「周囲は自然にあふれてる割に、武裝が々しいんだけど？」

「私からはなんとも。でも、周辺のを見るに、何度もやってますねこれ」

介準備はしたけれど、もうし報がしい。

木々に隠れつつ、徐々に近づき……目撃する。

石の力によるものが7、火薬によるものが3といったところ。

どこでどう手を出すべきか、し悩む。

が、そんな気持ちを震わす出來事が起きる。

「集落の後方から、出してる人たちがいます！」

「こっちでも見えたわ。子供ってわけか……改めて、突。攻めてる側を突く！」

まだどちらが正義だとかそういうのはわからない。

けれど、弱者がいる狀態での戦闘となれば、話は変わる。

ここで介しなければ、私たちの気持ちが納得しないのだ。

「肩部砲はダイヤによるエネルギー弾をけん制にばらまいて。あとはこっちで當ててく！」

「了解。出力は絞って數を重視します」

周囲の木々を揺らす勢いで、一気に飛翔。

斜めから見下ろすような形で、左手にライフルを持ち、撃開始。

イエローダイヤをメインにした、電撃じりの撃だ。

まずは、大きめの機。次に重武裝っぽい相手を適當に。

集落への攻撃だからか、相手の機力は低いように見える。

（こちらに気が付いていない？　センサー類とかはないのかしら？）

いくつかの機が直撃をけたはずだが、周囲を確認するようなきはない。

まるで気が付いていないか、対応するつもりがないかのよう。

昔、これと似たようなのを見たことがあるような……。

（今は攻撃の手を休めないように……）

移しつつ、撃は続ける。

徐々に高度を下げつつ、上からたたきつけるような攻撃だ。

こちらを無視する攻め手と違い、防衛側はこちらを利用しようというきにシフトしたようだ。

カタリナのけん制撃が攻め手の集団を妨害すると、そこに攻撃が降り注ぐ。

私が狙い打った相手のとどめを刺すように砲弾が當たる、などだ。

「集落の人間は、話が通じそうね」

「はい。なくとも問答無用はないんじゃないかなと」

まだ希的観測でしかないけれど、そんな気持ちになるぐらいに、攻め手側が奇妙すぎる。

まるで、多の損害は気にしないように最初から決めているような……あっ！

「機械アリを相手にしてる時と同じなんだわ……」

「言われてみれば……」

機を集落と攻め手の間にり込ませ、すぐ後ろには集落の壁。

しっかりと大地を踏みしめ、撃勢にる。

モニターに映る相手に、とにかく攻撃を叩き込む。

やはりというか、なんというか。

有人機がいるようには見えないきだ。

けれど、明らかに何機かはJAMらしき存在がいる。

「無線の合はどう？」

「相手側から何か電波などが出てる様子はありません。集落側では飛びってるようですが」

「じゃあつながるように呼びかけ。人型を適當に一機無力化して捕まえると」

いうが早いか、どちらの砲撃も飛びう前に進む。

狙うのは、攻め手の後方にいる集団、その中でも回りとが違う機だ。

「悪いけど、沈んでもらうっ！」

邪魔になる相手、おそらく無人機たちを撃破していく。

車両のようなものから、人型モドキ、つぎはぎのような相手も。

もろさが目立つじで、こちらの攻撃にすぐ倒れていく。

聞こえるカタリナの呼びかけを理解したのか、降り注ぐ攻撃が左右に移するのがわかる。

私の向かう正面は、邪魔はない。

「ブレード！　武裝部分を切り取るっ！」

本當は核、JAMであればクリスタルジェネレータがあるあたりを貫けば一発だ。

でもそれだと、報がないだろうと判斷し、無力化をちゃんと狙う。

有人機にしか見えないのに、人が中にいる気配のない人型。

こちらに気が付いたように向きを変えるが、遅い。

まずは手持ち武裝、次に足、そして目についた武裝類。

順々に切りつけ、あっさりと無力化できてしまった。

「……弱くない？」

「そう、ですね……」

とても、危険を冒してあの森や海峽を越えるほどの相手とは思えない。

集落が実はとんでもない？

それも、人を逃がしてるという行からすると違いそう。

「無線で呼びかけ。立ち寄ってもいいかって」

「了解です」

すぐに無線の返事があり、まずは防壁の門あたりでということになった。

さて、こちらの大陸でのファーストコンタクトだ。