《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第79話 今回の死亡後は
死にました。思いっきりまた死にました! でも、結構な數の魚が陸に上がってたはずだから、経験値になるはず!
「さーて、経験値がってくるはずなので、死んでも問題はないですねー!」
とりあえず、ランダムリスポーンした位置の確認をしていこう……って、あれ? 隣は川だけど、なんか水面がバシャバシャとうるさいくらいな場所のような……。
「って、ここからさっき死んだ場所が見えてますね!?」
ぎゃー!? ちょっと待って、ちょっと待って! 陸地に上がってた魚がどんどん飛び跳ねて川の中に続々と戻っていってるんだけどー!?
咲夜 : あー、流石にあれだけ生命が全快のばっかが大量にいたら、戻っていく方が多いか。
ミツルギ : まぁ生よりも生命はあるから、死ぬまでの猶予時間は長いしな。
「えぇ、そうなんですか!?」
あ、でもよく考えなくてもそうだよね!? HPが増えてるんだから、それだけ敵も死ににくくなってるよねー!? って、呑気に見てる場合じゃないんですよ!
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「うぅ、とりあえずまだ陸地に殘っているのを仕留めてきます! 全部川に戻してたまるかー!」
私の経験値と進化ポイントが臺無しになってたまりますかー! なくともLv1分くらいの経験値にはなってもらわないと割に合わないよ!
とりあえずさっきの場所へと駆け付けろー! そして可能な限りぶっ倒す! でも、絶対に今度は威嚇の使用はなしで!
<長を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
「って、駆け付ける前に1匹死んだー!?」
あれ? 私が駆け付ける前に死ぬのがいるって事は、これってただの杞憂じゃなーい? ふむ、どうせなら弱ってる方がいいし、ゆっくり行こうかな?
いなり壽司 : なぜそこで移が走りから歩きになる?
ミツルギ : サクラちゃん、時間をかければ楽にはなるけど、陸にいる弱った魚の數は減るぞー!
富岳 : まぁ、安定を狙うならそれでもいいけど。
ミナト : もう助からない位置にいるのもいるだろうから、放置で経験値がるのはその個だねー。
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「え、數が減るんです!? やっぱり猛ダッシュで!」
死ぬのが確定みたいな位置にいる魚の経験値は間違いなくってくるみたいだけど、このランダムリスポーンした場所的にそれは絶対に勿ない!
死んだおかげで威嚇の効果は切れて私を襲ってこないみたいだし、まだ陸地でピクピクと跳ねている魚の姿は見えてきた。あ、大きく飛び跳ねるのと、全然飛び跳ねずに無駄に口から水を飛ばしてるのがいる?
「これって、もしかして當たりを持ってない魚は戻れないっぽいです?」
ミツルギ : スキルでは『當たり』のみじゃないけど、まぁその系統のスキルを持ってなければ基本的には無理だな。
富岳 : 一応、スキルでなくても屈強と俊敏が高ければなんとか戻れる事もある。
ミナト : まぁ個によってその辺は差があるけどねー。
ふむふむ、どうやら川に戻るとは言ってもそれなりに條件はあるみたいだね。どの魚も無條件で川までは戻れないという事なら、今狙うべきは飛び跳ねて戻れそうなやつ!
えーと、今、川岸に打ち上がってる魚は6匹……って、そんなにいたの!? もう既に川に戻ってるのもいたから、私を襲ってたのはもっといたんだ!?
「あ、その飛び跳ねた魚、逃がしません! 『咆哮』!」
なんか妙に盛大に高く飛び上がった魚に目掛けて、咆哮を発! ここは衝撃波ありで吹っ飛ばしちゃえ!
「って、あー!?」
ぎゃー!? 折角命中したのに、追撃の衝撃波で川の方に吹っ飛んでいったー!? ……うぅ、川の水面にプカーっと浮かんでるよ。
ミツルギ : ……まぁ方向的にそうなるよな。
咲夜 : サクラちゃん、吹っ飛ばす方向を考えような?
「うぅ、それもそうですね……。ですが、まだ終わってはいなーい!」
あの浮かんでいる魚……多分フナっぽいのはまだ生きてはいるけど、かなりHPは減っている。そして、き回っていないのであれば、まだ追撃方法はある!
「これで死んでください! 『投擲』!」
今度はミスは許されない! 小石を取り出して、水面に浮かぶフナを標的に設定! もう今度外せば水中に飛び込むしかないから、追撃の衝撃波もれちゃえ! いっけー!
「あ、當たりましたよ! あー!? まだ死んでない!?」
ぐぬぬ、ほんのしダメージ量が足らずに生き殘ってしまった。しかも追撃の衝撃波で、水中に押し込んじゃったっぽい。……浮かんでこないんだけど、どうなったのー!?
ミツルギ : あー、水草か何に引っかかったか。
咲夜 : たまにあるやつだなー。
いなり壽司 : 後ほんの僅かだったのに、今のは殘念だったか……。
金金金 : あれ、サクラちゃんと戦狀態にったんだし、陸地にいたら襲ってきたりはしねぇの?
