《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》21
「でけえ空間魔法使いがいると助かるぜ!よろしくなマリィ!」
そう言って笑ったのは巨の鎧の人。
うちのギルド唯一のAランクパーティ『ドラゴン殺し』のリーダー、戦士のアイズさん。
「君のの安全はなるべく守るから、不安がらなくていいよ」
そう言ってくれた細の人はBランクパーティ『ロベルタ』のリーダー、魔法使いのタランさん。
あとはいつもお世話になってるBランクパーティ『銀の華』のトールさん。
それから転送魔法使い、結界魔法使い、空間魔法使い三人で結された輸送パーティ。私もここに所屬することになる。
現地まで冒険者パーティによって二日間ほど護送され
現地では結界魔法使いの人が安全地帯を作る。
そして集まった素材を二日に一度、三人の空間魔法使いがスクロールで帰還してギルドに運ぶ。
8日目からは國から借りけた四つのマジックバッグを転送魔法使いが送り、転送魔法使いが最後のマジックバッグと共に帰り、最後の20日目に冒険者パーティと結界師と私が帰る予定だ。
肝心の食材などを持つという立場なので私は一番最後になる。
空間魔法使いの三人が先に帰るのは、彼らは商隊から借りけてるなので長期間は借りられなかったのだ。
彼らは子供を殘して帰る作戦を嫌がってくれた真っ當で優しい人達だ。
ごめんと言って沢山のお菓子を頂いてほくほくなのは緒だ。
午前中は各部隊の荷を詰めて
午後は川に飛び込んだり(飲水確保)
必要なを買い集めたりした。
そしてあっという間に作戦決行日。
輸送部隊は、前後左右を戦闘部隊に囲まれての安心、安全な移だった。
戦闘部隊はどこもみんな強くって。
今まで3階までしか送ってもらったことがなかったけれどトールさんの実力もムサシさんの実力も凄かった。
でも流石Aランクのアイズさんは、それよりもうんと強かった。
買取で數回見たことがある私の背丈より大きなオーク。
それをアイズさんは一発で仕留めていた。さすがとしか言えない強さだ。
「おうマリィ、これれといてくれ。今夜解してみんなで食おうぜ」
「了解です!」
「マリィ、大丈夫か?足は疲れてないか?」
「まだ行けます!」
ふんふんと気合いをれて歩く私はまあ當然だけど一番軽裝だ。短剣しか持ってないのは力事も考慮してだ。
だけども悔しいかな流石に本職の方々には全然付いていけずに。7階に到著する頃には足がガクガクになっていた。
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
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