《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》3

私のMPの最大値は4になっていた。

レベルは変わってない。変わったのはMPだけだ。

何故MPが上がったのか。

10になれば空間拡張も出來るので私はその日から積極的に雑草を食べた。

その結果判明したのは

MPは回復効果を得た際、まれにMP上限が上がるというものだった。

それが判明してからもう率先して畑の世話をして、さらには森への採取も行きまくった。

その甲斐あってか數日後にはMPは10になり、そこからは『拡張』クソマズ薬草『拡張』クソマズ薬草の日々。

さすがに食べまくる日々は他の子には隠しきれず、悪食とからかわれる日々…(もちろん倍返ししたけれど)

その甲斐あってか就活を始める12歳になる時には

マリーロズ(12)

レベル1

HP10

MP520

・空間魔法

MPは500の大臺を超えて、私の空間はベッド二つ分ほどの大きさになった。

また、始めはに放り込んで収納するしかなかった空間収納もいつの間にかるサイズならばれるだけで収納が可能になっていた。

レベルとHP、MP以外は冒険者ギルドや教會などで有料でしか計測出來ないけれどそこそこいい數値を叩き出しているんじゃないだろうか。

これならば。

これならばきっと就職は行けると思う!!

「マリィ、わかっていますね。明日から孤児院での暮らしには家賃が発生します」

「はい!」

「最終目標は一人で家を借りて自立することですが、まだ若い貴にはそんな無茶は言いません。働いて、お金を稼げるようになりなさい」

「任せてください!!」

「ほ、本當に無理しないでね?頑張りすぎないようにね?」

「了解です!!」

「これはないけれど支度金です。就職に必要ながあったら買いなさい」

そう言ってシスターに渡されたのは10000ロイだった。

この10000ロイで私たち全員の3日分の食事は買える。どんなに苦労してシスターがかき集めてくれたのだろうと思うとが熱くなり、また私は良い孤児院に拾われたと思った。

「…ありがとうございます」

お金をお財布にれて、鞄の中にしっかりとしまう。

そしてしっかり頭を下げて……私はついに就活するために孤児院を出た。

MP問題

容量問題

これらを解決した空間魔法使いの需要は、割とある。

商隊ならば馬の代用として役に立つだろう。

どこかのメイドも荷持ちとして良いだろう。

だが、私には野があった。

マイホームがしかったのだ。

孤児院は賑やかで楽しいけれど、個人空間がない。故に、マイホーム…私の部屋に強烈な憧れがあった。

だが、12歳の小娘にそんな家を買うお金なんてそうそう稼げない………だが!!

私の空間に住めば問題は解決だ。

今はまだベッド二つ分と狹いが拡張を繰り返していけばいい。

だが、そうなると働く時間+で薬草採取の時間がかかる。圧倒的にが足りない。

と、いうわけで。

MP回復アイテムを安価で買えそうで、且つ雇ってくれそうな場所。

私は冒険者ギルドの扉を叩いた。

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