《ドラゴンガール!〜現代社會に竜娘!?〜》124鱗目:新たな勢力?!龍娘!
「な、なぁ鈴香?確かに出方は任せるって言ったが……流石にそれはしないよな?な!?」
「あのっ!天霧さん、私達は人間なので流石にこのまま落ちると!」
「大丈夫!きちんと守りますからっ!」
そう言うと僕は2人のった水晶の箱をぽいっと2階から放り投げ、それに続く様にして1階に飛び降りて先に著地し、水晶の箱をけ止める。
「し、死ぬかと思った……」
「階段が破されてたんだから仕方ないじゃないですか。文句言わないでくださいよ三浦先生。城戸総理は大丈夫そうですか?」
「総理は大丈夫だ、ちょっと泡食ってるがな。さて、なんだかお出迎えみたいだぞ鈴香、気を引き締めろ」
「そうですね」
さて、どうするか。銃は……持ってる人いるね、それもいっぱい。まぁ、三浦先生達は安全だから最悪天井突き破って逃げれ─────
「お迎えに上がりました、我らが神よ」
「「「「「「「「「「お迎えに上がりました、我らが神よ」」」」」」」」」」
「ば?」
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発と著地した際に舞い上がった土煙が落ち著き、全員が全く同じ格好をしたテロリストだろう集団が、僕に向かって近くに居た人に続いて全員がそう言って跪いてくる。
警戒はしていたものの、そんな想定もしてなかった僕は目の前のその景に呆気にとられる。
「へ?えっ、えー?」
ど、どーゆーことなのー……?
はっ!そういや前に隆継が「異世界転生ってのして崇め奉られたい」とか言ってたけど、もしかしてこれがいせかいてんせいって奴なのか!
隆継あいつ悪趣味だなぁ。
「前に座す我らが神よ。我ら晶の民、をこの不浄の地よりお迎えに上がりました」
とーしょーのたみ?ふじょー?おんみ?何言ってんだこの人達。
「手始めに貴様を縛る最悪の化と不浄の地の主を……おや、我らが神が自ら捕らえているとは!流石です我が君!」
最悪の化?不浄の地の主?もしかして三浦先生と城戸総理の事?
「さぁ、こちらにその聖なる檻で捉えた原罪共を我らにお渡しください。さすれば貴は俗世のしがらみより解放され、理想郷を生み出す準備が整うのです!」
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本當になぁにいってんだこいつは?
「えーっと……お斷りします?」
「……そうですか、ならば仕方ありませんね」
流石に大切な人を知らない奴に渡せと言われて渡せるはずもなく、僕がそう言って要求を斷ると自らを晶の民と名乗った男が右手を上げ─────
バァン!
「わっ!……あれ?」
今銃で撃たれたー……よね?
僕へ向かって発砲された銃弾は、僕から1メートル程離れた場所に転がっていた。
一何がー─────
「鈴香!相手が手を出した!こっちからどれだけ手を出してももう構わん!やってしまえ!」
「!わかりました三浦先……生っ!」
三浦先生の一言により、今真っ先に対応すべき事へと意識を戻した僕は、そう返事を返すと共に地面を凹ませる程の踏み込みで勢いよく前に出る。
そして先ずは先程まで喋っていた発砲する合図を出した敵の頭を摑み、地面へと叩きつける。
最初に落とすべきはまず指揮!そしたら次は─────
「銃持ち!」
「か、神よ!お鎮まりください!」
バァン!
まただ、もしかして銃弾が僕の近くにくるとキラキラが固まってバリアみたいなのがでてる?というか鎮まれって言いながら銃を撃つとか、なんなんだこいつら!
「ええい!數がっ!多い!」
銃を持ってる奴の元へとすぐさま向かおうとした僕は、今度は発砲された弾が止まるのをきちんと見た事で、自分の新しい力に気がつく。
しかしその事に気を取られたせいか近づくスピードが遅くなり、周囲を囲まれきが取れなくなりかけたものの、前方の敵を翼で薙ぎ払い、尾で背後の敵を叩き伏せる。
「キエェェェエエ!」
ほんっとうに數が多いしっ!なんか狂ってる奴もいない?!
