《三分間で世界を救え!「えっ!ヒーローライセンスD級の僕がですか!」 就職したくないからヒーローになった男は世界で唯一のタイムリープ持ち。負け知らずと言われた、世界一のヒーローは世界で一番負け続けていた》ヒーローアイドル

また、遅くなりました!

遅刻常習者です。

ヒーロー事務所「BBB」萬年金欠の貧乏事務所である。

そして、大手事務所は富な資金力により、メディア向けのヒーロー達を育していた。

アイドルヒーローや俳優ヒーローなどを誕生させ、多くのファンの獲得に功した。

富な資金を使い、人材を育して、更に富を得る事になった。

「なぁ、星(ほし)明(あかり)キラリちゃんって本當にいるのかな?」

赤波は雑誌を読みながら、唐突に聲を出した。

「はぁ?なにその名前?キモッ」

春木は気持ちが良い位の罵聲を浴びせて來た。

「キラリちゃんは、キモくないぞ!アイドルだからな!」

「キメェのはお前だよ!」

春木は赤波を排水に溜まったゴミを見る様に、無な冷たい視線を來る。

「誰か助けてぇ!」

二人が事務所の中で言い爭っていると、不意に外からの聲が聞えた。

急いで窓まで行き、外の様子を見ると、一人のが襲われそうになっている。

「春木!」

後ろを振り向くが、そこには春木の姿が無かった。

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すると下から聲がした。

を襲う、人間のクズがぁ!」

綺麗な飛び蹴りだった。

真っ直ぐにびた腳は、襲っていた大男の顎に直撃した。

春木の腳には男の脳が頭蓋骨で「ゴドン」とくのが分かった。

「ヤバ!」

豪快に倒れる男を見て赤波が不意に聲をらした。

「いや〜人助けはするもんだな!アンタの好きなアイドルに良く似てたけどね!はははは」

事務所の扉を勢い良く開け、助けたと一緒に戻ってきた。

「星明キラリちゃん!」

「はいはい、アンタの好きなアイドルの話は、もう良いからこの人に何があったのか聞くよ」

「いや!その人が星明キラリちゃんだよ!」

「えぇぇぇ!」

「あの、初めまして星明キラリです」

震える手でお茶を出す赤波。

「こっこっ今回は大変でしたね!」

震える聲で憧れのアイドルに話しかける。ファンである男には仕事で話をしている。そんな事実はどうでも良かった。

「あの男は知り合いなの?」

話しかけた春木に目線を向け「なんで、ウチの事務所の花はハエトリグサみたいなのか?それに比べて、星明キラリちゃんは白いクレマチスの花の様にしい」

現実から目を背け、目を瞑りながら思いを馳せていた。

「あの人はファンなんです。けど、最近はストーカーみたいになってて」

辛い思いをしてきたのであろう、今にも涙が溢れそう程に瞳を滲ませていた。

「なにそれ!警察には言ったの?」

「警察は介出來ないって」

「ホント、ありえないんだけど」

春木は持っていたコップを機に強く置いた。

それと平行するように赤波は、前のめりになりながら口を開いた。

「ぼっ僕が守ります!」

「それは決意と呼ぶには、余りにも薄かった。ファンで、オタクで、頼りない、そして下心の塊だった。」

何処からか、ナレーションぽい聲が聞えた。

「って誰だよ!ベルセルク風に人を落としれようとしてるの!」

「えっ!違うの!」

大鐘が分厚い大剣を、背負いながら言ってきた。

「ってなんすかソレ!どこの男から奪ったんすか!」

「これか?カツアゲされそうになって、命乞いで祈ろうとしたら「祈るな!」って言われたからそいつから奪った」

々な方面から怒れろ」

得意気に話す大鐘に赤波はツッコミをれたが、疲れたのか、椅子に座り直した。

「あぁ、気にしないで!バカ二人は見なかった事にして、話を聞かせてくれるかな?」

春木が懸命に話を戻した。

だが、それを邪魔する様に大鐘が割り込んで來た。

「初めましてお嬢さん、私はこの事務所の代表(・・)をしている。大鐘響といいます」

「あっどうも・・・・」

キラリはかなり引き気味で、大鐘の事を見ている。

そして、それは赤波と春木も同じだった。

「こんな埃臭い場所もアレなので移しますか?」

大鐘は無駄にばしてボサボサになっている髪のをサッとると、キメ顔を向けた。

「この人自分の事務所なのに、埃臭いとか言ってるよ」

呆れた顔になる赤波。

「回らない壽司なら良いよ?」

自分の要をきちんと言う春木。

「ガキはここで待っていれば良いんだよ!俺はキラリさんと大人な場所で話を聞くんだよ!」

「大人な場所って何だよ!絶対に星明キラリちゃんは渡さないからな!」

「ガキには大人が休憩する、場所も分からないのか?」

「行かせないぞ!キラリちゃんはそんな不純な子じゃないんだ!僕達の神様なんだから!」

「いい加減にしろ!」

二人は春木の風の弾丸を貰い壁まで飛ばされた。

「ここで話を聞けば良いでしょ!新屋!」

「はい!」

「壽司の出前とって!大鐘さん持ちね!」

「なんで俺なの!」

「文句・・・無いですよね?代表?」

「あっはい・・・・」

そして、星明キラリの話を聞き始めた。

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