《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》14
そのまま走って孤児院に帰り、おかえりーと群がる下の子達を引き連れてシスターの元へ急ぐ。
「シスター!!」
「ああ、マリィお帰り。隨分と嬉しそうだけどどうしたの?」
「お!いっぱい貰ったんです!」
言いながら機の上にダンダン!とを積み重ねていくと、子供たちは「おだー!」と歓聲をあげた。
「まあ、こんなに!じゃあ今日の晩飯におを使いましょうか」
「これだけあったら明日も食べられますよ」
「そうね。ありがとうマリィ。ほらみんなも」
「ありがとう!」
「姉ちゃんありがとうー」
「おだー!」
きゃあきゃあ上がる歓聲にをくすぐられながら、おをしまってシスターの手を引っ張って立ち上がらせて、引っ張って歩く。
「ほら、シスターご飯早く作りましょう」
「あらあら、わかりましたよマリィ」
「みんなもお食べたいなら手伝ってね」
「はーい」
その日はとても豪華な食卓だった。
全員がしっかりとおが食べられ、たまたま農家に就職した子も野菜を貰ってきたらしくその日から數日間、パンだけじゃなくてスープなどのおかずが付いた。
最高の休日だった。
働きに出た子も孤児院に居る以上、院でも仕事はしなければ行けない。
なので翌日の休みは畑仕事にを出し、合間合間にポーションを飲んだ。
ギルドと孤児院と迷宮を往復する日々。
護衛の人はトールさんとムサシさんがよく來てくれて、余ったおをギルドで貰ったりんな冒険者にんなものを貰ったり。
そんなことを繰り返しているとあっという間にひと月が経過した。
「……聞くまでもねえと思うが、うちで正式雇用で良いんだな?」
「はい!お願いします」
「今日から改めてよろしくなマリーロズ」
事務所の中でギルマスにわしゃわしゃ頭をでられると職員さん達に拍手をされた。
カウンター向こうで冒険者さん達も拍手をしてくれている。
「よろしくお願いします!!」
この日私は正式にギルド職員になれた。
・迷宮
地下に進んでいく神殿タイプの迷宮。
中からモンスターが溢れ出てこないよう常時冒険者が間引きを行い、素材として使える個も使えない個も有料でギルドに買い取って貰える。
現在はマリーロズ含めて四人の空間魔法使いが査定人と一緒に地下3階で買取所出張を行っている。
・孤児院
孤児を育てる教會の施設。
常に貧乏で畑仕事や森の淺い地域での収拾、近所での慈善活で食べを何とか集めている。
冬など食材が集めにくい時期はパン一個生活になることも度々あるが子供たちはたくましく生きている。
12歳で自活へ促すが16歳までは家賃を払えば一応住むことが出來る。
と言ってもその家賃も普通の借家に比べるとだいぶ安い。
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