《『創造神始めました』ご注文をどうぞ。魔王軍で異世界侵略と若干狂気持ち彼ですね?5番にオーダーりまーす!”舊題俺だけの世界を作って異世界を侵略しよう!”》どこにでもいる可の子。その正とは…?

はい、ちょっと調子に乗ってました。

正直舐めてた…。勝ちました。勝ちましたよ?

勿論うちの魔王は大活躍で元気に暴れまわってました。

ただね、被害が凄いかった…。

「ステータス。」

創造神ああああ:ランク28

WP:719,540P

売卻

環境設定

生命の存在強度

世界へ介

履歴

対戦モード

生命の數:5

強者リスト 一位 魔王種始祖吸鬼ダイ:存在強度3,171,722

二位 原種吸鬼1 :存在強度1,382,053

三位 原種吸鬼86:存在強度467,541

四位 原種吸鬼33:存在強度433,145

五位 原種吸鬼3 :存在強度409,982

見ての通り100用意した原種吸鬼が96やられました。

存在強度100,000超えがごろごろいて…、1,000くらいいたかな?

特に強かったのは1,000,000が5。500,000が22。250,000が38

多分相手はバランス型で、數強いのも用意しておくスタイルだったんだろう。上位勢は軒並みダイだけで相手していた事もあり、數の差で彼も結構ダメージをくらっていた。

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かなりヒヤっとした場面も何度かあったのだが、得るものはデカかった。ランク差50以上の格上に挑戦したという事で、とある種族を一度だけ特殊個として生み出す事が出來るようになった。特殊個とは、その種族唯一の存在として生み出す事で存在強度を20倍に引き上げるシステムだ。

また、今回戦闘での存在強度の強化率が三倍。勝利したのでWPは通常の100倍獲得に加え、報酬として存在強度を固定で100,000引き上げるアイテムを10個手。

アイテムの名前は“10萬上げる君”。

アイテム名ダサ過ぎ。

しかも、見た目が林永のビスケット。

ヘルプが言うには、ランク差が50で10個、100で40個、200で100個、といった合に10萬上げる君を貰える個數が増えるらしいのだが、そもそもランク差10もあれば普通はなかなか勝てないそうだ。

そしてランク差50以上の格上に勝ったユーザーは、全ユーザー5億人中僅か7人。俺は8人目になる。ちなみに、一度でもそのランク差で報酬を貰った場合、二回目は貰えないとの事。俺は一度ランク差50以上を倒しているので、次はランク差100以上の格上を倒さなければ10萬上げる君は貰えないらしい。

となれば、ランク128かぁ…。ランク100相手ですらこれ程苦戦しているのだ。ランク128ともなれば正直勝てるかも怪しい。そして今回の相手はランク100のバランス型であったから勝てたものの、戦力特化型であれば負けていたかもしれない。

戦力強化が必要である。現在の俺は魔王が飛びぬけて強いので、それに準ずる強さの奴が後2、3しい。出來れば原種吸鬼1と同レベル位の奴が。

かと言って原種吸鬼に例の10萬上げる君は使いたくない。あいつら量産できるし。使うならダイだ。特化戦力が重要である事はこれまでの対戦で明らかなので、奴に使っとくか。

「10萬上げる君を全て魔王ダイへ使用。」

ダイがぼりぼりとビスケットを頬張っている。

うん。ただ菓子を食ってるようにしか見えん。

【10萬上げる君を全て魔王ダイへ使用し、存在強度を1,000,000強化しました。】

やっぱり他にも強い奴がしいよなぁ…。

ヘルプに聞いてみるか。

「俺が生み出せる強い種族を教えてくれ。」

【現時點で生み出せる強い種族を存在強度順にリスト化します。】

天使:1,000

悪魔:1,000

霊:850

魔法:720 (特殊個として創造可能。その場合は存在強度が20倍に上昇。)

ドラゴン:500

フェンリル:380

ティラノサウルス:240

ふむ…。思った程強くない。いや、人間に比べれば勿論強いのだが…。そんな事よりも、個人的に気になる項目がある。

ティラノサウルス。

なかなかロマンが分かっているじゃないか。もしかしたら、創造神の中には恐竜だけを生み出して恐竜の星を楽しんでいる奴もいるかもしれない。

そして…。

魔法:720 だ。

特殊個って魔法かよ!ドラゴンよりも強いとかオカシイだろこれ。

「魔法の詳細を教えてくれ。」

【魔法の詳細】

普段はどこにでもいる、ちょっと可の子。強力な魔法と非常に狡猾で天才的な頭脳を持つ彼らに壽命の概念は存在しない。

魔法の國からやってきたり、不思議な生きや杖等と契約し力を得たり、中には激しい弾戦を行う魔法とは名ばかりの格闘家のような者もいるなど、その來歴は多岐に渡る。

人型である為、人間社會に何食わぬ顔で堂々と紛れ込み、その恐るべき存在強度からライオンや熊が街を歩くよりも余程危険である。世界を救うなどと大層な理想を掲げ、彼らが悪と決めつけた存在を盡く滅ぼした結果、必要悪まで滅してしまい社會を混に陥れる事も…。

そうして彼達は決まってこう言うのだ。「私、こんな事になるだなんて思わなかったの。」と…。セットで涙を見せればなお良い事を理解しており、大抵の人間はそれにコロッと騙され許してしまうのだ。

にもかかわらず、人間達は彼らが現れても「魔法だ!助けてくれてありがとう!」とお禮を言ったり、時にはその危険にも気づかず可らしい容姿に騙され懸想する者まで現れる始末である。

どのような強大な存在でも打ち滅ぼす可能めた人型魔決戦兵だ。

……。

俺が考えている魔法とは別の存在なのだろうか?

魔法の説明に悪意があるだろこれ…。一過去に何があったんだよ。

最後までお読み頂き有難うございます。

もし面白いと思って頂けたなら、評価やブックマークを頂けると作者のやる気が出ます。

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