《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》流戦
し時間が前後します。
――――――
十月の最初の日曜日、流戦は他校で行われることになった。
俺、白河修二。今日は俺のいる高校でテニス部の流戦が行われる。相手は近くの長尾高校だ。あそこは進學校だから負ける事は無いと考えている。
だが、一応テニス部の人間として流戦を見る事にしている。まあ掘り出しもいるかもしれないからな。
験勉強は要らない。大學はスポーツ推薦で行く大學が決まっている。
俺が學校のグラウンドに著くともう流戦は始まっている様だ。コートの近くに行ってネット越しに見ていると
えっ、誰だあれ。可いし、スタイルも抜群だ。その上味い。うちの部の選手が圧倒されている。一年同士とは言え大したものだ。
彼がプレイをしている姿に夢中になってしまった。でも直した方がいい所もある。終わったら聲を掛けて見るか。
その子の試合が終了するとうちの部の所に行き
「今、対戦した長尾高校の選手は何て名前だ?」
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「あっ、白河先輩。本宮涼子さん一年生です」
「そうか」
俺はその後、長尾高校のテニス部の所に行き、顔見知りのマネージャに聲を掛けた。
「久しぶりだな。調子良さそうじゃないか」
「あっ、白河さん。お久しぶりです。もう引退したんじゃないんですか」
「ああ、引退したけど自分の高校の流戦だから気になって見に來ている。さっきプレイした本宮って子紹介してくれないか?」
「だめですよ。うちの有株にちょっかい出さないで下さい」
「話すだけならいいじゃないか」
「話だけですよ」
マネージャは、端っこで休んでいるの子に聲を掛けると
「どうしたんですか。マネージャ」
「本宮さん。こちら茂実高校の元男子テニス部キャプテン白河修二さん。お話したいんだって」
本宮が俺を怪訝な目で見ている。
「いや、話したいという程じゃないよ。ちょっとプレイを見ていて気になった所があるからアドバイス出來たらなと思って」
「心遣い嬉しいですけど、結構です。それに相手チームにアドバイスとかおかしいのではないですか。失禮します」
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何、あの男。人のばかり見ていやらしい。アドバイスなんて言って腹の中丸見えだわ。
「ふふっ、相手にもされませんでしたね。彼彼氏いますから」
「そうか。ところで練習は日曜日もしているのか」
「そうですけど?」
「いや、それだけだ」
楽しみが増えたな。
私本宮涼子。次の日曜日高校のグラウンドで練習しているとあの男がって來た。っちゃ駄目でしょうに。でもうちのマネージャと仲良く話している。仕方ないか。
私がサーブからボレーにる練習していると勝手に話しかけて來た。
「本宮さん、そこはもうしこうして……」
私は無視をした。後でマネージャに言っておこう。
私はサーブからボレーに移る作が今一つスムーズにかない。それを指摘して來た。無視したまま、あいつの言っている事をしやってみると綺麗な流れになるが、どうしてもしっくりこない。
仕方なく教えて貰う事にした。
次の日曜日は、また茂実高校で流戦だ。今度の相手は二年生。でもこの人に勝てばレギュラーを勝ち取れる。
気が焦っていたのか最初の一ゲームを取られてしまった。二ゲーム目も押されている。気持ちが浮かない時にあいつが聲を掛けて來た。
「本宮さん、気が焦っているのが良く分かる。その所為で君がボールを打つ方向が相手に丸わかりだ。
この前教えたサーブ&ボレーを落ち著いてやってごらん。他も上手くくはずだから」
その通りだった。見事勝った。
流戦後、みんなでファミレスでお茶をするという事で行く事にしたが、先にいっていてというマネージャの言葉で結果的に私となぜか白河が先に行く事になった。でもその後誰も來なった。
仕方なく適當に相手してお禮を言って帰ろうとした時、
「お禮なら、今度の土曜日會ってくれないか?」
「お斷りします」
「酷い言い方だな。今日勝ってレギュラーの座を摑むことが出來たのは俺のおじゃないの?」
「…分かりました。今度の土曜だけですよ」
「それでいいよ」
そう思って家に帰ったけど、達也に連絡する前に疲れが出て寢てしまった。
翌日教室で達也に飛びついて勝った事を報告した。でも白河の事が有ったのでその週の土日は練習で會えないと言っておいた。
土曜日、デパートのある駅で待ち合わせした後、ファミレスにって話し始めた。これだけならと思っていたけど
「本宮さんって彼氏いるって聞いたけど…もうしたの?」
何を聞いているんだこの人。
「ねえ、もししたのなら僕ともしない。一回だけなら分からないし、俺うまいから君を喜ばせてあげれる。彼氏ってまだ上手くないんでしょ」
いい加減に頭に來た。
「試合を勝つアドバイスを頂けたのは嬉しいですが、そのようなお願いは聞く耳有りません。失禮します」
私は頭に來てファミレスを出た。ふざけないでしい、最初からが目的だったなんて最低な男だな。
だけど、あいつは追いかけて來て
「ごめん、いきなり失禮だった。本宮さんが魅力的すぎて。申し訳ない」
頭を下げて來たので
「では私はこれで」
いきなり手を摑んで
「あの散歩位いいでしょ。すこしだけ」
摑まれた手を離そううとしたが離れない。仕方なくその後ついて行くとラブホの前までやって來て
「やっぱりろうか」
摑まれていた手を引いたので、反対の手で思い切り顔を叩いて
「ふざけないで下さい帰ります」
その後私は流戦の連絡の為に使っていたあいつのアドレスをブロックして會話も消去した。これでもう連絡來ないはずだ。
だが、その夜何故か私のスマホの普通電話の方に掛かって來た。
「もしもし、白河だけど」
直ぐに切ろうとしたけど
「切らないで、君に都合が悪くなるから」
「どういう事ですか?」
「君、今日俺と會ったよね。その時ラブホに行ったよね」
「何を言っているですか。行っている訳ないじゃないですか」
「でも俺と君がラブホにらなくても側まで行った事は事実だよ。君の學校に言ったらどうなる?」
「……どうすればいいんですか」
「明日一度でいいからさ。本當に一度でいいから」
「それでも嫌と言ったらどうなります?」
「君のクラスメールに俺とラブホ行った事ばらす。事実なんてどうでもいいでしょ」
「卑怯です」
「君次第だけど」
なんて汚い。でも一回だけなら達也にも分からない様にすれば。
仕方なく私は白河と翌日ラブホに行った。
達也とはまだ數回しかしていない。二人で一生懸命というじだけど、白河は慣れていた。直ぐに私のが痺れる位に。そしてが勝手に反応して何度もいかされてしまった。初めての事もされたりさせられた。結局五時間近く夢の中にいたじだった。
でももうこれで終わり。達也にも分からない。彼への裏切りの気持ちでいっぱいだった。だからもう絶対にしないと。そう思っていた。
でも、でももう一度會ってしまった。が忘れられなかった。白河に抱かれながら達也の顔が思い浮かび二回目は、直ぐに終わりにした。
帰りは自の自責の念でとても堪えられずずっと下を向いて家まで帰った。
それからも何度もいをけたが全て斷った。証拠寫真がある。彼氏に言うぞとおどされたが、言えばいいと言って會うのを斷った。達也には思い切り謝れば最初怒るかもしれないけど許してくれると思った。
でもそれは簡単ではなかった。
―――――
白河汚いけど、涼子もだめだよ。
次回をお楽しみに
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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