《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第76話 戦い方の方針
さーて、今日の目標はとりあえずだけど、あのエリアボスのザリガニへのリベンジ! その為にもライオンで水中でのまともな戦闘を可能にしないとね。
「さてと、それじゃまともに水中で戦える方法を考えないとですね! 今のままだと、水中では私が不利過ぎますし……」
うーん、ライオンで水中戦……。どうにかしなければいけないのは、窒息するのと川の中の敵は群れてくる事への対処かなー?
威嚇で格下を追い払って1対1の環境を作り出すのは……エリアボスのザリガニに挑めるようになってからなら有効そうだね。というか、威嚇ってそういう使い方をする為のスキル?
咲夜 : あー、水中で戦う方向か。
ミナト : そっか、そっちの方向で行くんだね。
ミツルギ : 不可能ではないけど、ちょっと面倒な方向だな。
「あれ? 他にも方向があるんです?」
皆さんの反応を聞く限りでは、他にも何か手段がありそうな……あれ? そういえば昨日、私も何か考えてたような気もする? 確か何かのスキルを手にれたくて進化ポイントを……。
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「あー!? そういえば『衝撃波生』を取ろうと思って、進化ポイントを稼いでたんでした!」
今の今まですっかり忘れてたー! 今は進化ポイントは20あるから、まずはスキルをどうにかしていこう! ふっふっふ、ザリガニ対策をやっていくのです!
ミツルギ : おーい!? 張本人が目的を忘れてたのか!?
金金金 : それでこそサクラちゃん! てか、あの追撃の衝撃波って実際どうなんだ?
ミナト : んー、あの辺は戦い方次第だからねー。有用ではあるんだけど、連撃で絶え間ない攻撃がしたい人には、衝撃波での吹き飛ばし効果を嫌う場合もあるからさー。
ミツルギ : どっちかというと単発で高威力を求める人向け。
咲夜 : 連撃好きな人には不評だよな。
金金金 : あー、人によって評価が大きく変わる要素か。
「ほほう! あれはそういうじなんですね!」
なるほど、なるほど。遠距離から攻撃して、敵を吹っ飛ばす事が出來るんだね! まさしく、これこそ今の私が求めているスキルではないですか!
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川の中にらずに、川の外からぶっ飛ばせる! そして『戦意の纏い』で遠距離攻撃の発範囲が広がっているから、その相乗効果も期待できる!
「あ、そうだ! これは確認しようと思ってたんですけど、『戦意の纏い』で咆哮って水中に屆くようになるって認識で合ってます?」
これ、地味に確認してなかったからね。川の中で戦う為の準備が出來てなかったから、また魚の群れに襲われたくなくて回避してたし! 途中から完全に忘れてただけだけども!
ミツルギ : おう、合ってるぞー!
咲夜 : 合ってはいるけど、地上で使うよりは有効距離は短くなるから要注意。
ミナト : 姿が見えている水中の敵に限定されるからねー。
「あ、見えてる敵って制限はあるんですね」
ふむふむ、まぁ見えてない相手に咆哮で怯ませるっていうのも無茶な話だしね。そもそも見えてなければ狙いもつけられないから、そこは気にするほどの事でもないかな。
「よーし、それじゃ『衝撃波生』を取っていきましょう! 『戦意の纏い』と『咆哮』と組み合わせて、衝撃波ありの『咆哮』の誕生です!」
多分だけど、これは出來るよね? 用のスキルツリーで繋がってる部分にあるんだから、組み合わせて使えって認識で合ってるよね? という事で、速攻で取得だー!
<『用』第5段階:スキル『衝撃波生』を解放しました>
ふっふっふ、進化ポイントを10も消費したけど、その分だけ強力なはず! だって、今の私のライオンのスキルツリーの中では一番上の段階のスキルなのだから!
というか、これって遠距離攻撃用のスキルに対してじゃなくて距離の離れた位置から発するスキルって表記なんだよねー。もしかして識別とかで衝撃波が発生したりしないかなー?
ミツルギ : サクラちゃんは、こうと決めてからは行が早いなー。
咲夜 : ま、順當な強化だし良いんじゃね?
金金金 : し気になったんだが、距離の離れた位置から発するスキルって表記だったし、投擲にも効果があるのか?
「はっ!? その可能がありましたか!?」
識別で衝撃波が発生するなんて変なことを考えていたけど、順當に効果が発生しそうな投擲を忘れていたよ! 普通に考えたら、そっちの方が確実に効果があるよね!
ミツルギ : ……そこは考慮した上だと思ってたんだが、考えてなかったのか。
富岳 : 來て早々、面白い事になってるな。ライオンで衝撃波付きの投擲とは、また面白い育て方になってきてるじゃねぇか。
「あ、富岳さん、こんばんはー! とりあえず、川の中にらずに戦える手段を模索中です!」
そんな方針はまだ決めてなかったけど、今そう決めた! 『咆哮』と『投擲』、その両方で衝撃波の追撃が出來るなら、遠距離から魚を狙い撃ちも出來るはず!
