《パドックの下はパクチーがいっぱい/子大の競馬サークルの先輩が殺された?著ぐるみの中で?先生、どうする? 競馬ファン必見、妖怪ファン必見のライト・ラブリー・ミステリー》41 言い方を変えると、死んでも蘇る人
「人って、ひとつの種族だと思ってるでしょ」
「だろ?」
「大きく捉えれば、そうなる。でも、ちょっと違うのよ」
「人種ってことか?」
「いいえ、それはもっと小さな差異。もうし大きな違いが」
「新説だな」
「ううん。今、ゾンビって話題になっているでしょ。そのゾンビって種類」
ゾンビではない。
そうとしか表現方法がないから。
実際は死なない人。
言い方を変えると、死んでも蘇る人。
「人は死ぬと、どうなると思う?」
「死というただの」
「そう。でも、神は?」
「脳が死ぬんだから消えるだろ」
「正解。でも、じゃ、意識って?」
「脳に発生する化學反応によって……。おい、質問じゃなく、ストレートに話してくれ」
「意識ってものは脳で発生するけど、それに伴って、いくつかの微粒子の集合が作られる」
その集合は、脳に留まるだけではなく外部に放出される。
人に見られている気がして振り向けばそこに人が、ってこと、あるでしょ。
あるいはテレパシーと言われることもある。
それらの現象は、意識の集合が外部に放出されているって証拠。
「人が死んだとき、その意識の集合も寄る辺をなくして消滅する。瞬時に消滅する人もいるし、しばらくはそのあたりに浮遊している人もいる。いわゆる人魂ってやつ。でも、消滅しない、つまり、とても強い集合を作り出す人もいるわけ」
それらの人は、死んでも意識の集合は周囲に留まり続ける。
留まるだけでなく、寄る辺を探す集合もある。
意識の集合は素粒子の集合だから、どこにでも行ける。
というより、どこにでも同時に存在することさえできる。
寄る辺となる他人を見つけて、そこに移り住むというわけ。
「意識を乗っ取る。あるいは意識を共存させる」
「それって、とんでもないことじゃ……」
「そうね。他人の意識がってきた方の人にとってはね」
「それが、PH……」
「そう。パーフェクトヒューマン」
「それにしても、乗っ取るってのは……」
「完全に意識を乗っ取ってしまうわけじゃない。他人の意識がってきたことを意識させないやり方」
「ふうむ。それが?」
「PHの中のルアリアンと呼ばれるグループ」
「ルアリアン……。もう一つの方、カニってのは?」
「二つの意識が存在することになる」
「それも……」
「どちらの方がいいと思う?」
「なに言ってるんだ。どっちもよくないだろ」
「そう? 本當に、そう思う?」
「當たり前だ。どっちにしろ他人の意識にり込むんだろ」
「そうなんだけど。いいこともあるよ。長い長い間に蓄積された知識や経験がその人のものになるんだから」
「そんなもの、自分で習得していくべきものだろ」
「とも、言えないのね」
「なぜだ」
「だって、結局、世にいう天才って、ほぼ、そういうことなんだから。彼らが人類の文明を作り上げてきたとも言えるんだから」
メイメイは力説していたわけではない。
そういう考えもあるでしょ、と半ば達観したように解説してくれる。
そうだ。ここで熱くなっても意味はない。
そういう人類がいるというのなら、まずはけれなければいけないのかもしれない。
「で、マニフェスト。この説明をまだ聞いていないぞ」
「簡単なこと。意識の塊が他人の意識にったからと言って、自的に他人の意識が流れ込んでくるんじゃない。り込んだ意識が、活を始めるっていうのかな、どういえばわかりやすいかな、つまり、り込まれた人が変化していく、逆に言うとり込んだ意識を自分のものにしていく、そのステージに進んだ狀態をマニフェストした、っていうのよ」
「なるほど、意識の塊は寄る辺となる人を探し出し、そこに乗り移るが、だからと言って、悪さはしない狀態もあるってことか」
「悪さって言い方は別にして、そういうこと」
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