《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第69話 サムネイルの設定
さて、晩飯だー! あ、その前にSNSをちょっと確認してこよう! 中継機能と連攜してても、ぶっちゃけ音聲ありのコメント以外に反応していくのは無理だったしね!
えっと、攜帯端末のAR表示をオンにして……わー!? 通知が結構溜まってる!? 家族との連絡にしか使ってなかったのに、この量はびっくりだー!
とりあえず、さっきの配信のアーカイブの通知がどうなってるか見ておこう。それから晩飯だー! それじゃ青い鳥のSNSを開いて、私の投稿のチェック開始!
サクラ☆モンエボ実況配信中! #***
中継のアーカイブ保存をしました!
『【初見プレイ】Monsters Evolve part.2』を見てみませんか?
URL:*tp://***
***.jpg
コメント【1】拡散【0】いいね【4】
→【1】ミツルギ #***
サクラちゃん、お疲れさまー!
次も楽しみにしてるぞ!
あ、URLの下に夕焼けの草原の畫像が表示されてる! そっか、これがサムネイルってやつなんだね!
Advertisement
そして、早速ミツルギさんからコメントが來てる! えっと、これはすぐにコメントを返しておこうっと!
「えっと、『ミツルギさん、今日はありがとうございました! 私も楽しかったです!』でいいかな? うん、とりあえずこれで――」
「……ログアウトしたなら、さっさと降りてこい。片付けが出來んだろうが」
「あ、はーい!」
うん、思いっきり兄さんに扉越しに聲をかけられたよ。々來ている通知については、晩飯を食べ終えてからなのです!
「兄さん、晩飯はなーに!?」
「簡単で悪いが、チャーハンだ」
「おー! やったー!」
兄さんは手抜きとは言うけども、パラパラのチャーハンで味しいんだよねー。あ、そういえば何か兄さんに頼もうと思ってた事があったような気もするんだけど、なんだっけ?
「あ、思い出した! あわっ!? おぉ、兄さん、ありがと!」
「……階段を下りてる途中で急にんで落ちるな。俺まで突き落とす気か?」
「すみませんでしたー!」
Advertisement
「……はぁ。で、何を思い出したんだ?」
「そうだった! スクショの保存をしたんだけど、どこに保存されてるのかが分かりません!」
ミナトさんが教えてくれたスクショのサムネイルを自分で設定すれば良いって言ってたけど、どうやるのかが分からないからね。ここは兄さんのアフタサポートに期待なのです!
「標準設定のままならすぐに分かるはずだが、自分でやる気はないのか?」
「多分探すまでは出來るけど、サムネイルの設定が分かりません!」
「……はぁ、そういう事か。視聴者の誰かがれ知恵をしたな?」
「アドバイスをしてもらったのに、それをれ知恵って言い方は失禮なんだー!?」
「自分でその作業をやるならその主張は認めるし、取り消そう。……だが、やるのは俺だよな? そのアドバイスをした人、その辺を分かってて言ってただろ」
「……どうだろうねー?」
「おいこら、目を逸らすな!」
いやー、自分でやれという部分に反論が出來ないもんね……? うぅ、私だって自力で出來るなら自力でやりたいもん! だって、その方がお金がかからないんだもん!
「……はぁ、今回のは手順を教えるだけだぞ。次からは自分でやれ」
「ははー! ありがとうございます、兄上様!」
「しょうもない事を言ってないで、さっさと晩飯にするぞ。8時になっても降りてこないから、し待っててやったんだからな」
「おぉ!? 結構な頻度で放置されるのに、今日は待っててくれたんだ!?」
「よし、次から完全に放置で良いんだな?」
「よくないです! 兄さん、待っててくれてありがとう!」
「……はぁ、さっさと食べて済ませるぞ」
「はーい!」
ふっふっふ、とりあえずこれでスクショの保存場所とサムネイルとやらの設定が出來るはず! でも今回だけだから、ちゃんと手順を覚えておかないとね!
