《ネコと和解せよ〜ネコとカフェ店長の謎めく日常〜》番外編短編・お土産

久々の休日、杏奈は地平町にあるショッピングモールにいた。駅前からシャトルバスで20分ぐらい揺られてつく。し辺鄙なところにあるので、商店街の客層とは基本的に被らない。

ショッピングモールにオーガニックティーの店が新しくできたので、「子力高!」なルイボスティーやマテ茶、カモミールティーをほくほく顔で買い込む。

お茶を買い終わると、ガチャ専用のショップへ向かった。貓のフィギアのガチャも多く売っていて、思わず和むが「うちのミャーのが可いし」とも思う。

中には貓神・バステトをかたどったフィギアのガチャもあった。エジプトで崇められていた貓神のフィギアというポップがってあり、こんなの買ったらミャーがブーブー文句を言うのが目に浮かぶ。あの三郎の事件から「貓を崇めるんじゃない!」とよく言っていた。エキゾチックな貓神のフィギア自はちょっと可く見えたものだが。

こんな貓のガチャを見てしまったから、ちょっとミャーに良いお土産でも買って帰ってもいいかもしれないと思った。

すっかり自分は親バカだ。人間ぽい貓で、言っている事も別に可げない。むしろ生意気だが、見た目は本當に可い黒貓だ。

杏奈はペットショップで高級貓缶を売っているのを発見し、レジに持っていった。

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