《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》期末考査とその後で
「達也、期末考査もうすぐだね」
「ああ、これだけやったんだ。中間より點數取れそうだ」
「ふふっ、私も」
今日は日曜日、私の家のリビングで出題予想を兼ねて二人で勉強をしていた。もう午後三時。
「達也、今日はもうこれ位にして散歩しよ」
「う、うん」
俺は涼子と初めて勉強會を開いたその夕方に河川敷の公園でれるだけだったけど初めてのキスをした。
生まれて初めてのキス。流石に恥ずかしかったけど、先週の日曜日は、しっかりとキスをしてしまった。というかされた。俺もし慣れた。
こういうのはやっぱり子が積極的なのだろうか。まだ手も繋げていないのに。手を繋ぐのも俺にとってはハードルが高い。もうし先にしたい。
涼子と知り合ってからの展開が早すぎて、初心者の俺としては、頭がついて行っていない。
今日も散歩とからにはやっぱりあれするのかなと思うと心臓に悪かった。
「どうしたの達也」
「いや、しがドキドキして」
「えっ、大丈夫?」
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「全然大丈夫だ」
「ちょっと見せて」
「えっ?」
いきなりをられた。うーっ、恥ずかしい。
「本當だ。ドキドキしている。達也顔赤いよ。熱あるのかな?」
今度はおでこをられた。
「なさそうだなあ。し落ち著いたら散歩行こうか」
「う、うん」
ふふっ、彼はキスの事でドキドキしているんだ。それを理由で彼のをった。カチカチだ。
男の人ってこんなにいのかな?おでこもった。顔が真っ赤だ。彼って本當に可い。普段きつい眼差しがふんにゃりしている。
彼と河川敷の公園に散歩に行って帰りにもちろんふふふっ、を合わせて、ずっと合わせてそして抱きしめて貰った。
でもまだ手を繋いでくれない。仕方ない。彼とはゆっくりと進むのが良いんだ。
まだ明るいから駅まで送って家に帰った。今週の期末考査は頑張らないと。
期末考査は、七月初めの木、金を使って行われた。結果は翌週に直ぐに出た。基本的には個人に科目毎の點數と総合點、學年順位が紙で配られる。上位三十人は、廊下の掲示板に張り出された。
「達也十位じゃない、凄いね」
「涼子も二十五位だ。凄いよ」
「全然だめだよ。二學期はもっと頑張らないとね」
「ああそうだな」
私桐谷早苗。張り出された順位表を見ている。達也の奴、中間じゃあ三十位にもっていなかったのに、あの子のおかな。でもあの子の方が低い。は勉強にも力を出させるのか。まあ私は十五位だからまあまあか。
その日の放課後、俺は図書委員として図書室に涼子はテニスの部活に參加している。
本當は三頭先輩の擔當の日だけど、用事があるという事で俺が代わった。その代わり土曜日は無しになった。
俺が図書室を閉めて鍵を職員室に返して下駄箱に行くといつもの様に涼子が待っていた。
「達也帰ろ♡」
「おう」
校門まで並んで歩く。校門を出てし歩くと
「ねえ達也。お願いが有るの?」
「えっ、何?」
「今度の土曜だけど、私部活早く上がるから買いに付き合ってしいんだけど」
「いいのか部活」
「ほんとは良くないんだけど…」
「涼子の買い付き合うのは全然いいし、嬉しい位だけど、日曜じゃ駄目なのか?」
「どうしようかな?」
「…………」
そんなに急いで買うものってなんなんだ?
「じゃあ、じゃあ。土曜日は私が部活終わるまで待っててくれる?それと絶対日曜日は朝から一緒でいい?」
「いいけど」
どうしたんだ。何がしんだ?