「どこからこんな……!んもぉキリがないっ!目立っちゃうから使いたくなかったんだけど……晶棘地(クヴァル)!」
「イダっ!なっ、なんだこれ!」「地面から棘が!イデデッ!」「急にどこから、イッダァ!」「もしかして業?!」
水晶の棘を地面やら壁やら天井やらに生やして敵を近づけさせない四番目の技、クヴァル!金城さんには効かなかったけど、効果ありだ!そしたら─────
「全員逃がさないんだから!捕縛水晶(トリ)!」
「んなっ?!あ、足が水晶に!」「クソっ!けねぇ!」
3番目の技、トリ!いてない相手にしか出來ないけど、足を固定するようにして水晶を作り出す為の技!これで─────
「制圧完了!……まぁ、邸だけだけど。まぁでも、警察とかも來たみたいだし、充分でしょ。ね、三浦先生」
「あぁ、充分どころか満點だ。だが念の為銃を持ってる奴だけは無力化しておいてくれ」
「はーい」
銃の引き金部分を水晶で固定しておけば大丈夫かな?
でも、結構大規模に能力を使ったからかわかんないけどスッキリしたし、なんか楽しかった〜。
「鈴香、楽しかっただろう所悪いが早く俺たちを出口まで連れて行ってくれ。ついでに地面の棘も解除してくれよな、自衛隊と警察がれないからな」
「うっ、はーい……」
ーーーーーーーーーーー
「さて、お疲れ様だったな鈴香」
「本っ當に疲れました……」
夕方には帰れるはずだったのにもう夜中だし……
『本日午後2時頃に発生した総理邸を狙ったテロの事故現場に來ております!見てくださいこちら!発の後でしょうか!壁が崩れて─────』
もう間もなく夜の11時を回ろうかと言う頃、ようやく解放され帰路に著くことの出來た僕は、三浦先生とトラックへ向かって歩いていた。
なぜこんなに帰るのが遅くなったのかと言うとその理由は至って単純で、事聴取をされてたからというその一言に盡きる。
「まぁあれは確かに事聴取だったが、それ以上にもうしばらくの間守りを完璧にするまで総理を鈴香に守って貰おうって魂膽もあっただろうな」
「えー……なんですかそれ。というかそういうことなら僕みたいな高校生じゃなくて本業の人達の方を頼るべきでしように」
「はははっ。だがまぁ、あんな100人規模のテロリストを全員捕まえた挙句無傷で正面突破なんてされたらそりゃあ頼りたくもなるだろうさ。し張り切りすぎたな」
「はぁうぅ……所で、なんだったんですかあの人達。ニュースだと総理を狙ったテロリストって話だったけど、明らかに僕狙いでしたよね?」
「あぁ。幾つか目星は著いてるが、言やら服裝とかから俺は鈴香を信仰の対象とした宗教団が今回の犯人グループの正だと考えている」
「へ?僕の……宗教?」
三浦先生から思いもよらない考察を聞き、僕はあほ面というのが正しいような顔で三浦先生の方へと顔を向ける。
「その言い方は誤解を招くからやめとけ。お前を勝手に信仰してる宗教だ」
「えーっとつまり?あの人達は僕を神様ーって崇めてる人達って事ですか?」
「そういう事だな。まぁでも、鈴香が活躍したおで鈴香に対する取材の厳罰化と街の警備の更なる強化が葉ったんだ、これからは今迄以上に安全な日常が遅れるぞ」
「まぁそれなら能力の事は自衛隊と警察の偉そうな人達が守義務かけてくれてたし、頑張った甲斐があったかな?……ふぁー……」
なんか……どっと疲れが……
「眠いなら寢ていいぞ。どうせ帰り著く頃には日付が変わってるからな、遅くなるのは分かってたから布も積んであるぞ」
「ん……わかったぁ……ふみゅぅ……」
もふもうふぅー……
トラックが走り出し、心地よい揺れと落ち著いた事で襲いかかってきた疲れにより大きな欠をした僕は、三浦先生に言われるがまま布にくるまり、眠りへと落ちた。
鈴香を崇め奉る組織であります( ˙꒳˙ )
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