《地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手にれるべく暗躍する! 〜》ルーリアト大陸

一面水に覆われた、青い青いとある星に、たった一つだけ大陸がある。

人類は海に巣食う狂暴な海獣によって大陸に封じられ、その大陸ですら巨大な山脈を隔てた東部には行くことが出來ない。

そんな、狹い世界。

そしてその狹い世界は、ルーリアトという帝國によって統治されていた。

このため住人は、この大陸の事をルーリアト大陸と呼んだ。

西部にあるルニ半島にあった、ルーリアト王國を起源とする帝國は、僅か百年ほど前に一人の男によって建國された。

彼は統一戦爭に反対する一派を粛清すると、自らの近衛と後の四公爵家。

ダスティ、キーロス、コールル、ラトの四貴族を従えて王國を牛耳り、恐るべき侵略戦爭を開始したのだ。

兵を殺し盡くし、街を囲み、降伏しなければ子供含めて殺し盡くした。

もしも帝國を裏切れば、一族全てを殺し盡くした。

その暴を以って大陸をまとめしは、殺戮帝にして國父ボスロ帝。

苛烈な戦爭によって統治された大陸西部は、その後も恐怖と圧政による改革に曬された。

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それをもたらしたのは、ボスロ帝の娘。

國々から文字を奪い、言葉を奪い、帝國の商用言語であるラト語を公用語とした。

拒否するものは殺した。

商いの仕組み全てを壊し、若い僚の獨斷に任せ再編した。

膨大な死者を出した。

過酷で平等な法を敷き、大陸全土を帝國騎士の刃で覆い盡くした。

その刃は十萬の命を奪い、さらに捕らえた百萬の命を用いた巨大事業は、大陸から水害を無くし、長大な街道を作り出した。

を絞り大陸を潤したは優しき帝、リュリュ帝。

帝によって帝國の骨格が固まり、その頃になってようやく大陸に平穏が訪れた。

を流し盡くし、膿を出し切った大陸には、癒しが必要だった。

それを進めた者こそ、リュリュ帝の末弟。

臣民を安定して生かす義務を皇族と貴族に課し、自らの手足を縛り、貴族と臣民にその力を分け與えた。

貴き者たちの義務は重くなり、臣民の生活が年々良くなり始めた頃。

と恐怖に塗れた大陸から、ようやくそれらが消えた。

傷を癒やし、自らの力を分け與えるは溫和帝、サールティ二世。

これら三人の皇帝により帝國の形はなった。

そして過酷な統治は過去のものとなり、サールティ二世の後を継いだ現皇帝サールティ三世は、ついに貴族たちの中から構された貴族院と、商人や主要都市の顔役から選ばれた民衆會議の議員達によってれ札で選ばれた。

その権限はさらに分散され、貴族や商人、そして民衆へと移り変わりつつあった。

かつての屬國は帝國連合加盟國と名を変え、連合令にて権利を保障されるようになった。

このようにこの大陸ではかつての暴力と剣の時代は終わりを告げ、法と秩序の時代が訪れつつあった。

この語は、そんな平和な時代のとある夜から始まる。

誤字・字等ありましたら、よろしくお願い致します。

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