《吸鬼作家、VRMMORPGをプレイする。~日浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~》4.ありがた迷なんて言ったら失禮ですが
なんとか今日も投稿できました。
2022/10/10 掲示板のアンカーの>>位置修正
2022/10/11 ゲーム略稱の誤字修正。
「突然申し訳ありません。他のプレイヤーより、蓮華さんのプレイヤーアイコンが表示されていない、システムメニューが開けていない、などと言った問い合わせがありまして。
運営側にて調査したところ、「脳波が人間らしくない」とAIが判斷したようで、蓮華さんのステータスがNPC扱いとなっておりました。
弊社といたしましては、脳波がうまく読み取れていない原因としまして、お使いいただいているVR機の故障の可能が一番高いと考えております。
つきましては、原因切り分けの為にも、一度、ご使用いただいているVR機の設置場所への訪問と確認・修理の許可をいただければと」
ああ……もしかして王都までの道中で、驚いて逃げたプレイヤーは僕の頭上にプレイヤーアイコンが浮かんでいないから驚いたのかな。自分では見えないから気付かなかったけれど。
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ふむ、だとしたら、そもそもどうして僕がプレイヤーだと思ったのだろう。単にNPC一行が王都へと移しているだけだと思わなかったのだろうか。
「一つ質問なのですが、どうして他のプレイヤーは、僕をNPCだと思わず、運営に問い合わせをしたのでしょうか。僕の頭上にアイコンが無ければNPCだと思ってスルーしそうなものですが」
「そうですね……私の方では詳細は分かりかねますが、システムメニューが開けない件については、「そう言った言を聞いた」との問い合わせをいただいております。
蓮華さんの方でシステムメニューが開けなかった旨をどこかでお話されていないでしょうか」
「ああ……そう言えば試してみたときに、獨り言を言った気がします。ええと……そうですね。コクーンタイプのVR機を自宅に設置してプレイしているのですが、自宅に人を呼んで良いか、確認してきても良いでしょうか?」
「はい、勿論です。突然の依頼となりますし、返答はすぐでなくても構いませんので、公式サイトに記載してある弊社連絡先へとご連絡いただければと思います」
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「はい、わかりました。……ああ、えっと……いつもコクーンの強制排出時にログアウトしているので、まだしばらくはログアウトが出來ないのですが」
「蓮華さんの方で異論がないのであれば、今私がGM権限で強制ログアウトを実施することも可能です」
「あ、ではそれでお願いいたします」
とにかく、今すぐ洋士に相談しよう。こう言うのをどうにかする案を思い付きそうな程長いこと、隠居もせずに生きてきた訳だし……。
先日の集會で僕から一方的に番號を聞いただけなのに、幸いなことに見知らぬ番號からの電話に洋士はすぐに出てくれた。
「なんだ……お前か。と言うよりも今時家電なんてありえるのか……それで、どうした?」
「うん、ちょっと困ったことになって、相談させてしいんだけど」
「すごく嫌な予がするんだが……まあ良い。それで?」
僕は洋士にGoWを始めたこと、ゲームでの事象と、運営側の見解と依頼を伝えた。
「はぁ……お前仕事の為にGoW始めたのか。まあ確かに編集側からしたらいつまでもアナログ原稿もらっても困るし、勧めてくるか。あー、だからパウチをしがったのか……そう言えばあのとき理由を聞いてなかったな。まさか本當に斷ちしてると思わなくて、そっちに気を取られちまった。
それにしてもお前のその質は面倒ばかり起こすな。他にもGoWを始めたやつは何人か居るが、そんな事象は起こってないぞ。
間違いなく脳波がおかしいのはコクーンの故障じゃなくてお前の摂取量が足りないせいだろ。言われてないだけで、多分心音とかも常人の平均値からかけ離れてるんじゃないか?
來られたところで、お前がをもっと飲めるようにならない限りこの問題は解決しないし、仕事の為にやめる訳にもいかない、と……。
まぁ、事は分かった。とりあえず運営側には來ても良いって伝えとけ。日程が確定したら俺にも教えろ。同席する。多分……もう一人か二人連れて來ると思う。家は変わってないよな?」
「分かった。迷かけてごめん。家は変わってないよ。それじゃあ、日程が確定したらまた連絡するから、この番號、登録しておいて」
「それは良いけどお前攜帯くらい買えよ……」
電話が切れる前に何か聞こえた気がしたけれど、気にしない。
ふた昔前くらいのガラパゴスケータイとやらも使えなかったのに、今どきの影も形もないような仮想攜帯?なんて、使いこなせる訳がない。
まあ、生認証ありきのデバイスだったから今まで避けてきたけれど、を定期的に摂取するようになったし、試してみても良いのか……。
電話くらいならどうにか使える、可能があるかな?
何にせよ、運営に連絡しなければならない。公式サイトを開くと、ありがたいことにメールや問い合わせページだけではなく、電話番號も記されている。
メールも出來なくはないだろうけれど、本當に屆いているのか不安になるので、素直に電話で連絡をとることにした。
電話では話が通じなくてたらい回しにされるかと思ったけれど、軽く事を説明しただけですぐに察してもらえた。
擔當者に伝え、改めて日時を連絡すると言われたので、電話番號を伝えて電話を切る。
しまった、切ってから気付いたけれど、GoWに戻ったら強制的に六時間プレイする羽目になる。電話が來るまではGoWに戻れないのでは? すぐに戻るつもりで居たから、エリュウの涙亭の店員さんに事説明してないな、どうしよう。
うーん、でもいつかかってくるのかも分からないし……仕方がない、ログインは諦めて、電話を待とう。最悪、約束を破ってしまったことによって話が白紙に戻っていても、さすがに部屋に置いてきた荷は捨てられないだろう。多分。……大丈夫だよね?