富岳 : あの瀕死狀態だと、回復するまでは出てこないな。陸地ならマップで探して追撃って手もあるが……。
ミナト : 今の狀況で水中に飛び込むのはリスクの方が高いかなー? それをするならまだ陸地に殘ってる魚を狙う方が良いね。
金金金 : あー、なるほどなー。
「うぅ、ものすごく勿ない気もしますけど、仕方ないので諦めます! とりあえず殘りの陸にいる魚を……って、4匹に減ってますよ!?」
あれ、さっきは6匹いて、そのうちの1匹が仕留め損ねたフナだけど、もう1匹はどこー!?
「あー!? 川に飛び込んでいきましたよ!?」
ぐぬぬ、今のはコイみたいだったけど取り逃がしてしまった。うがー! 全然逃げるのを食い止められてないー!
「あ、今度は逃がしません! 『噛みつき』!」
咆哮できを止めたかったけど、まだ再使用時間が過ぎてないから猛ダッシュからの噛みつきで飛び跳ねようとしていたフナへと噛みつきだー! 今度のこのフナは確実に仕留め切る!
殘り3匹は水を飛ばしてくるやつっぽいから、今は放置でいいや!
「くったばれー!」
噛みついた狀態のままで……近くに巖はない!? 巖があれば、叩きつけられるから、それで一気に……って、良さそうな巖は見當たらない!?
ぐぬぬ、川の中に良さそうなじに出ている巖があるけど、川の中にったら意味ないよね……。何か他の手段は……はっ、これだ! よし、丁度良さそうな木も発見!
「えいや! おぉ、切れました!」
よし、スキルじゃなくて通常攻撃の爪で上手く切れた! 上手くってほど切斷面はきれいじゃないけど、先が尖ってれば充分!
いなり壽司 : え、なんで近くの木の枝を切ってんの?
富岳 : ……何となく予想はついた。
ミナト : あはは、私もー。
「いなり壽司さん、これはこうするんです! えいや!」
噛みついたままだから気を付けないと自分自にも刺さる可能もあるから、そこの力加減は慎重に……。いっけー!
「ふぅ、大功です!」
ふっふっふ、見事にフナが木の枝に刺さったね! そして、勢いをつけ過ぎてライオンの口にも刺さるという失敗はせずに済んだ!
イガイガ : モズの早贄かい!
いなり壽司 : なんか聞き覚えがあるけど、それって何だっけ?
ミナト : モズって鳥が、捕らえた獲を木の枝とか有刺鉄線とかに突き刺しておく習の事だね。
いなり壽司 : あー! なんか聞いたことがあると思ったらそれか!
「そうそれです! し前に何かの畫で特集をしてました!」
ふふーん、だからこそ思いついた手段なのですよ! 捕らえた獲を枝に突き刺す! リアルにいる鳥が出來る事を、このゲームのライオンに出來ないはずがない!
とりあえずフナを木の枝に突き刺したけど、まだ噛みつきの効果も殘ってるから継続して噛んでおこう! ふっふっふ、どんどんフナのHPが無くなっていくのですよ!
イガイガ : あ、知っててやったのか。
ミナト : みたいだねー。
金金金 : てか、一般生の木の枝に刺さるんだな?
ミツルギ : 堅牢が高い敵でなければ、今の進化階位やLv帯でならな。
咲夜 : というか、投擲系で使ったりするから、意外と強度はある。
「咲夜さん、それってこの枝を切って投擲に使えるって事ですか!?」
地味に重要な報を聞いた気がする! この木の枝が投げれるなら、投げ槍みたいに使えるんじゃない!?
咲夜 : あー、それはそうなんだけど……。
いなり壽司 : それはスキルツリーに投擲を持ってる場合だなー。系統外での投擲では使えん。
ミツルギ : 単純に枝は持てないんだよ、ライオンだと。
ミナト : どうしてもライオンだと摑んで投げるって作が出來ないからねー。
「あー、そういう事ですか。殘念です……。『連爪』!」
<長を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
ふー、とりあえず枝に刺したフナの撃破は完了! さーて、次は水を飛ばしてくる魚達を――
<長を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
<長を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
<サクラ【用なライオン】が長:Lv7に上がりました>
<基礎ステータスが上昇します>
<進化ポイントを2獲得しました>
<長を撃破しました>
<進化ポイントを1獲得しました>
「ここまでやったなら、もう1匹くらい続けて倒させてくれませんかねー!? いえ、経験値も進化ポイントも味しいんですけど!」
Lvが上がった事も、進化ポイントが手にった事も嬉しいけど、なんか勝った気がしなーい! でも、ありがたく頂戴はしておきます!
えっと、これで進化ポイントは……おぉ、19になってる! んー、これなら何かスキルを新たに解放してもいけそう?
「サクラ、ライオンの口は串刺しにしなかったんだね?」
「そんなドジな事はしませんよー!?」
「いやー、だからこそすると思ってたんだけどなー」
「それは私がドジっ子だと、そう聞こえるのは気のせいですか!?」
「いやいや、気のせいじゃないよ? そう言ってるし」
「うがー! なくともドジな事をしてない時にその発言は許せませんよ!?」
「そしたらどうする?」
「私がドジっ子じゃないと訴えるまでです! 私、サクラがドジっ子じゃないと思う方はブックマークや評価をお願いします!」
「あのー、貰えなくなる容はやめてもらってもいい?」
「それって失禮じゃないですかねー!?」
「さて、次回は『第80話 目指す先について』です。お楽しみに!」
「だから、スルーはやめてくださいよー!?」
「よし、ドジっ子と自認するなら考えよう」
「それならスルーのほうがマシですよ!」
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