《【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄のラポルト16」と呼ばれるまで~》第38話 天風呂Ⅰ②
‥‥ゴゴゴゴゴ‥‥ン!
山を下りて村の家々が見えた頃、地響きがしてきた。周りの家のたちが、心配そうに窓から顔を覗かせている。
「何でしょう?」
「たぶん、Botが出たんだと思います。でも、砲臺があるんで村にはりません。村のり口で暴れるだけです」
村の人はそんなじだったけど、やはり不安げだった。ばかりなのだから、それはそうだろう。
渚さんが目配せをしてきた。3人で村長さんの家まで走った。
「ああ、お客人方。無事でしたか。大屋敷へ避難してください」
村長さんはそう言って、わたしたちをあの大広間のある家屋へいざなった。そこには、村中の人が非難してきていた。
「やっぱり、若い世代の人が居ないわね。迎撃してるんだわ」
大広間の中心を開けてもらい、わたしたちはそこに腰を下ろす。周りを観察しながら渚さんはそう呟いた。
「聞いて。ほら、聞こえるでしょ?」
渚さんの言うとおり耳をすますと。
‥‥ゴウンゴウン、ゴウンゴウン♪
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と、地響きのような音が下から響いてくる。
「村の重力子エンジンよ。ちょっと型が古そうだけど、今から、Botを追い払う為に、村の砲臺から威嚇撃をするはず。ラポルトと同じA2/AD、近接阻止でね」
彼が言うのと同時くらいに、ゴゴォ! と砲撃の地響きがしてきた。い子達が悲鳴をあげて、お母さんに抱きついた。
「やだあ、怖い!」
「大丈夫よ折越さん。ここの人達も慣れてるわ。大丈夫」
こういう時に國防大學校附屬中學(ふぞく)の子は本當に心強い。さすが軍人さんの卵。
男子だったらに飛びこんじゃうかもだよ? 渚さん。
「アピ!」
聞き覚えのあるか細い聲。
「アピが居ないの!」
錯気味の聲、アピちゃんのお母さんだ。
わたしは聲の方に駆け出していた。
アピちゃんのお母さんは、床に臥せって、半だけを起こしていた。
か細い聲で、姿が見えない娘の心配だけをしている。
お母さん自だって、健康とは言えない狀況なのに。
わたしは目頭が熱くなった。純粋に娘のことを思う母、わたしのして止まないものが、ここにあった。
‥‥わたしがかなければ! そんな衝にの側から突きかされ、もう止まれなくなった。
「わたしが探しに行きます! アピちゃんはわたしの患者です!」
わたしは、んでいた。
*****
アピちゃんを探すのに、わたしが土地勘もなく村をむやみに探しても無意味だ。村の人と相談して、アピちゃんの家まわりだけを見てくる事になった。
「アピの家のある村の口あたりは、今、立止區域になってます。皆避難してきたんですが、アピが居ないとは」
後ろから聲を掛けてきたのは村長さんだった。
いつの間にか渚さんと折越さんもいる。
「村長様。見れば若いはみんな迎撃に出ていますね。小職は國防大學校の生徒です。私達3人で見に行きます。いえ。決して無理はしません」
「まかせてえ。イザとなったらちなみが依ちゃん擔いで走るから!」
ふたりもわたしを後押ししてくれた。お客様にそんな、という村長さんを置いて、わたしたちは大広間を出た。
「いい? 逢初さん、Botのきを把握しつつ、アピちゃんの家に向かうわ。場所が分かってるのはあなただけだから、案して!」
「はい!」
渚さんにそう言われ、村の口方面へ走っていく。
近づくにつれ、砲撃の発なのか、砂煙に見舞われるようになった。
「ああ~。せっかくお風呂ったのにい。後でもっかい行こうね」
「そうね。ゆっくり行きましょ。アピちゃんも連れてね」
「あそこ、あの丘を登った赤い屋が、アピちゃん家です」
「待って。Botが近いわ。ここで一旦待機しましょう」
渚さんの指示で、家の影に隠れてから、家づたいに、ジリジリと近づいて行ったが。
「煙が來たら、その場で姿勢を低くして。下手にくとはぐれちゃうから」
そう彼が言っていたのに。
はぐれてしまった。
砂煙の中をしいただけなのに。あとしでアピちゃん家だと思ったら足が進んでしまった。
今、わたしの目の前にはアピちゃんの家の玄関ドアがある。
まわりは、――砂塵で見えない。
わたしは、何かに突きかさせるようにドアを開けると、家にった。
この村の家はおおよそレンガか木造で、コテージのような作りだ。るとすぐに8畳くらいの部屋、テーブルと椅子、ソファと暖爐がある。わたしは、その暖爐のある部屋を抜け、お母さんが臥せっていた奧の部屋を目指そうとした。
その時。
「くな。振り返らずに、両手を機に置け」
わたしの全から冷たい汗が出た。男の聲だった。
※「まさか? ほのぼのSFがハードな展開?」と思った そこのアナタ!!
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