《『創造神始めました』ご注文をどうぞ。魔王軍で異世界侵略と若干狂気持ち彼ですね?5番にオーダーりまーす!”舊題俺だけの世界を作って異世界を侵略しよう!”》恐竜絶滅の原因はもしかして…。
これからやる事は決まっている。
「対戦モード。ランク指定は78。」
【ランク78の相手と対戦モードに移行しました。
接続中…………。
100ℓの涙との対戦が理されました。侵略ゲートの場所を指定して下さい。】
こりゃまた変な名前だな。
「魔王ダイの目の前で」
お決まりのようにダイの眼前に現れる巨大門。そうして魔王軍は門をくぐり侵略を開始する。
今回はサリリの実力を確かめる為に、しっかりとディスプレイを確認しよう。
「魔王様!5㎞東に20㎞続く敵の広大な城下町と中心には城を発見。どのように攻撃致しますか?」
偵察から帰ってきた原種吸鬼1がグルグルと視點の定まらない目でダイへと視線を向け進言する。
こいつらもうずっとこのままなんだろうなぁ…。
「ふむ。サリリちゃんにも意見を聞きたいな。」
いや、いい加減様子がオカシイって気付いてやれよ!
「私ね、魔法が得意だから。出來れば一回そのお城に打たせてしいなって…。」
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遠慮がちにおずおずと発言するサリリ。
すると…。
「良いですね。サリリさんはきっと良い魔法を打ちますよ。」
ええ、そうね。きっとそうだわ。などと、口々に肯定の意を示す原種吸鬼達。
こいつら完全にサリリのイエスマンじゃねえか!?
「良し!ここはサリリちゃんに任せてみよう。」
パッと明るい笑顔で「任せて!」と返事をしたサリリは、ステッキを構え城へ向けた。
「みんなー!私の魔法を見ててね!」
彼は楽し気に、大きな聲でアピールした。
すると彼の周囲がざわめき立ち、炎のように辺りの空気が歪みだす。強大な魔力が質に影響を及ぼしているのか、紫電が不規則に幾度も走り、怪しく輝いている。
同時に彼は口早に呟く。
(広域殲滅魔法起。対象指定12.13㎞東方巨大建造、影響範囲直徑21㎞に小、威力を最大値の15%へ修正、敵生への殺害を許可、風発音を20%へ減衰、自を起點としたアンチマテリアルフィールドをエネルギー量21×10 (13)Jで定義し半徑5mで展開、フィールドの存在を浮遊させ高度1.5㎞上空へ固定。)
魔王軍全員が上空へと浮かび上がり、城と城下町の様子が見えるようになる。
俺の使っているディスプレイが高能過ぎて、早口に字幕が出ている。
凄いだろ?こいつ、この詠唱を僅か二秒でするんだぜ?
「いっくよー!これが私のとっておきぃぃ!!
ダぁぁクネスぅぅ!メテオフォールインパクトぉぉぉ!!!」
地の底から響く唸るような音を立てながら、漆黒に覆われた直徑5㎞程の隕石が城へと迫っていく。
その景はまるで世界の……。世界の終焉を暗示するような、不吉なものであった。
それは城や民家、恐らく公共建築等、人の営みごと一息に押し潰して地面へと接。直後、周囲が眩い程に明るく照らされ、鼓が破れるのではと思われるような轟音を叩き出し発すると、城を中心とした直徑21㎞は地面がめくれ上がり、風で全て々に吹き飛んでしまう。
心地の上空には、超巨大なピンクのハート型を形した雲が、禍々しく浮かんでいた。
「浄化完了!今日も平和の為に頑張っちゃった!みんな見ててくれたー?まだまだ私の本気はこんなものじゃないよぉ??」
その場に則わぬ明るい聲が響き渡る。
ダイは青ざめ下を向き、震えていた。
「あ、す、凄い…ね…。」
と何とか顔を上げ返事を返す。
発の跡地には巨大なクレーターが出現しており、中心部はぐつぐつと赤熱し煮えたぎっていた。
その景を見て、かつてこの地に人が住んでいた事など誰も信じはしないだろう。
【100ℓの涙が降參しました。勝利報酬として500,000WPが與えられます。
あなたは創造神ランクが34になりました。おめでとうございます。】
そして魔王軍の面々はが輝き、元の世界へ転送される。
これは酷い…。100ℓくらい涙が出ても誰も咎めはしないだろう。
「ステータス」
創造神ああああ:ランク34
WP:1,217,340P
購
売卻
環境設定
生命の存在強度
世界へ介
履歴
対戦モード
生命の數:6
強者リスト 一位 魔王種始祖吸鬼ダイ:存在強度4,171,722
二位 魔王種魔法㈵外道使いサリリ:存在強度4,021,637
三位 原種吸鬼1 :存在強度1,382,053
四位 原種吸鬼86:存在強度467,541
五位 原種吸鬼33:存在強度433,145
六位 原種吸鬼3 :存在強度409,982
相手が早々に降參したのもあり、サリリだけに経験値的なものが集中してしまった。
広域殲滅魔法は止だな…。心臓にも悪いし。
あと、俺が思ってた魔法と何か違う。
「次回からは広域殲滅魔法以外の方法で攻撃してくれとサリリへメッセージを送れ。」
【10WPを消費して外道使いサリリへメッセージを送信しました。】
彼はメッセージを信すると、ニコっと笑いこちらへ向けてお辭儀していた。
【音聲付きメッセージを信しました。】
何だ?
「メッセージを開け。」
【神様へ。
いつもお世話になっております。
この度はご迷をお掛けし申し訳ございませんでした。
次回こそはきっと、神様のお気に召すような魔法をご覧にれます。
PS
私の活躍見ててね!絶対なんだからね!!】
サリリの聲でメッセージが再生された。
ホントに怖いんですけど…。この娘…。
最後までお読み頂き有難うございます。
もし面白いと思って頂けたなら、評価やブックマークを頂けると作者のやる気が出ます。
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