◇ ◇ ◇
そうして晩飯のチャーハンを食べ終わったー! 味しかったのです! でも、食べながらSNSのチェックをしようかと思ったら、兄さんに怒られた……。
そしてサムネイルとやらの設定をする為に、私の部屋にやってきたー! 攜帯端末からでも作は出來るそうだけど、私にはそっちからの作はさせてくれなかった。スクショの保存場所が分からないのに、別端末から作されられるかって言われたよ……。
という事で、とりあえずヘルメット型のVR機を頭に被って、フルダイブにはしないARモードで起。フルダイブじゃないから、椅子に座っての設定だー!
設定項目とかこっちでやるんだよね。機能的には処理能が違うだけで攜帯機のAR機能と全く一緒って兄さんが言ってた! でもフルダイブの出來るVR機じゃないと、フルダイブ機能を使うアプリはれられないとも言ってた! そしてモンエボはこっちにってるから、こっちでやるらしい。
「さて、スクショとサムネイルの設定だな。俺は手順だけ説明するから、自分で作してみろ」
「はーい! それじゃ、表示の共有だね!」
この辺は何度もやってるから、AR表示の共有化の仕方は把握済み! えっと、ここをこうして、こうだー!
ふっふっふ、VR機のARモードと、攜帯機のAR表示はほぼ共通だもんね。とりあえずこれで私の見ているものは、兄さんからも見えるようになったはず!
「……なんでそこは手早いのに、新しくやる事になるといつも戸うんだ?」
「んー? なんでだろ?」
慣れてしまえば特に躓く事もないんだけど、初めてやる事って失敗しがちなんだよねー。まぁ慣れるまで行けばなんとかなるし、今は兄さんの力を借りるのみ!
「まぁいい、まずはスクショの方からだな。モンエボの起のアイコンがあるだろう? そこを長押しして、設定項目を開け」
「えっと、長押しで設定項目だね!」
おぉ、モンエボの設定項目が出てきた。あ、普通に撮影したスクリーンショットを表示って項目があるよ。よーし、これなのさー!
おぉ、撮ったスクショの一覧が出た。まぁあの夕日を背景にした逆のカッコいいライオンのスクショだけだけどね。
「説明をする前に先に作をするな。まぁそれで間違ってはいないから良いが……ほう、良いじのが撮れてるな?」
「えっへん! それでこれをアーカイブのサムネイルってやつにしたいんだよね!」
「……なるほどな。その作は配信側の方からの指定だから、配信用のアプリの管理畫面を開け」
「はーい!」
えっと、配信用のアプリを開いて……あ、管理用の畫面が出てきたね! おぉ、中継のアーカイブと、ダイジェスト畫の3本が並んでるー!
あ、ダイジェストになる前の畫も保存はされてるんだ? んー、でも保存期間ってのが出てるから、放っておけば1週間で消えるっぽいね。
そっか、ダイジェスト畫は自判定だけど、後から殘したい場面があった場合はここから殘すようにするじかな? やり方は分かんないけど。
「一応確認だが、サムネイルを変更したいのは最新の中継のアーカイブだな?」
「うん、そうだよー!」
「なら、一覧からその畫を選んで、編集モードに切り替えろ」
「はーい!」
素直に返事をしてみたけども、編集モードってどれだろ? おぉ、コメントの管理の管理畫面がある! あ、投げ銭や広告表示の管理畫面ってここにあるんだね! ふむふむ、広告表示って今どれくらいなんだろ?
「……おい、人に教えさせてる最中に余計な事をしようとしてないよな?」
「そ、そんな、ことは、ない、ですよ?」
や、やだなー? 今の広告収がいくらになってるかを見ようなんてしてないですよー? 流石に教えてもらいながらの最中に……余計な事をしようとしてすみませんでしたー!
