さて、皆はログアウトしたしお風呂に行こうか。

そういえばこのゲームって、服は全部げるのかな？

服を著たままの浴って、何か落ち著かないんだよね。

あ、その前にちょっとお弁當でMPを補充しておこう。

料理は味しくてもお腹は空いたままだし、この後ログアウトするとはいえしつらい。

結晶にも味があれば嬉しいのになぁ。作るときに果とか混ぜ込めないかな？

覚えてたらやってみるか。覚えてたら。

あとお風呂にったらログアウトするんだし、ポチも送還しよう。

正面に回って頭をなでなでして労っておく。お疲れさま。

お風呂に著いたのでとりあえず水を張ろう……と思ったけど、【大洪水】でお湯を出せば溫める手間が省けるな。

両手からどばーっとお湯を放出してなみなみと注ぐ。

一杯まで張ったお湯をあふれさせるの、ちょっと好きなんだよね。現実だと勿ないからあんまりやらないけど。

服は普通にげた。とりあえずボックスにれておこう。

これ他の人から普通に見えちゃうのかな？　謎のとか補正で見えなくなったりするんだろうか。

まぁ人前でいだりしないし別にいいか。

なんかこの初期裝備、いろんな目に遭ってるけど全く傷んでる気配が無いし、唐突に壊れてになることは恐らく無いだろう。

でも今死んだらどうなるんだろう……　まさか全で広場に放り出されたりしないだろうな？

流石にここの開発でも、それくらいは配慮すると信じたい。

しかしこの妖の服、裏地といいこの下に何も著てない事といいやっぱり水著……

いや、私は斷じて水著姿で町中を徘徊する変態ではない。これはちゃんとした服なのだ。

見た目は同じだから一緒じゃないのかって理屈はスルーするのだ。

まぁそんなことは置いといて、ちょっとぬるめなので追い焚きしようか。

っていうかこの湯かき棒代わりのスプーン、重くて妖にはまともに扱えないよ。

まぁ【魔力武】で適當な棒を作ればいいから、私は問題ないんだけどさ。

老廃は出ないけど埃とかはあるだろうし、ちゃんとシャワーで流しておこうね。

試してないからどのくらいの溫度なのか解らないな。真ん中の奴でいいか。

あ、丁度いいじにぬるい。シャンプーとかは無いけど髪も洗っておこう。

ふぁー。やっぱお風呂はいいなー。

別に現実でいくらでもれるけどそれはそれ、これはこれ。

やっぱりお湯の中で足はばせないけど、一般家庭の湯船くらいの広さはあるから十分だ。

あとこっちだと髪をまとめなくていいのが楽でいいね。仕方ないとはいえやっぱり手間だからなぁ。

あー、そういえば紅茶風呂とかあったなー。

こっちなら簡単に出來るんじゃないかなー。　明日浴剤代わりに茶葉探そうかなー？

他にも蜂風呂とか。あー、全部配っちゃったから今は持ってないなー。

量がなくていいから、いろんなお風呂が気軽に試せそうだなー。後でお姉ちゃんに自慢してやろー。

いかん、気が抜けすぎてる。お湯から両手を出し、顔に冷風を浴びせて頭をはっきりさせた。

このまま長風呂していたくもあるけど、現実でお晝ごはんを食べないといけないしそろそろ上がろう。

しまった、タオルを用意するのを忘れてたよ……

むぅ、布って妖の服以外だと傷んだ絹しか持ってないぞ。しかも部屋に置いてあるし。

流石に誰も見てないとはいえ、全で四階まで行くのはなぁ。癡じゃあるまいし。

溫風で無理矢理乾かすか……？　でも熱いとせっかくお風呂にったのに汗かきそうだし、ぬるめだとが冷えそうだ。

考えてても仕方ないな。お弁當でMPを補充して、二ヶ所の【座標指定】から【灼熱旋風】だ。

あちち、溫度上げ過ぎた。これくらいかな。うん、いいじの溫かさだ。

拭いてないっていう違和はあるけど、ちゃんと全が乾いたので服を著る。

両手から軽く熱風を出しつつ指で髪を持ち上げて元から乾かしていく。あー、髪が短いと楽でいいなぁ。

仕上げに【魔力武】で作った櫛で軽く梳かして完了だ。

お湯を抜くのを忘れてた。が大きいから抜けるのも早いな。

うん、全部抜けたし塞いでおこう。ついでに軽く乾かしておこうかな。

よし、それじゃお部屋のベッドでログアウトしよう。

普通の狀態でログアウトするより、ベッドとか寢袋とかの寢られる環境でログアウトしたほうが早く回復するらしい。

まぁどちらにしろ全回復出來る位の時間ログアウトしてるんだし、あまり関係ないけど。

せっかく貰ったんだから使いたいっていう理由が一番だね。

流石にコイルりのマットレスなんては無いらしく、絹に綿を詰め込んだ敷布団だ。

掛布団は……これは羽かな？　まぁ何でもいいか。

おふとんにもそもそと潛り込み、手を使わずに念じてメニューを作しログアウトした。

ギアを外しての慣らしをやってからリビングに行き、お姉ちゃんが溫めておいてくれたカレーを食べる。

食べながら町の外の狀況を聞いてみると、陸部に作る町や中継地點の候補地を探している組、周辺の地図を作製して回っている組、ただひたすらに町から遠くへ行って戦っている組などが居るらしい。

あとふらふらしつつその辺で々倒したり集めたりしてる組。お姉ちゃん達はこれらしい。

真面目に開拓してる人達は大変そうだなぁ。完全に他人事だけど。

「お風呂はどうだった？」

「どうって言われても。見た目はアレだけど良いお風呂だよ」

「見た目？　何か変なの？」

しまった、口をらせた。変にはしゃぎそうだから言わなかったのに。

「いや、なんでもないよ」

「気になるなぁ。まぁ言いたくないなら聞かないけど」

聞き分けが良くて助かるよ。知ったら絶対ってみてーとか言い出すだろうし。

さて、片付け諸々を済ませてログインしようかな。

休日とはいえゲームしかしてないのもどうかと思うけど、まぁそんな日もいいだろう。