《三分間で世界を救え!「えっ!ヒーローライセンスD級の僕がですか!」 就職したくないからヒーローになった男は世界で唯一のタイムリープ持ち。負け知らずと言われた、世界一のヒーローは世界で一番負け続けていた》推しは推せる時に推せ
だいぶ、ふざけました。ごめんなさい。
「私の所屬している「ピース・コネクト」は、タレント業に力をれています。
なので、私達はヒーロー活よりも、タレント活の方にどうしても力をれてしまいます。私は皆さんの様に戦う事は、怖くて出來ないけど、応援してくれている人達に勇気やを與えられたら良いな?って」
キラリはお茶のったコップを機に置き、し下を向きながら話し始めた。
「大丈夫です!僕達「彩の民」は、いつもキラリちゃんの姿に救われている!
キラリちゃんに出會えたから、僕たちは頑張れる!」
ファンと化している赤波は、単純に謝を述べた。
それは、ありきたりで、特別に飾った言葉もない。
ただ、心の中にある、純粋な気持ちだった。
*「彩の民」とは
彩・キラキラと輝く、鮮やかでしい、すなわち「星明キラリ」
そのを応援するファン、民である。
「で?あの男はいつから?」
春木は蔑む様な目で、赤波を見た後に質問をした。
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「あの人は、一カ月ぐらい前から事務所の前や、収録現場に來るようになったの。
初めはサインを書いたりして、直接応援してくれいる優しい方だと思っていました。」
————推し事————
人が人を応援したくなる理由はいくつかある。
1つ目に考えられる理由・自分が頑張っているから。
自分は頑張っている。常に他者よりも優れ、目立つ存在でありたい。
人は自分の得意とする分野では、周囲よりも優位をじて居たい、それが、自分という「個」の確立に繋がる。
だが、周囲の環境が同じ得意とする分野になった場合、優位を確保する事は困難を極める。
そうなった場合に多く見られるのが「応援」である。
努力という時間を共有した事で、他者に対して移する事が多い。
目標の共有、意識の共有。
それが、最初の応援したくなる理由。
2つ目に考えられる理由・アンダードック効果。
これはこの國に多く見られる現象だが、「アンダードック」すなわち、負け犬だ。
では、アンダードック効果とは何か?である。
良く見られる場面は、スポーツなどで負けているチームが、反撃し始め、逆転出來るのでは?そんな時に時折、発生する現象だ。
夏の高校野球では、アンダードック効果は頻繁に起きている。
それにより、球場全が負けているチームを応援する事も屢々。
企業もアンダードック効果を利用した、プロモーションは行う。
マーケティング戦略の一つではあるが、プロモーションに失敗すれば、自社製品の不人気を
アピールするだけに、緻に作られた広告が大事である。
こうした事から、アンダードック効果は多くのファン、ユーザーを獲得する効果も持ち合わせている。
3つ目に考えられる理由・好意。
「推し」という言葉が使われる様になってから、何年経つだろうか?
5年は経つのか?
「応援」という行為は縁者であるには、特別な理由など無いのであろう。
そうなった場合、非縁者である、第三者に対しての応援に理由は?
考えられる理由は何があるのか?
例えば、人がスポーツの大會に出場する。となれば応援に行く人が多いだろう。
それは、第三者ではあるが、自分のパーソナルスペースを共有した関係だから発生する事だろう。
そこには、的な関係も付隨してきている可能がある。
を重ねた事で発生する、公に話さない、2人だけのの共有である。
応援する機はがあげられるであろう。
「推し」という応援は昔から存在して來た。
○○好き、○○親衛隊、○○ファン、○○オタク、○○推し。
時代ごとに呼び方は、変わって來た。
それは、問題にならない。
だが、ファンはなぜ応援が出來るのか?
それは今まで上げて來た、理由のどれかが當てはまる。
だが、好意無く応援は始まらない。
推しとは一生を共にする事は出來ないが、夢を見させてくれている時は、応援をしよう。
推しは有名になれば、なった分だけ自由が無くなり、自分の意思で事を簡単に決められなくなる。
それはファンの為である。
ファンを楽しませ、皆に笑顔になってしい!それだけなのだ。ピュアな気持ちなんだ。
ならファンは推しが頑張っている分だけ、溫かい言葉で応援しよう。
それが、ファンというものさ。
我々「彩の民」は星明キラリちゃんと共に、武道館ライブまで突き進む。
結論・頑張っている姿が尊い。
「ねぇ新屋?心の聲がダダ洩れでキモいんだけど」
キモい?そんな訳があるか、推し事は崇高な行為であり、人生という茨の道に現れたオアシス。
このオアシスは疲れた心を癒し、明日に備える為に必要な楽園さ。
それに・・・・・・
「あぁ、もう分かったから、心の聲洩らさないで!」
洩らす?違うぜ。布教活だ。
推しは尊い、でろ。
それが言いたい。
その後、赤波は手足を結ばれ、口を塞がれた狀態で事務所の隅に放置された。
推しは推せる時に推せ。
【書籍化】え、神絵師を追い出すんですか? ~理不盡に追放されたデザイナー、同期と一緒に神ゲーづくりに挑まんとす。プロデューサーに気に入られたので、戻ってきてと頼まれても、もう遅い!~
【書籍版発売中!】 富士見L文庫さまから2022年1月15日に書籍化されています!! ========== 【あらすじ】 「仕事が遅いだけなのに殘業代で稼ごうとするな! お前はクビだ。出ていけ夜住 彩!」 大手ゲーム開発會社のデザイナーとしてデスマーチな現場を支えていたのに、無理解な無能上司のせいで彩はチームを追放され、自主退職に追いやるための『追い出し部屋』へと異動させられる。 途方に暮れる彩だったが、仲のいい同期と意気投合し、オリジナルのゲーム企畫を作ることにする。無能な上司の企畫にぶつけ、五億の予算をぶんどるのだ。 彩を追放した上司たちは何も分かっていなかった。 ――優秀すぎる彩にチームは支えられていたことを。 ――そして彩自身が、実は超人気の有名神絵師だったことを。 彼女を追放した古巣は瞬く間に崩壊していくが、デスマーチから解放された彩は華やかな表舞臺を駆け上っていく。 夜住 彩の快進撃はもう止められない――。 ※ほかの投稿サイトでも公開しています。
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