《【完結】「死んでみろ」と言われたので死にました。【書籍化・コミカライズ】》86
時は、ユリウスのプロポーズから現在に戻り――。
フランツを見送ったのち、ナタリーの自室では。
「もうすぐだわ……」
暦を見れば、フランツにも言われた通り……結婚式の日が近づいていることが分かる。こんなに変なドキドキをじるのは、最近ユリウスに會っていないせいなのだろうか?
ユリウスは、ペティグリュー家に籍をれるため――また敘勲いただいた手前もあり。王城に泊まり込みながら、手続きや対応に専念しているみたいだった。たまに、ペティグリュー家に來て食事を共にすることはあるが……やはり、処理が忙しいようで短い時間なのだ。
しかも――そう思いながら、ナタリーは窓の外に視線をやる。すると、屋敷とは別の立派な建造が見えてくる。
(ユリウス様と私の家――)
ペティグリュー家へ婿りすることが決まったユリウスに、お母様が進言したこともあって……現在の屋敷からし離れた場所に、ナタリーとユリウスの新居を構えることになったのだ。
Advertisement
ペティグリュー領にいながら、見慣れない新居に不安をじるのか――はたまた、結婚生活にプレッシャーをじているのか。
(過去の結婚のことは、気にしすぎないように……はしているのだけれども……)
やっぱり、新しい生活に対する張がぬぐい切れないのかもしれない。フランツに會った時は、フランツと話すことに意識が持っていかれていたため、あまり意識することはなかったのだ。
「ふぅ……なってみないと分からないこと、なんだから……」
そう自分を勇気づけるように言葉をかけた時、自室の扉越しにミーナの聲が聞こえてくる。
「お嬢様? 明かりがついているようですが――もう夜遅くなので、寢てくださいね?」
「まあ!もうそんな時間に……! ミーナ、おやすみ」
「おやすみなさいませ!」
答えの出ない堂々巡りの考えをしていたら、だいぶ夜更けになってしまっていたようだ。ミーナに就寢の挨拶をしたのち、振り切るようにベッドに潛る。
(新居にはミーナもついてきてくれる……だから大丈夫、大丈夫よ……)
Advertisement
そう自分に言い聞かせて、ナタリーは夢の中へ眠りにつくのであった。
◇◆◇
結局、気持ちはどこかモヤモヤしたまま――時間だけあっという間に過ぎてしまって、気が付けば、ナタリーとユリウスの結婚式の日になった。
「まあ! ナタリー……! とっても素敵よ」
「お母様、ありがとうございます」
「本當に、み、ミーナは、お嬢様の結婚ドレスに……ううう~」
「ミーナったら……もう」
純白のドレスにを包み、長い髪を結いあげているナタリーが、ぐすぐすと泣くミーナにそっとハンカチを手渡す。ミーナは「ううっ、お嬢様の……今日からは、奧様のこの姿を――ミーナ、絶対忘れません!」と、鼻をかみながら聲を出していた。
そんなミーナの姿に、お母様は笑みを浮かべ、ナタリーもまた張がしほぐれた。今日は――ペティグリュー領にある大きな教會で、二人の結婚式は執り行われることになっている。教會には、ペティグリュー家の親族やマルクをはじめとする漆黒の騎士団が祝福に來てくれていた。もちろんフランツも、そして――。
(エドワード様……陛下にも、招待狀を送ったけれども……お返事がなかったようだし――お忙しいのかもしれないわ)
いつかのお願い通り、エドワードにはいい報せの手紙を送っている。王城から屋敷に戻ってきた際に、調が回復している連絡をし――またエドワードが國王になった際には、祝福の言葉を送ったのだ。そのどちらもし時間が空いてからだったが、返事が來て――エドワードも元気にしている様子が窺える文面だった。
今回の結婚のことも――はじめは、いくら友人だとしても……伝えるべきか悩みつつ。けれど約束通り、いい報せとして手紙と招待狀を送ったのだ。
しかしエドワードは國王となったなので、おいそれとナタリーの結婚式に來るのは難しいのだろう。仕方ない――と、ナタリーが気持ちを切り替えていれば。
「あら!そろそろ、席に向かわなきゃね。あとで、お父様が來ますから。ナタリー、しの間ここで待っていてね」
