《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第84話 カニとの戦い

魚のつもりが予定外になったけど、妙に素早い『堅牢なカニ』との戦闘開始ー! というか、このカニって大きいねー。

「このカニ、雰囲気的に見覚えがあるんですけど、リアルではどういう種類ですかねー? わっ!」

また毆ってきたよ、このカニ! 飛び退いて回避したけど、毆るのがメイン攻撃っぽいね! ぐぬぬ、その大きなハサミは毆る事にも使えるのかー!

うーん、このカニ、おじいちゃんが捕ってたカニに似てる気がするんだよね。名前は聞いたことがあるはずなんだけど、なんだっけなー? 甲羅の部分に白い模様があるのは全然見覚え無いけど、これは多分ゲーム的な仕様のはず!

ミナト : デザイン的にはモクズガニだろうねー。

富岳 : 川にいるカニでは大型なやつだな。

「あ、それですね! おじいちゃんが言ってた名前がそんなじです!」

そうだ、そうだ! モクズガニだ! まぁだから何だって話なんだけど、デザイン的に元になってるカニがいるんだね!

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「わっ! おっ! よっ!」

ふっふっふ、連続で毆り掛かってきたけど、連続で後ろに回避ー! これはあれだね、私のライオンの連爪の毆る版ってじだね! でも、格的にはライオンの方が大きいから、その程度の攻撃は回避――

「わっ!? また空からの奇襲か何かですか!?」

なんでか後ろから衝撃があって、HPが減ったー! うぅ、また奇襲なの!? どこの卑怯者だー!?

ミツルギ : サクラちゃん、後ろに下がり過ぎ……。

イガイガ : 後ろ、後ろー!

咲夜 : 水を飛ばす魚の程距離まで戻ってるからー!

「ぎゃー!? そういえばそうでしたー!?」

うぅ、一度引き離してしまったからもう大丈夫だと思ってたけど、まだ戦狀態のままだったー!? わっ!? 川から頭を出してる2の魚から、代わる代わる水が飛んでくる!?

「これは、もう一度距離を取ってカニに専念……ぐふっ!」

うぅ、両方の前腳が側からなんか衝撃があって、思いっきりバランスを崩して、顔面から地面に突っ込んじゃったー!?

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「え、何が起きたんですか!? 今のは私、って転んではいないですよ!?」

いなり壽司 : カニに思いっきり両腳を払われたな。

チャガ : サクラちゃん、そのカニは『堅牢』で進化はしてるが、見たじでは々なスキルを持ってるタイプだ。

ミナト : 姿が見えなくなってるから、気を付けてー!

「え? あ、そういえばカニの姿が見當たりません!?」

魚からの水の攻撃が一旦止まってるから、距離を取るなら今のうちだけど……カニはどこー!? あっ、マップで位置の確認!

「ぎゃー!? HPが減り始めましたよー!? って、お腹の方から衝撃があったから、カニは私の下ですかー!」

うがー! マップでも私の位置に赤い印が重なってるから間違いない! これ、ダメージがり続けているから、多分だけど、カニに思いっきり挾まれてる!

「うぅ、とりあえず3対1は危険なので、魚からは退避です!」

カニにお腹を挾まれたままでの移にはなるけど、それはこの際仕方ない! とりあえず猛ダーッシュ! というか、このカニ、地味に厄介だよ!

ミツルギ : 今はその方がいいな。

咲夜 : このカニ、嫌な位置を攻撃してくるなー。

金金金 : ライオンの腹側って、割と死角じゃないか?

チャガ : そうなるな。一番嫌な位置にり込まれている。

ミナト : サクラちゃん、焦らないようにねー! 々してくる敵は、スキルのLvは上がりにくいから単発の威力はそこまででもないから!

「あ、はい! わかりましたー!」

そっか、々なスキルを使う分だけ、スキルLvが上がりにくく……あれ? それって私もじゃないですかねー? え、そんなとこにデメリットがあったのー!?

「ミナトさん、今のってアドバイスに見せかけた忠告ですか!?」

いなり壽司 : あ、今のは自分にも該當するって気付いたか。

ミナト : あはは、そういう側面もない訳じゃないけどねー。まぁ再使用時間や、々な敵への対応を考えたら、々持ってるのは悪い事ではないよ。

富岳 : ま、何事もほどほどにだな。

ミツルギ : とりあえず、今は戦闘に集中だぞ!

「うぅ、その辺りはよく考えてみます! とりあえず、いい加減離してくれませんかね!」

し走って、川の魚からは離れられた。でも、まだダメージがり続けてるから、カニに挾まれたままー! HPも半分は切っているし、思わぬ苦戦だよ!

これは私のライオンの噛みつきの真似かー! うぅ、噛みつかれてきが取れない時の気分ってこんなじなのかも……。まぁだからと言って、自分で噛みつきを使うのをやめはしないけども。

「あ、ようやく離しましたね!」

よし、すぐに後ろに飛び退いてカニから距離を取る! カニとの位置関係を変えないと、また対応のしにくいお腹に攻撃されたら困るもん!

「もうこのカニには何もさせませんよ! 『咆哮』!」

今回は衝撃波はなしで、上手く決まってカニが怯んだ! ここから畳みかけるのです!

「くったばれー! 『投擲』!」

ちょっと距離があるから、投擲で一撃をれる! よし、命中した! うーん、思ったよりもHPの減り方が悪いね。やっぱり堅牢なカニだから、防力が高いのかも。

イガイガ : あー、やっぱりダメージはなめか。

いなり壽司 : ま、ここは手數で押していけばいけるだろ。

金金金 : サクラちゃん、ファイト!

