《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》彼の決意、俺の覚悟
俺は涼子に言われた通り遊園地に行った翌日、涼子の家に午前十時に來た。
玄関のインタフォーンを鳴らす。
ガチャ。
「達也、って」
勉強會で彼の家にる事は慣れていたので抵抗なくった。靴をぐとリビングに行くと思っていた俺は彼の言った事に驚いた。
「達也、今日は私の部屋」
「えっ!」
「驚いた顔しないで。二階だから」
どういう事だ。流石に張した。
「って」
彼がドアを開けるとの子の匂いなのか部屋の中から甘い匂いが流れて來た。
「…………」
「ほら、そんなに張しないの」
「…………」
張するなと言われてもしない方がおかしい。俺がの子の部屋にるのは始めただ。
もちろん、別的である妹の瞳の部屋と早苗の部屋はったことが有るが、小さい時からそうしているので何も慨深いものはない。
だ、だけどだ。ここは俺の彼涼子の部屋だ。
「は、るぞ」
「ふふっ、って下さい」
壁は白、機に本棚。洋服ダンスが二つ、それにベッドだ。可いカバーが掛けられている。
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「座って」
「…………」
「どう私の部屋の想は?」
「と、とっても可いよ」
「そうかあ」
そう言っている涼子を改めて見ると水のTシャツとコットン生地の薄い茶の短パンだ。
俺の側にピタリとくっ付いて座った。俺の方を向くと
「達也、今日はね午後五時まで誰も帰ってこないんだ」
「そ、そうか。涼子は留守番か?」
「ふふっ、そうだよ。達也と二人で留守番。何しても誰にも分からない」
「へっ?」
五分位沈黙が続いた。
「達也、私の事好き?」
「今更、もちろん好きだ」
「じゃあ私をずっと守ってくれる?」
「もちろんだ」
「ずっとだよ、ずーっとだよ」
「ああ、もちろんずーっと守る」
彼が俺に向いてを合わせて來た。長い時間合わせて來た。一度離れると
「ねえ、分かるよね」
こ、これってもしかして。いやでも勘違いだったら大変な事だし。ど、どうすれば。
「達也、分かるよね」
そう言って涼子は俺の手を彼のに置いた。
「でも、俺何も知らないぞ。した事無いし」
「ふふっ、達也はの子私が初めてだもんね。私も貴方が初めて。分からないけど…」
彼はゆっくりと自分のTシャツをいだ。
「優しくしてね」
…………………。
「痛い」
「ごめん」
「大丈夫だから」
全く手探りだった。でも何とか最後まで出來たみたいだ。彼の口から初めて聞く甘い可い聲を一杯聞けた。
「なあ、終わってからこんな事聞いちゃいけないんだろうけど…。大丈夫だったのか?」
「うん、大丈夫な日だからあなたを呼んだの」
俺達はし休んだ後、更に二回を合せた。そして
グ~ッ。
「ご、ごめん」
「ふふっ、こんな時に」
「そんな事言ったって」
「分かった。ご飯作ってあげる。でももうし休ませて」
「う、うん」
しして彼がベッドから降りるととても歩き辛そうだ。
「大丈夫か?」
「だって。でも大丈夫」
彼はキッチンで簡単に焼きそばを作ってくれた。俺のお皿には一杯に、彼のお皿にはなめに。
「こんなものしか作れなかった。ごめん」
「とんでもないよ。頂きます」
「召し上がれ」
「とっても味いよ」
「ふふっ、ありがとう」
食べ終わって、食を洗い終わって彼の部屋に戻るとまだ、午後三時だ。
「ねえ、もっかいする?」
もう一度二人でした。し余裕が出來た。
二人で橫になると結構狹い。俺が大きい所為だけど。壁側に彼を寢かせて何とか並んで抱合いながら
「達也、ずっと守ってね。ずーっとだよ」
「ああ、涼子をずーっと守るよ」
彼のらかくて暖かいを抱きしめながら、
涼子は俺に全てを委ねた。だから俺はこの子をずっと守る。しかし本當に俺で良いのか?
「こらっ、また考えているでしょ。俺で良いのかって」
えっ、顔に出ているの?
「達也、私は自分の意思でこうしているの。あなたでないと嫌なの。もう分って」
「分かった」
「もうこうしちゃう」
俺のの上に乗って思い切りを合わせて來た。
俺達は午後四時半に彼の家を出た。まだこの時間は明るい。し歩き辛そうだが、散歩に行きたいと言うので、ゆっくりといつもの河川敷の公園に行った。夕日が綺麗に輝いている。
「達也、二學期までまだ一週間あるね。毎日會える?」
「ああ、いいよ」
「嬉しい」
俺の腕に寄りかかりながら上目遣いに俺を見て來る。とても可い。
午後五時半位に彼を家に送り屆けると自分の家に帰った。
「ただいま」
タタタッ。
「おかえりおにいちゃ……」
タタタッ。
「お母さーん。お兄ちゃんのからの人の匂いがするー」
「えっ?」
涼子のに思い切りくっ付いていたから匂いが移ったのか。これは不味いぞ。何か言い訳考えないと。
その夜。俺はまた妹と母さんから執拗に追及された。一応誤魔化し通したつもりだが、最後に母さんが、
「達也、夏休み中に連れて來なさい。お母さん會いたいわ。あなたが選んだお嬢さんを」
「あ、ああそのうちに」
「お兄ちゃん。お母さんは夏休み中と言っているのよ。日にち決めて。私も出かけないから」
「え、えーっ、いやいや、瞳は出かければいいだろう」
「駄目、私も妹としてお兄ちゃんの彼さんを見る責任があります」
どんな責任だよ?
俺は風呂から出ると涼子に電話した。
『涼子、俺』
『達也、どうしたの?』
『実は、母さんがどうしてもお前と會いたいと。それも夏休み中に』
『えーっ…………。そう言って頂けるのは嬉しいけど…。心の準備が』
『そ、そうだよな。でも後一週間しかない』
『……お母さんの都合はどうなの?』
『どうもこっちの都合に合わせるみたいだ』
『じゃあ、明後日でどうかな』
『分かった明日聞いてみる』
『明日會った時に教えて。明日は私の方の駅に午前十時で良いかな?』
『分かった』
翌日母さんからは直ぐにOKが出た。瞳も都合付けると言っている。參った。翌日それを教えると
「じゃあ、午後一時に私の家に迎えに來てくれる?」
「分かった」
その日は映畫を見て一緒に晝食をとって散歩で過ごした。
―――――
ふむっ、達也君、覚悟は出來たみたいですね。
次回をお楽しみに
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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