とりあえず、言われた通りに編集モードとやらに切り替えよっと。えっと、あ、普通に『編集モード』ってボタンがあったよ。間違いなくこれだー!
「なんか畫像がズラーっと並んでるよ!? なんか下には波みたいなのも表示されてるよ!? あ、今の自設定になってるサムネイルって夕焼けの草原なんだー!?」
「……なんで初めて見るような反応なんだ?」
「実際に初めて見るんだもん! あれ、でも編集不可ってなってるよ!?」
「中継配信の畫だから後からの編集はけ付けねぇよ。一度ダウンロードしてから別畫として公開するなら可能だがな」
「おぉ、面倒だからそれはパスで!」
というか、畫編集とか出來る気はしないのですよ! それに後から編集する必要もないから問題なーし! って、サムネイルってのを変えるんだから問題あるよ!?
「あ、サムネイルの変更って項目があったー!?」
「目的のものはそれだな。サムネイルだけは後からでも変更可能だから、そこは覚えとけ」
「そうなの!? それじゃこれを選択すれば、サムネイルを変更出來るんだね!?」
「とりあえずやってみろ」
「はーい!」
という事で、『サムネイルの変更』を選択! あ、サムネイルの自設定が解除になるけど構わないかって確認メッセージが出たけど、問題なしなのです!
そして、サムネイルに指定する畫像を選ぶ畫面が出てきたー! えーと、ここからどうすれば良いんだろ? 今表示されてる畫像の一覧って、ホームサーバーのみんなの共有寫真だよね? モンエボのスクショはどこー?
「ここの畫面で、標準で呼び出す場所は俺の方で変更しといてやる。ちょっと権限の許可を出せ」
「はーい!」
どうやらここは兄さんが何とかしてくれるみたいだから任せておこうっと! いつものように兄さんが作出來る様に権限の許可を出して……何かよく分からないけど、兄さんが畫面を切り替えながら作してるね。
おぉ、あっという間にあのライオンのスクショが一覧に表示された! それしかないから一覧って気もしないけど。
「よし、これで次からはここが標準で開くようになった。それでそのライオンのスクショを選択して、決定を押せ」
「えーと、スクショを選んでから、決定を押すんだね! おぉ、サムネイルがライオンのスクショに変わったのさー!」
これでサムネイルの変更が出來たみたいだね! ふっふっふ、やってみれば実に簡単! これならこれから私だけでも出來るのですよ!
それじゃ、もうサムネイルの変更は終わったから配信用のアプリを閉じて……あ、広告とかコメントとか、その辺のチェックをしとこうかな? でも、先にSNS確認が先だし、一度終了して――
「ちょっと待て! なんで終了しようとしてる!?」
「わっ!? 兄さん、どうしたの?」
兄さんに急に右手を摑まれて止められてビックリしたー!? え、何か問題でもあった?
「……一応警告は出るが、まだ編集途中だ。最終的な編集の確定は終わってないぞ?」
「えぇ!? そうなの!?」
「……分かってなかったのかよ。あー、ここだ、ここ。そこを押せばそれで編集完了だ」
「えっと『アーカイブへ反映する』……って、まだ反映されてなかったのー!? え、それじゃさっきの決定は何!?」
「あれはどの畫像を使うかの決定だ。そして、今回のでそれを実際にアーカイブのサムネイルとして反映させるんだよ」
「おー? 分かったような、分からないような?」
「……もう理解はしなくていいから、2回押す必要があるとだけ覚えとけ」
「はーい!」
これで何とかサムネイルの変更は出來たー! なんだか兄さんは疲れた顔をして自室に戻っていったけど、とりあえず完! よーし、それじゃSNSを確認してから実況外でのプレイを始めるぞー!
