ、ランダムリスポーンってなんですかねー?
いなり壽司 : ある意味、ちゃんとランダムになってるんだよなぁ。
金金金 : まぁ意図的に特定の場所を排除したら、完全にランダムではないか。
真実とは何か : 偽りのない真実である。
「あ、言われてみれば確かにそうですね」
死んだ場所に出る事は確率的には低いとは思うけど、そういう事があるって事は復活する場所は本當にランダムになるんだね!
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まぁ今は死んだ場所で復活する可能があるって事だけ分かればいいや! 今回は死んだ場所に復活した訳じゃないし、問題なし!
「気を取り直して、改めて探索を開始です! 折角スタート地點に戻ったなら、さっきとは別の方向に行くのもありですねー!」
マップで見る限りでは、川の中央でかなりの距離を進んでたみたいだしねー! いやー、想像していた以上に遙かに流されてたよ!
でも、こういう川みたいな流れがある場所では死ぬのを覚悟すれば、あっという間にマップの解放が出來る事が分かった! 要は移してしまえば良いだけだから、その移手段はどうでもいいのですよ! まぁ川以外でどうやればいいかは分かんないけど!
ミナト : それじゃ今度は陸地側の探索だねー。
ミツルギ : 湖方面と、高臺の森方面、どっちに行くんだ?
うーん、どっちが良いかなー? そんなに呑気に考えてるほど配信の殘り時間もないから、ここはサクッと決めて移に移りたいし、さっき泳げたし今は湖はいいかな?
どっちにしても湖も森も別エリアって事だし、見えてはいるけど結構距離はありそうだしねー。よーし、決めたー!
「草木が増えていってる森方面に行ってみます! 果を探したい気分ですねー!」
咲夜 : あ、そういや回復アイテムを確保したいって言ってたっけ。
チャガ : なら、その選択もありだな。
富岳 : まぁ湖方面にも草木は増えてはいるけどな。
イガイガ : そうは言っても、やっぱ森の方が草木は多い。
金金金 : 出てくる種族も変わってくるか?
ミナト : うん、そこは変わってくるよー! まぁ何が出てくるかは、行ってみてのお楽しみかな?
「そうですねー! では、森の方に向けて出発です!」
という事で、川の右方向にある森の方に向けて出発だー! あ、川の向こう側だから、川を越えなきゃだね。
はっ! 川といえば、さっきのワニの追いかけてくる様子がちらつく!
「……この辺にもワニがいたりしませんよね?」
ミツルギ : 絶対にいないとは保証は出來ん……。
富岳 : いるとも言えねぇな。言えるのは、可能はあるというとこまでだ。
ミナト : 敵の配置はランダムだからねー。
いなり壽司 : でも、その辺の淺さなら、ワニがいたらすぐに分かるだろ。
チャガ : まぁそうなるな。
「あ、いたら分かるんですね!」
ワニってなんだかんだで大きいんだから、川底が見えてるくらい淺い部分なら大丈夫なのは當然だよね! うーん、とりあえず川には程々の大きさの魚の魚影のみしか見當たらない。うん、これなら大丈夫!
それなら、川を渡って森の方へと移なのさー! ふぅ、無駄に警戒し過ぎたよ!
「ふふーん! 果なら味があるし、その辺りも楽しみですねー!」
流石に敵を噛んだ時には何も味はないけど、野イチゴは味しかったもんね。果は採集すれば回復アイテムになるんだし、森までは行かなくても草原よりは手にるはず!
「わっ!? え、なんですか!?」
川を渡ってる途中で、何かが水の中から飛んできた!? え、今のでHPは減ったけど、何が飛んできたか分からないよ!?
これは何かからの攻撃なのは間違いないけど、敵はどこだー!? あ、マップで確認! 近くに……川の中に赤い印を確認! し距離はあるけど何を……あ、水を飛ばしてくる魚がいたっけ! あれと同じ系統の魚かー!
「ぐぬぬ、川の中にいる魚からの攻撃です! のんびりしたい時に邪魔をするんじゃないんですよ!」
とりあえず川の中からは出ないと、川の中は魚の方が有利過ぎる! さっき死んだ場所とは違って、川から出るのはすぐに出來るのさー!