「はい、頑張ります! 『當たり』からの『噛みつき』!」

とにかくカニが怯んでいる間に、一気にHPを減らすのみ! ハサミを口の中にれるとヤバそうだから、甲羅の部分を噛みつくのです! 當たりからの噛みつきへの連攜は慣れてきた!

HPの減り方が悪いとはいえ、全然HPが減ってない訳じゃないし、いなり壽司さんの言うように複數の攻撃用スキルで畳みかけるのみ! それに追加して、巖に叩きつけるのもありだね!

えーと、近くに巖は……都合よくは近くにはなかったー!? あ、ちょっと離れた場所にあるから、そこまで走れー!

「あっ、怯みが切れましたよ!?」

うぐぐ、口の中で暴れ始めたよ、このカニ! ……ん? そういえばこの狀態で、獅子咆哮を使ってみたらどうなるんだろ? えっと、再使用時間は……あ、もう過ぎてるね!

「一か八かのお試しです! 『獅子咆哮』!」

ふっふっふ、遠距離攻撃を遠距離からしか使っちゃいけないなんて決まりはなーい! これで、し遠い場所にある巖までカニをぶっ飛ばす!

獅子咆哮の照準は巖にして、溜め開始! 逃げられたら逃げられた時に考える!

咲夜 : え、そこからそれをやる!?

ミナト : あはは、遠距離攻撃のゼロ距離攻撃だねー。

富岳 : ……逃がさずにやれるか?

チャガ : それは敵のき次第だな。

「暴れるんじゃないですよ!」

うー! カニの暴れ方が酷いけど、攻撃力がそう高い訳じゃないみたい! よし、これなら……って、なんかライオンの鬣が挾まれたー!? あ、でもダメージはない?

「って、引っ張らないでくださいよ!?」

うがー! 鬣を引っ張られ始めてからダメージがちょっとずつあるよ!? こんなダメージの與え方ってありなの!? あ、でも髪とか引っ張られたら痛いもんねー!?

金金金 : そういう攻撃もありなんだ?

咲夜 : そういやオンライン版だと、これじゃダメージは出なくなってたっけ。

ミナト : まぁプレイヤー側でやる時に、のある敵のお腹や背中や頭に乗って、を挾んで引っ張り続けるとハメ殺しが可能だったりするからねー。時間はかかるけど。

金金金 : ……なるほど、ハメ殺しが可能なのか。そりゃなくなるわ。

いなり壽司 : 調整は検討されたけど、ここはあえて殘された奴だっけ?

チャガ : 確かそうだったはずだな。一応は詰んだ時の救済って形だったか。

ミツルギ : まぁそれだけで1倒すのにも結構時間がかかるし、そこまでするくらいならやり直した方が早いけどな。

イガイガ : そりゃそうだ。ま、オフライン版だし、これくらいのハメ殺しが可能なのは良いだろうってとこだろ。

富岳 : 別に不合という訳でもないしな。

「これ、ハメ殺しが可能な手段なんですね!」

ふむふむ、そりゃどうしても攻撃が屆かない位置は出てくるし、そこでを引っ張り続けてたらしずつでもダメージになるなら、時間をかければ倒せるもんね。

「そんなことをしてる間に溜めは完了です!」

変にライオンの鬣を引っ張り続けてダメージを與えるよりも、毆られて逃げ出される方が困ったけども、無事に獅子咆哮の準備完了! 流石にカニが暴れてたのでちょっと照準がズレてたけど、照準もし遠くの巖に再設定!

「それじゃぶっ飛んで、カニは進化ポイントに代わってくださいね! えいや!」

ちゃんとライオンの口を開けて、カニがぶっ飛んでいく! これで死んでくれれば良いんだけど、とりあえずゼロ距離からの獅子咆哮で吹っ飛んでいけー!

「おぉ、見事に吹っ飛んでいってます! 作戦、大功です!」

あ、狙ってた巖までカニがちゃんと屆いた! ふっふっふ、獅子咆哮はこういう使い方も出來るんだね!

を撃破しました>

<進化ポイントを1獲得しました>

<サクラ【用なライオン】が:Lv8に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを2獲得しました>

「おぉ、Lvが上がりました!」

いえーい、これで今日はLv2上がったよ! 進化ポイントは……多分9かな? うん、順調、順調!

ミツルギ : なんだかんだで、無茶な戦い方はしてるけど勝ってるよなー。

富岳 : さっきのゼロ距離での攻撃は、結構博打なんだがな。

いなり壽司 : ま、功したんだし、そこは良いんじゃね?

咲夜 : それもそだなー!

ミナト : さぁ、サクラちゃん、この調子でどんどんやっていこー!

「はーい! それじゃし下流に移しつつ、Lv上げをしていきますねー!」

このペースで今日中にLv10まで上げて、エリアボスのザリガニへリベンジをしていくぞー! 位置的にはまだこのエリアでの上流の方だから、下流にいきつつ、ザリガニがいる場所に辿り著く頃にLv10になってればいいね!

「ふっふっふ、順調ですね!」

「結果だけを見れば、まぁ順調かな?」

「作者さん、その言い方はどういう事ですか!?」

「いやだって、最後のゼロ距離の獅子咆哮の功は運が良かっただけだよ?」

「……それは私もそんな気はしますけど。勝てばいいんですよ、勝てば!」

「まぁそれは確かに」

「という事で、順調なのですよ!」

「まぁサクラが良いならそれでいいか」

「はい、そういう事です! という事で、私、サクラのカニとの勝負を頑張ったと褒め稱えてくれる方はブックマークや評価をお願いします!」

「そこは譽めてくれるくらいに抑えない? 稱えるはいらないと思うよ」

「いーえ、ここは譲りません!」

「……まぁいっか。さて、次回は『第85話 しつこい敵』です。お楽しみに!」

「なんだか嫌な気がするですけどー!?」

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