「実際にやってみたら簡単ですね!」
「……サクラの兄がそれを聞いたら、多分怒るぞ?」
「そのくらいの怒られ方ならよくある事なので、問題はないですね!」
「よーし、その言葉を添えて、兄の方をここに呼んで――」
「作者さん、ストーップ!」
「……問題ないのでは?」
「見栄を張りました、ごめんなさい! 兄さん、謝しているからねー! あ、そうだ! 私の兄さんが立派だと思う方はブックマークや評価をお願いします!」
「おーい、何を始めてるんだー?」
「ふー、これで大丈夫ですね! さーて、それじゃ実況外のプレイを始めますよー!」
「サクラ、待った。それはまだちょっと早い」
「え、そうなんです?」
「うん、そうだね。という事で次回は『第70話 サクラの呟き その2』です。お楽しみに!」
「あ、そっちがありましたね!」
【1章完】脇役の公爵令嬢は回帰し、本物の悪女となり嗤い歩む【書籍化&コミカライズ】
公爵令嬢のアサリアは、皇太子のルイスに婚約破棄された。 ルイス皇太子が聖女のオリーネに浮気をして、公爵令嬢なのに捨てられた女として不名譽な名がついた。 それだけではなく、ルイス皇太子と聖女オリーネに嵌められて、皇室を殺そうとしたとでっちあげられて処刑となった。 「嫌だ、死にたくない…もっと遊びたい、あの二人に復讐を――」 処刑される瞬間、強くそう思っていたら…アサリアは二年前に回帰した。 なぜ回帰したのかはわからない、だけど彼女はやり直すチャンスを得た。 脇役のような立ち振る舞いをしていたが、今度こそ自分の人生を歩む。 「たとえ本物の悪女となろうと、私は今度こそ人生を楽しむわ」 ◆書籍化、コミカライズが決定いたしました! 皆様の応援のお陰です、ありがとうございます! ※短編からの連載版となっています。短編の続きは5話からです。 短編、日間総合1位(5/1) 連載版、日間総合1位(5/2、5/3) 週間総合1位(5/5〜5/8) 月間総合2位
8 66異能がある世界で無能は最強を目指す!
異能がある世界で無能の少年は覚醒する
8 84戀死の高校生活
普通の高校生だった俺を襲ったのは「死」 戀を守るため、未來を救う! 覚悟を決めて、戦いに挑む! 俺、亀島タクトは、普通に楽しい高校生活を普通に過ごしていた。そんなある日、ずっと好きだった先輩から告白を受けるが、、、無限ループと死の境に巻き込まれて、とんでもない事態に!? 異次元あり、戀愛あり、友情ありの完全新型ファンタジー&戀愛小説!
8 187ファルダーミール -明日の世界-
どこにでもいる普通の高校生。 甘奈木 華彌徒[カンナギ カヤト]は、平和な日常を送っていた。 顔も性格も家柄も普通な彼には誰にも……いや……普通の人には言えない秘密があった。 その秘密とは、世に蔓延る亡者、一般的に言えば幽霊や妖怪を倒すことである。 ある時、友人にその事がばれてしまったがその友人はカヤトに変わらずに接した。いや、むしろ、自分からこの世ならざる者と関わろうとした……。 ───────────────────── 【目指せ、お気に入り1000人達成!?】 2018/10/5 あらすじの大幅改変をしました。 【更新は気長にお待ち下さい】 ─────────────────────
8 111男女比が偏った歪な社會で生き抜く 〜僕は女の子に振り回される
就職して戀愛・結婚をし子供が生まれる、これで普通の人生を歩めると思ってた……でも現実は、時間が過ぎるとともに幸せな家庭は崩れ去り、僕を苦しめるだけだった。 戀愛・結婚に臆病になった男が男女比の偏った世界に生まれ変わり、女性に振り回されながらも奮闘する。 ※申し訳ありませんが、感想の返信は停止しております。
8 156月輝く夜に、あなたと
いつも通りの夜、突如かかってきた彼氏からの電話。 電話相手は、謎の若い男。 彼氏が刺されている、とのこと。 そして、その男からの衝撃的発言。 禁斷のミステリー戀愛小説
8 142