「でね、でね。後、夏休みの事なんだけど。達也何か予定っている?」
「いや別に」
「じゃあさ、一緒に遊ばない」
「全然良いけど」
分からん。涼子が何を考えているのか全く分からない。
ふふふっ、良し。これで土曜日の午後と日曜日一日會える。後はあの事を話して、あれを買いに行って。
「涼子、何ニヤニヤしているんだ?」
「えっ別にー」
「もうすぐ駅に著くぞ」
「あっ、じゃあまた明日ね」
土曜日の放課後、いつなら俺は図書室擔當だが、今日は三頭先輩が付に座っている。
涼子に待っていてくれと言われたので、何もする事の無い俺は仕方なく図書室で時間を潰していた。
窓からテニスコートを見ていると涼子が練習しているのが見える。俺は結構目が良い。遠目からでも可く見えるのは、俺があの子に惚れているからだろうか。
ここに學した頃は、一人ぼっち。健司が偶々俺の前の席になり、あいつが挨拶をした事がきっかけだ。でもそのままだ。
自分から友達とか作る気も無いし、群れるのも好きじゃないし、そもそも話下手。それに一人は慣れている。
カーストなんて言っているけど俺には興味も無い。でも無視しちゃいけないんだろうな。面倒くせえな。らぬ神ならぬ寄らぬ神にたたりなしだ。
「立石君、なにぼーっとしているの?」
「あっ、三頭先輩。付良いですか?」
「今日は土曜日だし、それに見て誰もいないわ」
「いや俺いるんすけど」
「君は別よ図書委員だし」
「…………」
三頭先輩が隣に座って來た。
「何見ているの?」
「いや別に」
「そう、君って彼いるの?」
「はっ!何を聞いているんですか。それ個人報ですよね。…まあいますけどそれ以上は話しません」
「そっかあ、いるのかあ。まあ仕方ないか。君って見た目より結構優しいからね」
「先輩、見た目よりの所は消して貰えません。自覚はしていますけど」
「あは、ごめん、ごめん」
この人何言いたいんだ。
「もう三時半だね。閉めよっか」
俺は三頭先輩の訳の分からない話を終わらして下駄箱で待つことにした。
―――――
三頭さん何考えているんだ?
次回をお楽しみに
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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***マンガがうがうコミカライズ原作大賞で銀賞&特別賞を受賞し、コミカライズと書籍化が決定しました! オザイ先生によるコミカライズが、マンガがうがうアプリにて2022年1月20日より配信中、2022年5月10日よりコミック第1巻発売中です。また、雙葉社Mノベルスf様から、1巻目書籍が2022年1月14日より、2巻目書籍が2022年7月8日より発売中です。いずれもイラストはみつなり都先生です!詳細は活動報告にて*** イリスは、生まれた時から落ちこぼれだった。魔術士の家系に生まれれば通常備わるはずの魔法の屬性が、生まれ落ちた時に認められなかったのだ。 王國の5魔術師団のうち1つを束ねていた魔術師団長の長女にもかかわらず、魔法の使えないイリスは、後妻に入った義母から冷たい仕打ちを受けており、その仕打ちは次第にエスカレートして、まるで侍女同然に扱われていた。 そんなイリスに、騎士のケンドールとの婚約話が持ち上がる。騎士団でもぱっとしない一兵に過ぎなかったケンドールからの婚約の申し出に、これ幸いと押し付けるようにイリスを婚約させた義母だったけれど、ケンドールはその後目覚ましい活躍を見せ、異例の速さで副騎士団長まで昇進した。義母の溺愛する、美しい妹のヘレナは、そんなケンドールをイリスから奪おうと彼に近付く。ケンドールは、イリスに向かって冷たく婚約破棄を言い放ち、ヘレナとの婚約を告げるのだった。 家を追われたイリスは、家で身に付けた侍女としてのスキルを活かして、侍女として、とある高名な魔術士の家で働き始める。「魔術士の落ちこぼれの娘として生きるより、普通の侍女として穏やかに生きる方が幸せだわ」そう思って侍女としての生活を満喫し出したイリスだったけれど、その家の主人である超絶美形の天才魔術士に、どうやら気に入られてしまったようで……。 王道のハッピーエンドのラブストーリーです。本編完結済です。後日談を追加しております。 また、恐縮ですが、感想受付を一旦停止させていただいています。 ***2021年6月30日と7月1日の日間総合ランキング/日間異世界戀愛ジャンルランキングで1位に、7月6日の週間総合ランキングで1位に、7月22日–28日の月間異世界戀愛ランキングで3位、7月29日に2位になりました。読んでくださっている皆様、本當にありがとうございます!***
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