《三分間で世界を救え!「えっ!ヒーローライセンスD級の僕がですか!」 就職したくないからヒーローになった男は世界で唯一のタイムリープ持ち。負け知らずと言われた、世界一のヒーローは世界で一番負け続けていた》突然変異・2

ヒーロー事務所「BBB」は4人で旅行に來ていた。

コテージに泊り、晝からバーベキューを楽しもうと、意気揚々とを焼いていた。

だが、目の前で巨大なクマが暴れている。赤波と春木はキレそうになっている。

何故なら、クマが投げて來た巨大な巖が、焼き立てA5ランクの牛を下敷きにしてまで、目の前に現れたからである。

「マジで最悪なんだけど」

機嫌の悪い顔をする春木。

「マジで空気読めよな」

同調する様に赤波も文句を口にする。

「お前らはそこで休んでろよ?居ても邪魔なだけだし?」

冬堂が歩いて行こうとすると、赤波と春木が両肩をそれぞれ摑み、歩みを止めさせた。

「何が休んでろよ?アンタ1人であんな巨大クマ倒せないでしょ」

春木がメンチを切りながら言う。

「こっちはバーベキューを楽しみにしていたんだ。飯の恨み晴らさせてもらう!」

だが、目の前に居るクマはA級相當の被害を出しているのは、3人の目にも明らか。

だが、が漂う。そんなモノは3人には無かった。

「そうかそうか!君たちがヤル気なのは良い事だ!ちょっと待っててね?」

大鐘はそう言うと、突然攜帯で連絡をし始めた。

「あっ!もしもし?BBBの大鐘だけどさ、そこに部長居るでしょ?代わって」

「アキラ大丈夫か?聲に覇気が無いぞ?」

誰かと話をしている。だが、大鐘は悪巧みをしているのか、その表は気持ち悪い、ニヤついた顔をしていた。

「いや?俺もさ、まさか進化するとは思って無かったから、相談なんだけど。

アイツの報酬を5億にしてくれない?」

楽しそうな口調で要求をする大鐘、5億という言葉を聞いた、赤波と春木は目のを変えて、急ぎ足で電話口の聲を聞こうと顔を近づける。

「そうか?俺達なら5億で倒す。けどこのまま人間社會が、破壊されれば5億なんて一瞬で飛ぶぞ?お前は政府の役人に出させれば良いんだよ。國家予算から5億貰ってこい!

そうすれば、俺達が「ここで」倒してやるよ」

し殘念そうな表を見せる。それを見た二人も肩を落として、離れようとした。

「分かっているよ!俺達はただ味しい、夜ご飯が食べたいんだ!」

あれ!話がうまく纏まったの!そんな驚きと年単位でご飯に困らない。そんな事を考えたら、二人は自然と涙がこぼれ出した。

「お前ら!我々はを失ったが、それ以上に得るがある!それは支払いに怯えなくて良い日々!それは即ち我々の勝利を意味する!涙を拭え!前を見ろ!我々は勝ったのダァァァァ」

「うぉぉぉぉぉ」×2

「お前達!この戦いは早々に終わらせるぞ!そして、祝賀會のの買い出しだぁぁぁ」

「おぉぉぉ」×2

そうして、戦いに赤波が參加してしまった事で、赤波だけが122回も戦い、一人だけ3時間半以上も戦った。

他の3人は3分しか戦った記憶が無いのに。

そして、倒したツキノワグマは後日、本部の調査でS級に認定された。

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