《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》夏休みは楽しいけど その二
俺は涼子と一緒にプール行ってから一週間後、遊園地に來ていた。
彼はキャラクタが描かれているピンクのTシャツにブルーのデニム短パン、それに白のスニーカーだ。俺は黒のTシャツとブルージーンズそれに黒のスニーカー。初めて涼子の家に行った時と同じ格好だ。
男だったらそんなものだよね。
遊園地の場所はプールがある場所と同じ。り口が違うだけだ。俺の家のある駅から九つ目だ。
「達也どれから乗ろうか。どれも待っているね」
「まあ、仕方ないよ夏休みだし」
「そうだね。じゃああれから」
彼が指差したのは、富士○○ジェットとかいう二回転付の迫力がある奴だ。
「大丈夫か」
「うーん。多分。乗ってみよ」
三十分程並んで順番が來た。一シート二人座りになっているので、俺が先に乗り彼が後から乗った。
肩の上から安全バーが降りて來て俺達をホールドするとき始めた。
「達也、前に進み始めたね」
後ろに進んだらどうするの?
ガタン、ガタン、ガタン。
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ゆっくりと登って行く。チラッと彼を見ると安全バーを手で思い切り握り締め上を向いている。
頂點に來ており始めると
キャーッ!
一回転して
キャーッ!
もう一回転して
キャーッ!
更にスパイラルにると
もう下を向いて目を瞑っていた。
スタート地點に戻ると安全バーが上がった。彼がかない。
「涼子降りよう」
「う、うん」
降りる時は俺の方からだ。彼がかないので手をばしてあげるとやっと立ち上がった。
コースターの乗り場から階段を下りて地面に足が付くと
ヨロッ。
彼が俺に抱き著いて來た。
「達也ちょっと休もうか」
「ああいいよ。あそこのベンチが空いている」
ベンチに座っても俺の腕に抱き著いたままだ。
「ちょっと凄かったね」
「ちょっとだけ?」
俺の顔を見て
「達也意地悪」
顔まで腕に付けて來た。
よし、今日は俺が主導だ。腕に巻き疲れるのはし慣れたぞ。らかいは慣れないけど。
十五分位すると
「達也次どうする」
「涼子の乗りたいで」
「じゃああれ」
彼が指差したのは、パイレーツオブ○○○だ。
「えっ、でもあれも迫力あるぞ」
「じゃあ、あれ」
今度指さしたのは、鉄塔の上から急激に落ちて無重力をじる奴だ。
「まあいいか。行くか」
「うん」
今度も三十分位並んだ。
シートに座るとまた安全バーが降りて來た。今度は一人ずつ座っている。
グッ、グッ、グッ
段々上がって行く。
「た、達也上がって行くね」
地下に潛ってどうする?
頂點まで來たところで フワッとおが浮いた。
キャーーーーッ!
下に著く前に緩く止まる。そしてまた上がって行く。そして頂點まで來ると
キャーーーーッ!
終わって安全バーが上がると
「涼子、降りるぞ」
「う、ううん。もう駄目」
立ち上がると
ヨロッ。
また俺に寄りかかって來た。
「涼子また休むか?」
「うん」
今度は二十分位休んだ後、コーヒーカップに乗った。彼が真ん中のハンドルを回し過ぎてまた目を回している。
カップから降りるとまた俺に寄りかかって來た。
「涼子、休憩所でし休むか」
「うん、そうする」
十五分位して元気になると
「達也、お腹が空いた」
さすがスポーツ子、回復力は並大抵じゃないらしい。時計を見るともう午後十二時半を過ぎていた。
「じゃあ、レストランに行ってなんか食べるか?」
「うん」
また、三十分位並んだけど窓側のいい席に座れた。
「達也、遊園地って大した事無いと思っていたけど結構すごいね」
「涼子が選んだ奴が凄いんだよ。コーヒーカップだってあんなにハンドル回さなければ」
「だって、面白かったんだもの。食事したら控えめな奴にしようか」
「そうだな」
俺達は一時間位レストランでゆっくりした後は、船に乗ってジャングルを回る乗りとか、複數人でボートを漕ぐものとかをして遊んだ。
どれも待ち時間があるのでそれなりに遅くなってしまった。
「達也、午後七時から花火があるからそれ見て帰ろうか」
「良いのか。家に帰るのが結構遅くなるぞ」
「構わない。お母さんには遅くなるって言ってあるから」
「そうか」
花火を見るのも場所取りをするらしい。中々大変だ。二人で座って待っていると
ヒュルヒュヒュヒュル……パーン!
空に大も花が咲いた。
「綺麗だね」
「ああ」
涼子は俺の右に座っている。俺にべったりとくっ付いて俺の右手を自分の肩に後ろから回して俺の手を握っている。偶に指先にらかいが當たるんだけど…。
花火が何発m打ちあがっている。チラッと涼子の橫顔を見ると目を輝かせて見ている。俺が見ているのに気付いたのか、俺の方を見ると目を閉じた。
流石に何を要求しているのか分かった。軽く彼のに
チュッ。
彼は目を開けると
「もうし」
また目を閉じた。
今度は先程よりし長くを合せると俺の方に寄りかかって來た。
「幸せ」
「…………」
彼に握られている俺の手は、彼のお腹に行っていた。とてもらかい。しだけ慣れた。
花火が終わると遊園地終了の放送が流れた。
「涼子帰るか?」
「うん」
俺の手は彼の手に握られている。俺が握り返すと俺の方を見てニコッとした。
遅くなったので、家まで送って行くと別れ際に
「達也明日も會える?」
「いいけど」
特に予定も無い。
「じゃあ、明日ここに午前十時に來れるかな?」
「いいよ」
彼が玄関にって行くのを見て俺は駅に向かった。涼子なんか意味有り気だったけど気の所為かな。
―――――
まあ楽しい一日が終わりましたが…。
次回をお楽しみに
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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