《三分間で世界を救え!「えっ!ヒーローライセンスD級の僕がですか!」 就職したくないからヒーローになった男は世界で唯一のタイムリープ持ち。負け知らずと言われた、世界一のヒーローは世界で一番負け続けていた》き出す影

ストーカーの男に襲われていたアイドルヒーロー・星明キラリ。

を助けた春木。

春木は彼がアイドルヒーローの、星明キラリである事を知らずに事務所に招いた。

の話を聞こうと、ゆっくりしてもらう事にした。

「私がいけないんですよね」

俯いたまま両手を組み、親指を互に上下させている。

「なんでなの?別にファンサービスしていたなら問題ないでしょ?」

「そうなんですが、もっとあの人と向き合って居れば・・・・」

「そんなの無理でしょ?アイドルである以前に、人間なんだからがあるし、その日の気分によっては、元気が出ない日ぐらいあるでしょ?」

「ゔぅーん!ダッアァ!」事務所の隅で放置されていた赤波が自力で拘束を解いて來た。

「春木!さっきは良くも隅に追いやってくれたな?」

「うわぁっ!もうける様になったか!」

嫌そうな表で赤波を見る。

息を荒げながら、鬼の形相で一歩また一歩と歩みを進めて來る。

「あの!赤波さん?そんなに怒らないで?ね?」

膝位までしか高さが無い機に両手を付き、を乗り出しながら訴えた。

その効果は抜群だった。

ハートをリボルバーで撃ち抜かれた赤波は、その場で倒れた。

仰向けに倒れた赤波に、何処からともなく白いが差している。

まるで天使が天から舞い降りて來たかの様に、しいものだった。

そっと目を開いて、赤波が話し出した。

「お母さん、僕は先に逝ってしましますが、お許しください。

生きる希が無くなったから、逝く訳ではありません。

僕は神に出會ったのです。

本當にキラリちゃんは可いなぁ。

僕の名前を呼んでくれた。

僕にだけ上目遣いをしてくれた。

そして、僕だけを見ていてくれた。

魂が浄化されました。

あぁ、神に出會え僕は本當によかっ!ブッ」

「本當に逝けぇぇぇぇぇ」

春木が蹴り飛ばした・・・・。

自分の足に風の噴口を作り、赤波を蹴り飛ばした。

蹴られた勢いが凄まじく、赤波の上半が壁の中に突き刺さっていた。

「そうやって簡単に、ファンを試す様な事をするから、ストーカーされるんだよ!

際、そういう行止!分かった?」

顔を近づけ注意をする春木、その勢いと赤波に行った容赦のない行に驚いた。

キラリは座っていたソファーにを深く沈め、小さな聲で答えた。

「はい」

「じゃあ今日で今月はもう仕事ないんだ?」

「そうなんです。マネージャーにお願いして、お休みにして貰ったので」

「じゃあ、今日はウチに泊りなよ?他にもストーカーが出るかも知れないしね!」

「やったー!じゃあ一緒にお買いして、夜ご飯も食べに行こう!」

キラリは泊まりをわれて、嬉しかったのか、クルクルと回転をして喜んでいる。

そんな姿を見て、春木は「まぁ良いか」軽く笑みをこぼしながら見ていた。

「じゃあ奈々(・・)ちゃん行こうか!」

「そうね!こんなキモオタクに護衛なんて任せていられないもの!」

「ピック」っと壁に埋まっている赤波のおいた。

二人が事務所から出ていくと、埋もれていた赤波が落ちて來た。

顔をに染めながら、靜かにしていた大鐘に話し掛けた。

「大鐘さん、もしかしたら春木が危ないかも知れない。」

「なんでだ?」

「分からないです・・・・。」

「で?どうするの?」

「守ります!」

「・・・・・・」

「だから、春木の家の住所教えてください!お願いします!本當に」

全力で土下座をして教えて貰う事を試みた・・・・。

その姿は・・・・気持ち悪かった。

「諦めろ」

大鐘はそう言い、土下座をしながら泣いている赤波を置いて帰って行った。

だが、誰も知らなかった。「BBB」に向かって來る影の存在を。

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