待っている間何をしようかと考えて、最近はGoWにかまけて家のことを全く出來ていなかったし、一気にやってしまおうと思い立つ。丁度夜なので草むしりから始めるのが無難かな。
草むしりを終えてもまだ辺りは暗かったので、そのまま庭で素振りを始めた。現実世界でも鍛錬をしていた方が、勘が戻るのも早いだろうとの判斷だ。
ついつい集中してしまい、気付けば空も白み始めていたので、家にってし休憩をする。
本當は料理もあれこれ試してみたいところだけれど、現実世界では処分に困ってしまう。
結局、集會で聞いた限りでは、料理を食べすぎるとどうなるのか誰も知らなかった。そもそもが味しすぎて他に目が向かないし、料理の味が不味すぎるので、飲み込まずに吐き戻してしまうらしい。
僕の味覚とは真逆のようだ。つくづく自分が他の同族とかけ離れていることを改めて実させられただけで、なんの収穫も得られなかった。
料理は諦め――そもそも材料もない――、家中の掃き掃除と拭き掃除をしている最中に電話が鳴り響いた。いつの間にか八時になっていたようだ。やっぱりをかしていると、時が経つのが早いなあ。
電話の相手は運営さんだった。技擔當者と共に明日の朝十時に訪問して良いかとのこと。
想像よりもかなり早かったので、念の為洋士に確認しようかと一瞬悩んだけれど、あいつの格上、直近が困るのであれば絶対に言ってきたはずだ。それがなかったのだから、別にいつでも大丈夫なのだろうと判斷し、了承した。
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【個スレ】名前も呼べないあの人【UIどこぉ】
名前を呼びたくても呼べない、あの人に関する話題です。
なんでNPCすら名前呼ばないの?怖いんだけど。
※運営側も確認してあげてください。何だかおかしいです。
17【闇の魔を防衛する一般視聴者】
速報 名前も呼べないあの人の名前、判明。蓮華さんと言うらしい。
なお、不合でNPC扱いとなっていた為にシステムメニューなどが使えなかった模様。
18【闇の魔を防衛する一般視聴者】
んじゃNPCとこんだけ仲良くなれたのは、NPC同士の関係だったからなんだろうか。
どうでもいいけどフェリシアちゃん可いな。GMと言わずNPCで出してくれ。この顔なら力盡くで仲良くなるわ。
19【闇の魔を防衛する一般視聴者】
なくとも俺はこの畫を見るまでNPCと流しようなんて考えた事なかったからな。買って終わり、クエスト報告して終わり。
配信主みたいにちゃんと人として接すれば好度的ながあがってうまくいくのかもしれん。
>>18は仲良くするつもりが牢屋にってそう。
20【闇の魔を防衛する一般視聴者】
すげえな、この人みたいにNPCと仲良くなれたら、宿屋でもないところに泊まれるんかな。
拠點にしようと思ってる町の宿屋が満員で詰んでるんだけど。
21【闇の魔を防衛する一般視聴者】
>>20 それな。俺も宿無くてデバフってる。強制視界遮斷まであとわずか。正直、遠距離夜営ならともかく、町なかならデバフらないようにしてくれないとまともに過ごせないんだが。
22【闇の魔を防衛する一般視聴者】
>>21がどんな夜営してんのか知らんが、>>13みろ。道さえあれば野宿でも睡眠扱いになるぞ。俺も試したが上手くいった。
23【闇の魔を防衛する一般視聴者】
>>22 まじかよさんきゅ。
24【闇の魔を防衛する一般視聴者】
お、めずらしく十二時間以上ログインしてない配信主。運営と連絡とってんのかな。まあ不合直してからログインしたいだろうしそりゃそうか。
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【電子書籍化】退屈王女は婚約破棄を企てる
☆2022.7.21 ミーティアノベルス様より電子書籍化して頂きました。 「婚約を破棄致します」 庭園の東屋で、フローラは婚約者に婚約破棄を告げる。 ほんの二週間前、「婚約破棄してみようかしら」などと口にしたのは、退屈しのぎのほんの戯れだったはずなのに――。 末っ子の第四王女フローラは、お菓子と戀愛小説が大好きな十五歳。幼い頃からの婚約者である公爵家の嫡男ユリウスを、兄のように慕っている。婚約は穏やかに続いていくはずだった。けれど、ユリウスが留學先から美しい令嬢を伴って帰國したその日から、フローラを取り巻く世界は変わってしまったのだった――。 これは、戀を知らない王女と不器用な婚約者の、初めての戀のお話。 *本編完結済み(全20話)。 *番外編「婚約者は異國の地にて王女を想う」(全3話)はユリウス視點の前日譚。 *番外編「『綺麗』と言われたい王女と『可愛い』と言いたい婚約者」(全3話)は本編から約2ヶ月後のフローラとユリウスを描いた後日譚です。
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武術、勉學、何でもできる主人公がVRMMOで邪神と好き放題楽しんでいく小説です。 チートマシマシでお楽しみください。 作者の辭書に自重と言う言葉はない(斷言) 処女作、毎日投稿です。色々間違っている所もあると思いますが、コメントで感想やご意見いただければ勵みになるので是非お願いします。 作品への意見なども大歓迎です。 あと誤字多いです。御容赦ください。 注意 この作品には頻繁?に書き直しや修正が発生します。 作品をより良くするためなのでご容赦を。 大きな変更の場合は最新話のあとがきにて説明します。 Twitterハジメマシタ! ユーザーネーム「クロシヲ」でやってます。 ID的なのは@kuroshio_novelです。 コメントは最新話にてお返しします
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