《ネコと和解せよ〜ネコとカフェ店長の謎めく日常〜》番外編短編・プリンの行方
ミャーと藤也は、教會でチラシをせっせと作っていた。
あの伝道イベントが功したとはいえ、別にこの教會で求道者が増えたわけでもない。
やっぱりコツコツと伝道するための活は継続的にする事になった。
世間ではカルトのニュースも多いし、藤也の京香にも嫌がらせの電話やメールもくる。それを対象するのは結構な心労だが、負けるわけにはいかないと藤也は思う。聖書にも迫害されたら喜ぼうとある。
キリスト教はご利益宗教ではない。ご利益だけ伝えれば信者が増えるだろうが、それは聖書の教えと反している。迫害されるぐらいがちょうど良いのかもしれない。終末になったら、聖書を持てないぐらいの厳しい迫害もある。そう思うと、まだ大丈夫だと藤也が考える。
「それにしても腹減ったな。そういえばコンビニでプリン買って置いたんだった。食おう!」
チラシ作りがひと段落ついた藤也は禮拝堂の隣にあるキッチンの冷蔵庫の中を見る。
しかし、そこにはあるはずのプリンが消えていた。
「大変だ、プリンが消えてるぞ!」
『本當? なんでプリンが消えてるの?』
いつの間にか側にやって來たミャーも首を傾げる。
「誰か食べたんだ」
イライラと藤也は髪のをかきむしる。食べの恨みは怖いとミャーはちょっとドン引きだ。
『誰が食べたの?』
「そうだな。朝からこの教會には誰が來たっけ?」
ミャーと藤也は今日、この教會に出りした人間を思い出す。
宅配業者、蕎麥屋の宅配、信徒の藤宮さんと井口さん、それにミャーを送ってきた杏奈。
「この中では杏奈が一番怪しいな」
『そうね。杏奈よ。時々安いキャットフードで誤魔化すし。意外とけちよ、あの杏奈は』
「そうだよな、中見は男だし」
しばらく藤也とミャーは杏奈の悪口で盛り上がっていた。
そして夕方になり、杏奈がミャーを迎えにやってきた。
「杏奈だろ、プリン食べたのは!」
さっそく藤也は杏奈を責めた。
『そうよ、杏奈。正直に言いなさい。藤也のプリン食べたでしょ?』
「ミャーまで何言ってるの? 濡れ著よ。賞味期限切れてたから捨てたんだけど」
この杏奈の言葉にミャーも藤也も無言になる。
「ほ、本當か?」
「ええ。とっくに3日前に賞味期限が切れてたわよ。だらしないわねぇ。代わりにコンビニでプリン買ってきたけど、そんな事言うなら、要らないわね?」
『杏奈、気が回りすぎるよ! 子力高!』
杏奈が持っているコンビニの袋の中には、期間限定のクリームチーズと栗が載ったプリンがっていたが、こうして藤也が食べる機會を失ったわけだ。
「ああ、主よ。ごめんなさい。隣人を無闇に疑ってしまいました。悔い改めます。ごめんなさい」
長らく悔い改めの祈りをする藤也の橫目で、杏奈は実に味そうにプリンを食べていた。
『杏奈の子力もなかなか殺傷能力が高いねぇ』
ミャーはそう言って深くため息をついた。
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8 56僕はまた、あの鈴の音を聞く
皆さまの評価がモチベーションへとつながりますので、この作品が、少しでも気になった方は是非、高評価をお願いします。 また、作者が実力不足な為おかしな點がいくつもあるかと思われます。ご気づきの際は、是非コメントでのご指摘よろしくお願い致します。 《以下、あらすじです↓》 目を覚ますと、真っ白な天井があった。 橫には點滴がつけられていたことから、病院であることを理解したが、自分の記憶がない。 自分に関する記憶のみがないのだ。 自分が歩んできた人生そのものが抜け落ちたような感じ。 不安や、虛無感を感じながら、僕は狀況を把握するためにベットから降りた。 ーチリン、チリン その時、どこからか鈴が鳴る音が聞こえた。
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8 56能無し刻印使いの最強魔術〜とある魔術師は來世の世界を哀れみ生きる〜
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