《勘違い底辺悪役令嬢のスローライフ英雄伝 ~最弱男爵家だし貴族にマウント取れないから代わりに領民相手にイキってたらなぜか尊敬されまくって領地かになってあと王子達にモテたのなんで???~》25:充実

カボチャをに抱えるくらいの覚で両手を前に。

そしたら魔力を手の平の空間に集中して……魔法の名前を詠唱(タイトルコール)!

「アクアボール!」

たちまち私の目の前に出現する、魔力の水球。

それはふよふよと浮かんでいて、本來なら重力に負けて地面へと崩れ落ちるはずだろうに、私が魔力コントロールで水球を中空に留めることが葉っていた。

アクアボールは水魔法の初級呪文だけど、火、水、風、土の四大屬魔法において、水魔法は一番コントロールが難しいとされている。初級といえど、侮れない。

火や風は完全なエネルギーの塊なので質量制の必要は殆どなく、逆に土はエネルギー制はある程度していれば、後は質量制に魔力を集中させておけば簡単に維持できる。

だけど水は、エネルギー制をうまくしなければすぐにボールの形狀から分解して者の手を離れていってしまうし、それでいてしっかりと質量があるため、これもまた魔力量の調節を疎かにすれば重力に引っ張られて魔法を維持することが出來ない。

魔法を習得するうえで、水魔法は得手不得手関係なく魔力作を學ぶためにもこれほど最適なものはないため、結果として魔法使いならば誰もがある程度扱えるようになっている。

私も、最初の頃は適正である幻魔法の訓練は後回しで、水魔法ばかり教わっていたくちだ。

……はあ、毎日毎日水魔法で、飽き飽きして、魔法をあまり好きになれなかったのだけれどね。おかげで、今は子供たちに魔法を教えられるくらいの実力はあるけれど……まさか子供たちに魔法の天才がいるなんてね。

このままじゃ、あっという間に追い越されてしまうし、あんなに小さいうちから下手に力を付けるとどんなひねくれ者になるかわからない。

「――カリンさん? カリンさん!」

パンパンと、手を鳴らす乾いた音が響いた。

はっと我に返る。

そうだった、今は……私の魔法の訓練中だった。

お母様に何度も名前を呼ばれていたらしいことに今気づいた。

完全に上の空だった。

「ごめんなさい、お母様。しぼーっとしてましたわ」

「あら、集中していなかったのですか? ……なら心ここにあらずで、ずっとその水球を維持し続けられたのね。それは大変すばらしい事ですよ。以前までのように『集中することに集中する』ことなく自然で魔法を扱えるようになったということですからね」

「あ……、ありがとうございます。お母様」

そういえば、以前は水球をこれでもかと維持しようとやっきになって魔力コントロールをしてたっけ。

……私も、彼らにものを教えていくうちに、何かを摑んでいるのかもしれない。

――よし! そうとなれば、さっそく子供たちに私の実力を自慢しにいかなくてはっ!

「お母様、今日は魔法を見て頂きありがとうございましたわ。それでは私、出かけてまいります!」

「ええ、いってらっしゃい。気を付けてね」

いてもたってもいられずに家を飛び出す。ああ今日も忙しいわ。既にオージンさまに訓練をお願いしているしから水見で甘くした魔法の水を全員分用意して、いて火照ったを冷ますように、それをまた魔法でキンキンに冷やしてあげて、魔法組の訓練を見て上げて、それから剣組の指導して……。

まあ、嫌ではありませんけどね。

お読みいただき謝でございます。

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