《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》最強はボスを狩る⑤
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無事善悪の塔を出し、街へ戻るとまずはドロップを――PKで拾った裝備とドロップを別ける必要があるためシステムログを確認する。
+15マジックローブ
+10闇のリング
+7アイアンブーツ
+6ミスリル プレイトメイル
うわぁ。闇のリングとマジックローブ以外ゴミじゃん……良くこんなのでPKしようと思ったな。
返す手間を考えると面倒くさい。けれど、私自が決めた事だからと思いなおし全チャのタブを開く。
{[シンゲツ] 誰か盟れてくれませんか~?}
{[ren] グランドロールのマスターもしくは代理、居たら談plz}
{[松本晴彥] ファストウェブでは盟員を募集しています。談plz}
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”ヘラクレス” 先ほどはどうも。
今マスターも副マスも居ないので変わりに談しました。
”ren” そう。裝備返してしければ、クロス
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”ヘラクレス” 落とした奴が悪いので処分してもらって結構です。
”ren” そう。マスターに明日の23:00までに連絡しろって伝えて
”ヘラクレス” はい
裝備は処分していいと言われたので、クロスに行き全チャで公開強化を実施することにする。
まずは、強化したい裝備品をアイテムボックスで並べ、それぞれ強化するのに必要なヘルム・ローブ・グローブ専用の強化の石を用意する。
但し、アクセサリーに関しては同種の強化されていないものが必要になるためそれも準備。
準備が整ったところで、視界右端の方にあるトンカチマークをタップ。
すると、視界中央に四角いウィンドウが立ち上がる。ウィンドウ部には二つの小窓――左が強化したいアイテム。右が強化石や寶飾品――があり、トンカチのマークの下には強化しますか? と書かれている。
まずは、マジックローブを強化用の小窓にアイテムボックスからドラッグして、ローブ用の強化石をもう一つの小窓にセットする。
{[ren] 拾った+15マジックローブとローブ用強化の石}
{[さるいく] 善悪の塔20階層行 @盾、近接募集~ 談plz}
{[宮様] ちょ! 勿無い!! 買うから売りなさい!}
{[ティタ] 俺の裝備より良いもの燃やすなー!}
{[黒龍] 十八出來たら買うわー!}
{[訴人] まじかよー。もったいねー}
何の興もなく、トンカチマークをタップ。
畫面が切り替わり橫にびた灰の長い棒が、徐々に赤くなる。
チンッと電子レンジが出來たよって知らせるような音を立てると、畫面上に噴出しに囲われたビックリマークとクエッションマーク(!?表記にします)が出現する。
それをタップすれば功か? 失敗か? が判るシステムとなっている。
こういう遊び心は好き。とか考えながら無心でタップする。
ボンッ!
失敗した音がなり、+15マジックローブとローブ用強化の石は消えた。
システムログをコピーしてり付け全チャに流す。
{[ren] 殘念【 +15 マジックローブは強化に失敗し消失しました。 】}
{[宮様] ren!! 今すぐ止めなさい!! 全部、私が買うから!}
{[白聖] ウケル。宮ネェ必死過ぎwww}
{[大次郎先生] ren、落ち著け。燃やす前に売ろう?}
{[キヨシ] 勿ないわ……。俺が100ゼルで買ってやったのに……}
{[ティタ] キヨシ、お前貸したゼルいつ返すの?}
{[ロゼ] 誰だよrenに裝備やったやつは……!}
{[キヨシ] 売れる裝備ができたら?}
{[ティタ] 殺す! お前今どこいるの?}
まだ、キヨシはティタにお金返してないのか。強化狂いだからなぁ……一生返済はないかもしれないね? なんて死んでも言えない。
{[ren] 次ー。+10闇のリングと闇のリング}
{[白聖] まったぁぁぁ!! 俺買う。25M出す! それで買うから燃やす前に売ってくれ!}
白聖も友達だけど、ケチの付いたを売りたくないのでスルー。
手順は同じで、!?マークを待つ間、全チャのフレたちの會話を楽しむ。
{[白聖] ren。無視はダメだ。ちゃんと返事しろ? 値段適正価格だろ売れよ!}
{[黒龍] 白、諦めろ。相手がわりぃ}
{[宮様] 白、諦めが肝心よ!}
畫面を見れば、!?マークがしっかりと出現している。
ポチっとタップすれば、ピロリロリンと功を告げる音がなり、アイテムボックスに+11闇のリングが追加されていた。
自分が持つ+15闇のリングを超えるができるまで強化を止めるつもりはない。
もう一度、畫面を開き+11闇のリングをれてセットし再度トンカチマークを押した。
{[白聖] 反応が無いということは、功したのか? そうなのか?}
{[大次郎先生] だろうな。消失するまでヤルのがrenだ}
{[ティタ] 先生のご高説いたみいります}
{[黒龍] wwww ティタ頭打ったのか?}
噴出しの!?を見て、ポチっと押せば、ピロリロリンと功を告げる音がなり、アイテムボックスに+12闇のリングが追加される。
「チッ」
こんな簡単に十二になるなんて……と考え、イラっとして舌打ちする。
しつこく、闇のリングを強化した。
気付けば+17闇のリングがアイテムボックスにできていた。ケチがついてはいるが強化値が自分の+15闇のリングより高い。なので、さくっと自分の分と換して+15を売りに出す。
流すのは商売チャット(頭文字に $ を表記)だけど。
$[ren] +15闇のリング 値段応相談値引きします。談plz
{[白聖] +15とか……}
{[ren] っ分割}
{[白聖] トイチだろ?}
{[ren] y}
白に冗談でトイチと言われ、軽く冗談に乗った途端黒から談がった。
”黒龍” 買います! 40Mでどう?
”ren” 売る。クロス
”黒龍” kk
$[ren] 売れました。
売れたと流せば白が全チャで発狂している。
まぁ、これも時の運だしね? 諦めて。
こうなった白を宥める彼が可哀想ではあるが、こればかりはお金持ってる奴が優先だと割り切る私。
黒が來るまで暇だから、殘り二つを全茶に流しをさっさと強化する。
+7アイアンブーツは、一回目の強化で消失。頑張ってくれた、+6ミスリルプレイトメールも+10で消えて行った。
取引場所にレッドじゃない黒が現れる。
無言のままトレードを申請すれば、さくっと了承してくれた。黒と共有したウィンドウに指をれる。を確認して黒がお金をれ、どちらも完了ボタンを押せば取引終了となる。
「なぁ、ren」
+15闇のリングを手にれホクホク顔の黒が、しだけ真面目な顔をする。
「ん?」
「そろそろ時効だろ? クラン作らねーの?」
クランとは、病ゲーをプレイするプレイヤーが、所屬すれば、専用のチャット、倉庫が使える。また、仲間とクエストをこなしたり、攻城戦をするためものだ。
私は、自分勝手が通らなくなるから倦厭してる。昔殲滅の破壊者と言うクランをノリで作って、解散したのだけれど……。解散した理由は誰にも話してない。と言うか、話せる容じゃなかった。
どうして今更クラン? と、聞いてみれば、黒は頭をガシガシ掻いて、真っ直ぐに私を見つめる。
「解散した理由は、俺ら全員が知ってる。卑彌子とキヅナに聞いた。それでも、やっぱ俺は皆と一緒にいてーんだよ」
「はっ?」
理由を知ってると言う黒の言葉に驚き固まる私を余所に、黒は再びクランを作ってくれと切々に語った。
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