春木と星明キラリは買いを終え、帰宅の途につく途中だった。

「春木ちゃん今日はありがとうね！」

星明は春木のし後ろを歩きながら、嬉しそうに謝していた。

春木は顔を橫に向け目線を向けた。

「良いの！良いの！気にしないで、あのバカが居なかったから、久しぶりにの子同士で買いも出來たし」

しオーバーな手のきもえな歩いて行く。

「本當にありがとうね？」

それはどこか遠い言葉に聞こえた。

目の前を歩いている春木に向かって言った言葉なのに、表面的な謝とも違う。

「もう良いよ！てか、夜ご飯はどうする？食べたいのとか無いの？」

視線を前に戻して歩き始めた。

人の目もない、今いるのは前を歩く貴だけ。

「なんでも良いけど、おだと嬉しいな！」

そんな事を言いながら、背中に手を回した。

見えないように気を付けていたソレを取り出す。

「ねぇ？春木ちゃん」

「んん？なに？」

振り向いた時、目に寫ったのはナイフを手にした、星明が走って向かって來ている景だった。

流れる景はゆっくりと過ぎ、自分に起きる危機すら、どこか他人事の様に思考が止まっていた。

「えっ！」

思考がき直したと言うよりも、認識したと言うのが正しい。

目に寫る景がリアルなのか、疑似、妄想なのか、一緒に買いをして、さっにまで夜ご飯の話をしていた相手から向けられたソレは、の無い機械的な行の姿だった。

“ただ殺す”それを実行したに過ぎない。

「なにしてんだよ！」

その聲は冬堂だった。

「アンタ何でここに居るのよ！」

嬉しさよりも驚きの方が勝っていた。

なんで居るのか？

それは冬堂が仕事を終え、事務所の近くまで來た時に二人が一緒に歩いているのを見たから。

そしてもう一つ理由があった。

「お前、セルウスのメンバーだろ？なぜここにいる！」

平然としている星明に質問をした。

その表はアイドルがする様な・・・いや、一般人すらしない狂気的でバレた事を喜ぶ様にすら見える顔をしていた。

「なんでバレちゃったかな？演技は得意なんだよ？」

「お前の事は先日捕まえた、影井が教えてくれたんだ」

「あのバカやっぱりゲロったんだね？だから使えないゴミは嫌いなんだよね」

アイドルとして第一線で活躍し、優としても地位を確立して來た星明だが、二人の前に居る彼はまるで別人だった。

冬堂の話を聞いていた春木が口を開いた。

「アンタ、私がヤバいかもって分かってて見てたの！」

「捕まえた奴が口を割ってもこのが行に移さない限り、セルウスのメンバーだと確定出來ないと判斷したまでだ」

冬堂は移をしている時も、店で買いをしている時も、常に視線を外す事無く見ていた。

見せている笑顔の鍍金が剝がれた時は・・・・鋭い眼勢で見ていた。

「アンタが冬堂凍都？」

星明は不穏な空気を漂わせながら聞いて來た。

顔を左右に振りもフラフラとさせている。

「それがどうした？」

「アンタのおでアタシは最近忙しくてね？

セルウスは幾つかの収源を持っていた。

そして、それらを管理している１０人は「レベリオー」と呼ばれる者達だった。

１０人はセルウスの中でも指折りの実力者達。

１０人にはそれぞれ自分の部門、組織を持っている。

そして最近、星明の管理をしている組織の人間が捕まる事態が発生していた。

「アイツらってアンタの部下か？」

すみません。

眠すぎて頭が働かないので、今日はこれで勘弁して下さい。