《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》中間考査はカノポジ爭い

來週火曜から金曜日まで中間考査だ。今週部活は中止になる。でも図書室は開けるし文蕓部で水やりもある。仕方ない事だが。

今日も図書室を開けると時間も立たないうちに多くの生徒がやって來た。理由は簡単だ。

中間考査もあるが、立花さんが図書室で勉強しているためだ。三頭さんもいる。更に早苗に小松原さん、俺の妹瞳と涼香ちゃんもだ。

この學校のい子達の集まりの様になっていると健司が言っていた。俺には分からんが。その所為か知らないが男子が圧倒的に多い。

涼香ちゃんは本當は俺と一緒に図書擔當だが初めての中間考査でもあるので俺一人でする事にした

今日は金曜日だが、ほぼ満席。參った。

だけど中間考査の為に來ている所為か(と思いたい)本の貸出返卻はない。俺も隙間を見て復習をしている。

予鈴が鳴ると一斉に帰り始めた。俺もない返卻本の返卻処理をした後、本棚への戻しを行う。もう一年もやっていると大何処に何の本が置いて有るか分かるので戻しも早い。

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閉め処理をして図書室の最終確認を行うと図書室を閉めて鍵を職員室に返して…ここまでは良かったが、何故か下駄箱に立花さんと早苗が待っていた。

立花さんは分かる。でもなんで早苗が?俺が履き替えると

「達也ちょっと話が有るんだけど一緒に帰らない?」

「桐谷さん、達也さんは私と帰ります。お話はその後にして下さい」

「…………」

早苗どうしたんだ。こいつから聲を掛けて來るなんて。

「立花さん、あなたが達也の側にいるのは構わないわ。別にあなたが聞いていても困る話じゃないし」

「なんだ早苗?」

俺は履き替えた後、そのまま歩き出した。二人が付いてくる。

「ねえ、來週火曜日から中間考査でしょ。一緒に勉強しない。家隣同士だしさ」

「はっ?早苗どうした。お前がそんな事言うなんて」

「まあ、いいじゃない。小さい時はいつも一緒にやってたでしょ」

確かにやっていたが、それは小學校までだ。いったいどうしたんだ。

ふふっ、桐谷さん本を出してきましたね。簡単には行きませんよ。

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「達也さん、中間考査の勉強なら私としましょう」

「えっ?!」

おい、なんでこうなっている。俺は考査の勉強など子とする気は無いのだが。どうしたものか。

俺が黙っていると

「達也、明日土曜だし、學校終わったら私の部屋で一緒に勉強しようよ」

「な、なに?」

俺は早苗の部屋には確かに出りしている。だがそれは中學二年までだ。それ以降、早苗は俺から離れて行っている。

とは馴染だってだけだから特に何も気にしていなかった。だがいったいどういう風の吹き回しだ。

「いや、早苗、勉強は一人でやるよ。今までだってずっと一人だったし」

「いいじゃない」

「桐谷さん、達也さんはあなたと勉強したくないと言っています。達也さんは私と勉強しますから」

參ったなあ、早苗が一緒に勉強なんて言い出さなければ立花さんだった言わなかっただろうに。

「立花さん、申し訳ないが一人で勉強します」

「そうですか。それは殘念です。でも私としない以上桐谷さんともなさらないで下さいね」

「ちょっと何言ってんのよ。それ決めるのは達也でしょ」

「早苗落ち著け、中間考査は俺一人で勉強する」

「でも…」

まったく、立花さんなんて現れなければこんな事言わなくても良かったのに。

結局、三人で駅まで行って立花さんは反対側の改札へ、俺達は同じホームに行った。

「達也、一緒に勉強しよう」

「どうしたんだ早苗、お前らしくない。今まで俺から距離取る事ばかりしていたじゃないか。俺と居るの嫌なんだろう」

「そんな事ない!」

不味い、変な考えを植え付けてしまったようだ。本當は三頭さんや立花さんが現れなければ、こいつはの子の接し方なんて分からなかったはず。だから高校卒業してからでもいいと思っていたのに。

俺達はその後、會話もしないまま、駅に著いた。當然同じ方向に歩く。何故って早苗の家は俺の家の隣だからだ。両親とも仲がいい。

中學二年前までは勝手に俺の部屋にって來たが、二年になった辺りから全く來なくなったので、誰かいい奴でも見つけたのかと思っていたのだが。高校にってもそうだ。

それが今になって急になんでだ?涼子の時までは、俺から距離を取る様にしていたのに。やっぱいり子は分からねえ。

俺は土曜日曜そして月曜と一人で勉強した。火曜から金曜まで範囲は広い。だが何とかなった。

そして翌火曜日は結果が個人に渡されるのと同時に三十位までが掲示板に張り出された。

一位 立花玲子

九位 小松原佐紀

十位 桐谷早苗

十五位 高頭健司

二十位 立石達也

俺は一応掲示板の結果を見た。高校生だからな。しかし立花さん満點でトップとは。教科書違うだろうに凄いものだな。

まあ俺はこんなものだろう。大學だってれる所にれればいい。しかし健司の奴勉強してんじゃねえか。バスケも頑張っているし大した奴だな。

そのまま教室に帰ろうとすると早苗が聲を掛けて來た。

「達也、二十位じゃない。期末考査は一緒に勉強しよ」

「…………」

何でしないといけないんだ。黙っていると

「いいでしょ、達也」

「なあ、早苗どうしたんだ。俺の知っている早苗じゃないぞ」

「どうもこうもないわよ。あんたの所為だからね。絶対勉強するんだよ」

そのまま走り去った。廊下は走るな!

早苗の行が分からないまま教室に戻ると立花さんが子達に囲まれていた。俺の座る席も座られている。どうしたものか。

し立ったままで居ると

「あっ、達也さん」

その聲に取り巻きガールズが俺の顔を見るとサッとが引いたように居なくなった。

「ふふっ、達也さん、やっぱり私と一緒に勉強しましょう。期末考査では十位以いえ五位以を目指しましょうか」

「…立花さん。俺今のでいいんで」

「そうですか。無理には言いませんけど…」

桐谷さんの実力は大分かったわ。後は期末考査でも彼が達也さんに近付かない様にすればいい。

――――――

水面下での爭い。やっぱり凄いです。

次回をお楽しみに

面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。

想や、誤字字のご指摘待っています。

宜しくお願いします。

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