よし、対岸へと退避完了! あ、やっぱり水が飛んできてるから、予想通りの攻撃だ!
「というか、いきなり襲われ過ぎじゃないですか!?」
ミツルギ : まぁ、ぶっちゃけ縄張りにったのはサクラちゃんの方だしなー。
富岳 : 住処を踏み荒らされたら、そりゃ攻撃される。
いなり壽司 : それなりの深さがある川にる時は、そういう事がよくあるから要注意だぞー。
「言われてみれば確かにそうですよねー!? だからといって大人しく攻撃されてはいませんよ! 『投擲』!」
ちょっと水面へと顔を出して水を連続して飛ばしてきてた魚を投擲で狙い撃つ! あ、外れたー!? ぐぬぬ、飛ばしてくる水を回避しながらだと流石に狙いがつけにくい! そもそも回避がしきれなーい! 連してくるなー!
うーん、魚が相手だと戦いにくいし、このまま放置して先に行っちゃう? 追いかけてこれないんだし、そういう手も……あ、ちょっと待って。あの魚ってさっき水を飛ばしてきた時、頭を水面に出してたよね?
「ふっふっふ、魚さん、そんなに私に水を當てたいのなら、どんどん狙ってくるといいのですよ!」
金金金 : 狐っ娘アバターがしたり顔になり始めた。
咲夜 : 何か思いついたっっぽいな。
いなり壽司 : あっ。
神奈月 : どした? って……あー。
ミナト : あらら、これはまた運が良いのか、悪いのか、どっちだろうねー?
富岳 : とりあえずサクラちゃん、気を付けろ!
「大丈夫ですよ! 私にはこの魚を倒す作戦が……って、ぎゃー!? なんでもう1匹増えてるんです!?」
わわっ!? さっきまでは1匹だったのに、水を飛ばしてくる魚がなんで2匹になってるのー!?
わー!? 単発の水を飛ばしてくるのは1匹だけなら避けられると思うけど、2匹に増えてどっちにも連されたら無理ー!?
「というか、なんで片方はもうHPが減ってるんです!?」
ミツルギ : 多分、さっきの外れた投擲が流れ弾になって當たったんだろうな。
真実とは何か : おそらくそれが真実である。
ミナト : サクラちゃん、慌てずに対処だよ!
「さっきの投擲のせいですか! うぅ、だからといってここで逃げてたまるかー! 『咆哮』!」
投擲が予想外に敵を増やす結果になっちゃったっぽいけど、それで既にHPが2割くらい減ってるんだから狙わない手はなーい! よし、HPが減ってる方の魚が怯んで水面に浮かんだよ!
ふっふっふ、攻撃の為に頭を出すのが悪いのさ! ともかくこれで1匹はきを封じたし、後は噛みついて陸地に持っていってやるー!
「うがー! しのダメージはこの際許容します! だけど、1匹は確実に仕留めます!」
數が増えたけど、ここからは考えてた作戦通り! 足をらせないように注意しながら、川の中を駆けて、大急ぎで怯んで浮いている魚を回収するのみ!
って、ちょっと待ってー!? 何か腳にぶつかってきたー!? もしかしてまた敵が増えたー!?
「急げ、急げ、急げー! 『噛みつき』! 猛ダッシュで退避ー!」
確実に敵の數が増えてるけど、マップでその數を確認する余裕はなーい! どんどんHPが減っていってるのがヤバいー!? でも、ここで死んでなるものかー!
「あわわ!? 私、どうなるんですかー!?」
「それは次回まで待て!」
「結論早くないですか!?」
「え、だってネタバレする訳にもいかないし?」
「いやまぁそれはそうですけど!」
「それにしても、まぁ見事な苦戦っぷりで……」
「ぐぬぬ、絶対に勝ってやるのです! 私に勝てと応戦してくださる方はブックマークや評価をお願いします! それが私の力になる!」
「いや、ならないからね? むしろ、変な事をする方が求められてると思うよ?」
「変な事ってなんですか、変な事って!? それだと私が変態みたいじゃないですか!」
「あー、言い方が悪かったね。変な事という表現は改めて、珍妙な行で!」
「酷くなった気がするんですけど!?」
「さて、次回は『第66話 魚との戦い』です。お楽しみに!」
「うがー! 絶対に勝ってやるー!」
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