「わかりましたわ……!」
「お嬢様っ! 場で楽しみにしております……!」
「うん、ありがとうね、ミーナ」
ミーナとお母様が、新婦の控室から出て行く。そうして、しばらくソワソワしながら、待っていれば――控えめなノックと共に、「ナタリー、父さんだ」と聲が聞こえてくる。
「お父様! どうぞ……!」
「う、うむ……」
――ガチャ。
「っ! ナタリー!」
「ふふ、どうでしょうか?」
「うう……ずびっ。父さんの天使が……ううう……」
「もう、お父様まで……」
ミーナと同じく、お父様もまたナタリーの姿を見て――涙と鼻水を溢れさせた。嬉しいような、照れくさいような気持になりながらも、ナタリーは嬉しそうに笑う。
すると、そんなナタリーの笑顔に発されたのか、お父様は深い深呼吸をして気持ちを切り替え――。
「ナタリー、行こうか……ユリウス君が待っている」
「……! はい」
ペティグリュー家に婿りを宣言した以降、公爵様ではなく――名前で呼んでほしいと、ユリウスはナタリーの両親に相談した。すると両親ともに、はじめは戸っていたのだが……食事を共にする中で慣れていったようで、「ユリウス君」呼びが定著しつつある。
そしてお父様に連れられて、コツコツとゆっくり――頭にかけたベールをし揺らしながら、會場へと足を踏みれた。
――ガチャ。
ナタリーが會場へとれば、靜まりかえった雰囲気となり、様々な視線がナタリーへ向けられる。
「ナタリー様だ……! じいちゃん、ナタリー様が……!」
「これ! 靜かにせんかい! ナタリー嬢の気が散ってしまうじゃろ」
慣れ親しんだ聲もちらほら聞こえ、嬉しい気持ちが高まる中、お父様と腕を組みながらユリウスが待つ先へ向かっていると――彼とベール越しに目が合う。
正裝にを包み、逞しさとともにしさも兼ねそろえた姿がそこにあった。そして彼の赤い瞳が大きく見開かれたのち、本當に嬉しそうに――幸せそうにらかくなり、加えて花が咲いたような笑顔をナタリーに向けてきて。
「綺麗だ……」
そう彼が言った瞬間、ナタリーの心にあったモヤモヤや不安といったものが払しょくされるように、消えていく覚がしたのだ。
安心に満たされるように、大丈夫だと――真にそう思える覚。そしてそんな娘の雰囲気を察知したのか、お父様はユリウスのもとへとナタリーを促す。
ゆっくりと、しかし迷いなく、ナタリーはユリウスの隣に立った。そして、神父のほうへ二人が顔を向ければ。
「二人とも、良い顔だね?」
「え?」
「……ん?」
二人にしか聞こえない聲で、神父が話しかけてきたのに対し――ナタリーとユリウスが同時に疑問に思った時、神父の顔に靄がかかったかと思うと、そこには――。
(エ、エドワード様……⁉)
なにやらイタズラが功した子供のように、笑みを浮かべるエドワードが――神父の恰好をしていたのだ。場の人たちには、見えない位置にいるのが、なんとも巧妙だった。
「へ、陛下……昨日は來ないと言っていたのに……」
「ふふ、そうだったかな? でも親しい友人の幸せは祝いたいだろう?」
「ま、まあ……!」
こそこそと、三人は話し合う――特にユリウスの笑みは引きつっていた気もする。現在のユリウスは、漆黒の騎士団長――あらため、フリックシュタインの第一騎士部隊「漆黒」の騎士団長として、日々王城でエドワードの護衛をすることも多くなったそうだ。
ナタリーが記憶する限り……フリックシュタインの騎士部隊名に「漆黒」なんて名前はなかったので、目の前のイタズラな笑みを浮かべるエドワードが付けた可能が高い。しかし問題はそこではなく、どうしてエドワードが神父に……。
「今だけ公務を抜け出してきたんだ――神父の言葉だけいったら、上手くもどるから……いいだろう?」
「はあ……今日だけですよ」
「ふふ、エドワード様……ありがとうございます」
「君のその笑顔を見られただけでも、今日は來たかいがあったね」
そうウィンクをしてエドワードが言ったのち、「おお、怖い……そんな睨まないでくれよ。心が狹い男は良くないよ?」とユリウスに話しかけていた。すぐに、「ああ、これでは周りから、不審がられてしまうね? さて始めようか」と切り替えた様子になる。
