一人のＢ級ヒーローが調査に出ていた。

それは、近頃生息地を荒らし切り、徐々にではあるが、人間の生息地に近づいて來ている怪の調査であった。

「Ａ級相當の怪を確認！本部は至急、市民の」

通信中だったヒーローの聲が突然聞こえなくなった。

「通信途絶えました！」

通信指令室に張が走る。

「直ぐに避難勧告を出せ！それに全Ｄ級ヒーローには避難の導をさせろ！」

「はい！」

「近くにいるＡ級ヒーローとＢ級ヒーローを総員して止めるんだ！」

「はい！」

「政府にＳ級ヒーローを海外任務に行かせた、責任を取らせてやりたいよ」

ヒーロー本部指令室、急事態により慌ただしくき回っている。

Ｓ級ヒーローは任務の多くを國から依頼される為に、任務容は本部にも伏せられている。

任務の依頼達率は１００％となっているが、証明する事自が誰にも出來ない。

「部長！Ａ級相當の怪・モデル、ツキノワグマが変化を始めました！」

「なに！まさか更に進化をするのか！」

「間もなく進化が終わります！」

カメラが捉えた映像には進化が終わると同時に、辺りを白い靄、まるで激しい発によって巻き上げられた砂埃の様だった。映像はすぐにれた。

風が吹いて近くで様子を見ていたヘリが落ちた。

「映像ロスト！衛星からの映像に切り替えます」

綺麗ではない映像でも、ツキノワグマの進化が分かった。

「分析しろ！早く！」

「進化したツキノワグマの長は・・・・」

「なんだ！早く言わないか！」

「３・・・３３メートル、重はおよそ２１トン」

マンション１０階以上の高さになる

「バケモノじゃないか！誰がこんなバケモノ倒せるんだ！」

機に手を付きながら、驚きを隠しきれない男。

「部長！ＢＢＢ代表・大鐘響氏から通話です！」

「回せ！なんだアイツはこっちが忙しい時にいつも！」

「アキラ大丈夫か？聲に覇気が無いぞ？」

何処か気の抜けた話聲で、話し出した。

「なんだ！こっちは忙しいんだ！用が無いなら切るぞ」

「いや？俺もさ、まさか進化するとは思って無かったから、相談なんだけど。

アイツの報酬を５億にしてくれない？」

楽しそうな口調で要求して來た。

「なにを言っている！そんな事を俺が決まられる訳が無いだろ！」

「そうか？俺達なら５億で倒す。けどこのまま人間社會が、破壊されれば５億なんて一瞬で飛ぶぞ？お前は政府の役人に出させれば良いんだよ。國家予算から５億貰ってこい！

そうすれば、俺達が「ここで」倒してやるよ」

「分かった！だが支払いまで時間が空くのは」

諦めたのか、渋々了承した。

「分かっているよ！俺達はただ味しい、夜ご飯が食べたいんだ！」

大鐘の聲が嬉しそうになったのは、通信指令室にいる全員がじ取った。

「通話切れました」

「おい、財務省に連絡しろ！すぐに５億用意する必要が出來た」

「ですが部長！確かに大鐘響はＡ級ヒーローですが、ＢＢＢに所屬するのは大鐘響含め４名。冬堂凍都はＡ級ヒーローですが、他２名はＢ級とＤ級ですよ！

なら拳(けん)聖(せい)・白山(はくざん)や不死の・朧それに始まりのヒーローＰＲＩＳＯＮ(プリズン)とＡ級ヒーローが多く所屬する「ユースティティア」に聲を掛けた方が！」

「部長・・・モデル・ツキノワグマ活を完全停止しました・・・」

「よし！現地に調査団を送る！各自、被害狀況などを自治と確認して報告しろ！」

「はい！」