それで魚が陸地まで上がってくれば近距離戦に持ち込めばいいし、陸でもけるワニとかカニ……そしてあのエリアボスのザリガニへの対応策にはなるはず。
富岳 : 外からの攻撃を起點にする事になったのか。まぁ全部の水中の敵には対応は出來んが、何も全てを倒す必要もないからな。
咲夜 : ぶっちゃけ、今の方針は初耳だけどなー!?
「今決めましたからね! ふっふっふ、水中にはらずに敵から私の有利な土俵に上がってきてもらいますよ!」
そうとも! わざわざ敵の得意な水中に自らっていく必要はなーい! 私のライオンは近接オンリーの育て方はしていないから、遠距離でも対応できるのです! というか、完全に対応できるようにさっきなった!
富岳 : なるほど、今決まったとこか。
ミツルギ : 方針としては良いと思うぞ。サクラちゃん、その方針なら戦法のアドバイスも出來るけど、どうする?
「んー、そこは出來るだけ自分でやりたいので、聞かないでおきます!」
多分、今ミツルギさんにアドバイスをしてもらえば安定した戦い方が分かるはず。だけど、それは私の初見プレイの方針とは外れるからね。
今の時點で私なりにある程度の方針は決めたし、ここからしばらくは自力で頑張るのさー!
ミツルギ : そういう事なら了解だ。
金金金 : 見守るのみだな!
咲夜 : だなー。
ミナト : それじゃ、ここからLv上げ開始かな?
「はい、そうですね! とりあえず、川の淺めの部分で実験をやってみます!」
いきなり深い所に行っても、多分また死ぬ可能が高いからね。……そういえば、皆さんの反応的に水中で戦うって方向自も可能だったみたいだけど、それってどういう手段なんだろう?
うーん、まぁもう方針は決めちゃったから別にいいや。富岳さんも言ってたけど、別に水中の敵を全て倒さなくても良いんだしね! 草原でも倒せてない敵って、多分いっぱいいるし、そこは気にしなーい!
「それじゃ、川に向けて移開始です! あ、途中で果があったら教えてくれませんかー?」
今は森林のある方向に近い方にいるからね。道中であるはずだから、そこは回復アイテムを確保をしていきたい! 毒の実もあるから、そこは要注意だけど。
ミツルギ : おう、任せとけ!
咲夜 : そういや、ダイジェスト畫では採集の様子はなかったけど、採集はしてたのか?
「あー、それは、その……?」
実況外のプレイでは、採集の事は完全に忘れ去ってましたー! だって、一般生を仕留めるので回復が間に合う程度だったもん。あと、単純に倒すのが楽しくなってたもん!
金金金 : 狐っ娘アバターの目が泳ぎまくってる件について。
富岳 : 要するに、採集は忘れていたと。
「えぇ、そうなりますね! それが何か問題でも!?」
えぇい、こうなったら開き直ってしまえー! 他の事に夢中になって、忘れていて何が悪いー!
ミツルギ : サクラちゃんが開き直った!?
ミナト : あはは、まぁ夢中になって忘れる事はあるもんね。私もそういう覚えはあるよ。
富岳 : まぁ、確かにそれはそうだな。仕事ならともかく、ゲームであれば問題はないか。
金金金 : 確かに責任があるものならダメだが、そうでないなら問題はないか。
咲夜 : それもそだなー。
あ、意外と開き直りが効果があったよ! うん、何事もやってみるもんだね! 私の配信は一手のミスも許されない超絶プレイの実況ではないんだから、これで良いのです!
「それじゃ川に向けて出発です!」
私のライオンで川に向けて駆け出していくのさー! 道中で果があれば皆さんに教えてもらう事になったし、私は見かけた敵を倒していくのみ!
「作者さん、質問です!」
「水中戦をする方法なら、盛大にネタバレだけどいいの?」
「あっ、先に言われたー!? うーん、盛大にネタバレならやっぱり聞くのは止めておきます!」
「……まぁそのうち、そういう機會もあるでしょ」
「なんでそこで気になるような言い方を追加するんですかー!?」
「まぁそれは良いとして……はい、これ」
「良くないですよ!? はっ、カンペの回避をしそびれた!? ぐぬぬ、えーと『サクラがそのうち同じ場所で死にまくると思う方はブックマークや評価をお願いします』って、なんですか、これー!?」
「さて、次回は『第77話 追撃の衝撃波の使い方』です。明日の日曜日から、毎週日曜日は更新はお休みになりますのでご注意を!」
「あ、そういえばそうでした! って、スルーしないでくださいよー!」
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