《崩壊世界で目覚めたら馴染みのあるロボを見つけたので、強気に生き抜こうと思います》JAD-247「赤き山に宿る」
「ひとまずは、なんとなかったってところね」
「まだまだ森は騒がしいじですけどね」
無事に街に戻って數日。
周囲はなんだかんだと騒がしい。
理由はもちろん、火山の噴火だ。
ここからでもわかるほど、まだ噴煙は収まっていない。
それがもたらすものは、ふもとや森の混だ。
「追われるじで獣もミュータントも、周囲に散らばってるのよね」
「ええ、そうみたいです。不思議と、獣は街道を走ってこないようですけど」
「街道に出てこない? それは不思議ね……」
普通、道になってる部分であったり、谷間などを獣は移する。
移しやすい場所を移するのは、當然のことだ。
なのに……か。
「街道にいると目立つって知ってるってことかしらね……」
結局は、そういう考えしか浮かばない。
普段ならともかく、急時にもそれなのだから。
しばらくは、森に狩りにいくのも気を付けないといけないようだ。
私たちは、その予定はないのだけどね。
「レーテ、この後どうします。JAMは譲るんでしょう?」
「そうね。機は一機でいいし……パーツ取りってわけにもね。調査でわかったことがないか、聞きに行きましょうか。水晶とかの借りも返してもらいたいし」
そうと決まれば話は早い。
宿にしている建から出、徒歩で向かうのは工房。
スミスおじいちゃんが半ば占拠してしまってる場所だ。
街にとって幸いなのは、工場と呼べるような規模ではないことか。
(技の恩恵を考えると、下手に文句が言えないらしいわね)
その時のやり取りを思い出しながら、微笑む。
いつの時代も、技屋が騒を起こすのは変わらないのかもしれない。
「できれば、肩武裝を開閉というか、左右に打ち分けたいんですよね」
「ああー、なるほど。回転臺があるといいわね」
今のところ、背面、肩部の武裝は上下としの左右ぐらいしかかない。
これをうまいところ、180度開閉などしたいということだ。
もっと言えば、後ろに向けてとかもしてみたい。
そんなことを思いつつ、工房の前にやってきた。
ピリリと來る覚……これは、石の力だ。
でも普段JAMで扱うのとはし違うような?
「いったい何が……んん??」
「実験、ですかね」
中には誰もおらず、人の気配は扉の向こうだった。
そこで扉を開けたところで、目に飛び込んできたのは不思議な景だった。
何かの板みたいなものに、ケーブルが繋がれ、それを人が囲んでいる。
おじいちゃんと一緒に來た人、それに街にもともといた技者もいる。
「ん? おお、來たか! 甲蟲裝甲の調査中じゃ」
「力を注いでみてどうなるかってのを見てるのかしら?」
疑問には、肯定が返ってくる。
ただし、限界を見極めるところだったらしい。
実際、裝甲は火花をあげていた。
外からじたのはこれのようだ。
「やはり、限界はある。この辺のJAMならいいが……お前さんのが本気を出せば、焼き切れる、といったところじゃ」
「外からわかるぐらい、力がれてるから、この辺にしておいたほうがいいかもね?」
脅かすわけじゃないけど、普通の人があの甲蟲に遭遇するのはよくない。
角材とかでなんとかできなくはないと思うけど、分が悪い話だ。
「むむ? ならそうしておこう。そういえば、今暇があれば頼みたいことが……」
元気あふれるスミスおじいちゃんの視線が私たちのってきたほうに向く。
私も振り返れば、一緒に調査に行った面々。
「ちょうどよかった。借りものは早めに返さねばと、水晶の確保は終わっている」
「了解。け取りつつ……おじいちゃん、頼み事って?」
「うむ。火山を調査してほしい。ああいう場所にだけ生息するミュータントがいるはずじゃ」
(火山、あるいは火山地帯に生息する? 普通じゃ無理ね)
あの甲蟲ですら、ガスに耐を持つというのがせいぜいだと思う。
ガスを糧にしてというのは無理だろう。
だというのに、好んでそんな場所に住めるミュータント、か。
「昔調べた資料によると、溶巖の分を取り込み、急速に長していくのだとか」
「溶巖を……まともな生きなら溶けるというか焼けるというか……JAMでもただではすみませんよ」
「まったくね。遠くから観察するぐらいが限界かもね」
それでもかまわないというので、依頼はける。
報酬は、機の改良だ。
戦いのデータを參考に、さらに戦いやすく、ということらしい。
「楽しみにしてるわ。じゃ、まず水晶をもらいにいかないとね」
きすぎかなあなどと、どこかでじつつ、新しい発見に向けて心躍る私だった。
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