スイが不気味な発言をする。

魔竜のスイからでも恐ろしく強力な魔力を持っていると。

そんな魔がこんな土地に居たのかとなる。

まあ何が居ても不思議はないが土地であるけどね。

弱い魔なら放置してもいいけど、強い魔をほどするのは危険である。

落ち著いて暮らすのも無理だな。

「よし、スイ。近くに行こう。魔の正も知りたいし、危険なら放置したくないんだ」

「敵を知るのも大事です。私も行きます。戦闘になるかもです」

スイと一緒に農地に隠れながら魔に接近した。

魔にきづかれないように、ゆっくりと。

近くに來た時に魔と目が合った。

「スイ、あれは？」

「まさか！　あれは！！」

スイの反応は早かった。

それも良くない反応っぽい。

知っでいる風なじで、俺は知らない魔だった。

「そこに隠れているのはわかっている。出てきたらどう？」

魔からだった。

會話可能？

スイと同じく會話する魔だ。

魔には會話のできる知能の高い魔もいて、たいていはランクの高い魔と言われる。

スイも初めから會話していたっけか。

となると、この魔もランクが高いと考えていい。

「ば、バレているな」

「はい、もう魔は私とフランツ様を確認してますので、隠れていてる意味はないですね」

スイから農地に隠れるのは意味ないとなり、俺は姿を魔にさらした。

水都ともにかなり近くまで行く。

魔力がかなりあるのは、わかった。

近くにきた時に、魔力が俺のに嫌でも來たからだ。

スイが言うのがわかる魔力だな。

「誰だい。俺の農地に何か用があるのかな？」

魔に話しかけたのは、魔も會話できたからだ。

「ある。とても、とてもいいか香りがする。家からだ」

犬のような姿をした魔だった。

だからなのか、匂いにわれて來たらしい。

匂いと言えば、昨日は料理をしたのが、魔の鼻を刺激したのかもだ。

「フェンリルだな、お前は？」

「スイは知っているの」

「詳しくはないですが、フェンリルでしょうね」

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