ちゃんと神父の言葉をエドワードは覚えてきたようで、スムーズに聲を出し続ける。
「汝、ユリウスはナタリーを妻とし、死が二人を分かつまでを誓い……共に歩むことを誓いますか?」
「誓います」
「汝、ナタリーはユリウスを夫とし、死が二人を分かつまでを誓い……共に歩むことを誓いますか?」
「はい、誓います」
エドワードの問いかけにこたえ、ナタリーとユリウスは言葉を紡いだ。そののち、指の換をし――それを確認した神父・エドワードは。
「では、誓いのキスを」
そう聲を上げた。その言葉に促されるように――ナタリーとユリウスは向き合う。そして、ユリウスがナタリーの顔の前にあるベールを持ち上げれば、ナタリーのアメジストの瞳がユリウスを映し出す。
し張した面持ちのユリウスが見えて、「ふふっ」とナタリーは笑みがこぼれる。すると、その笑みにつられたのかユリウスもほほ笑んで。
「している」
「私も、しております」
ユリウスの顔が近づき――ナタリーの口へ。
そして互いのが軽くれあったのち――。
「二人のに祝福を!」
魔法で神父の顔になったエドワードが、高らかに宣言すると……會場に熱が伝播していき、二人を祝福する言葉で覆われていく。歓聲に包まれる中、「あ」とナタリーが聲を出せば、ユリウスが「どうした?」と質問してくる。
「そういえば、ずっとユリウス様の服や持ち――ずーっと、返せていなかったんですの」
「……! そう、だったか?」
「ええ、だからあの新しい家へ――持っていきましょうね」
「ふ、そうだな」
もしかしてずっと抱えていたモヤモヤの正はこれだったのかと、一瞬疑うものの――きっとそうじゃないのだが……ナタリーの心の中がすっきりと、晴れやかになったのは確かだった。
◇◆◇
――ガチャ。
「お母様―――っ!」
「ん……?」
(なんだか懐かしい夢を見ていた気がするわ)
ナタリーは、扉の音と共にパチッと目を開き――ベッドからを起こす。そして聲がした方に目を向ければ――。
「あら……今日は朝から、お父様と剣の稽古だとばかり……まぁ……!どうしてそんなに涙を流しているの……?」
「ううっ、なんだか……悲しい夢を見たの……しかも、それでお母様に早く會いたくなって……」
「まぁ!そうだったのですね」
い年の聲が、ナタリーの自室に響き渡る。そしてナタリーは年の言葉を聞いたあと――らかくほほ笑みながら、黒髪に……薄く赤い瞳を持つ年の方へ手を広げ。
「ほら、こちらへいらっしゃい――リアム」
「……っ!お母様……!」
リアムと呼ばれた年は、嬉しそうにナタリーのもとへ駆け寄り……ぎゅっとナタリーの腕の中に飛び込む。そしてナタリーもリアムをおしそうに、いいこいいことでた。すると嬉しそうに「えへへ~」とリアムは笑った。
(結婚してから、もう6年だなんて――本當にあっという間だわ)
結婚した時のことが昨日のように……夢幻とじるほど、ナタリーの中で素早く経っていった。しかし、抱きしめているリアムの溫もりに今が夢ではなく――現実なのだと、実する。
「お母様、今日はいたくない……?ぼくの……癒しの魔法が、お母様に使えればいいのに……」
以前の生のように、変な咳にナタリーはかかっていない。リアムが言うの痛みは、不調というより――の構造上どうしようもないもの……なのかもしれない。しかしリアムを心配させたくなくて――ナタリーは目じりをらかくして。
「ふふ、でも、今日は……なんだかが軽いの……!実はリアムの魔法が効いているのかもしれないわ」
「えっ……!ほんと?」
ナタリーが返事をするとリアムは輝いた表で、ナタリーのを診察するようにぺたぺたとでる。そんな自分の息子の様子に、つい微笑ましく見守っていると。
「……ここに、いたのか――リアム」
「あっ、お父様!」
「部屋にいないから、心配していたんだ。それに、ナタリー……お母様の部屋にるときは、ちゃんと気をつけていたのか」
「あ……ごめんなさい」
「ふふ、まぁまぁ。今日は、だいぶが軽いのですよ」
ユリウスがリアムに厳しく聲を出せば、ナタリーが優しく言葉をかける。すると、その言葉を聞いたユリウスが嬉しそうに目を見開いて――。
「本當か⁉」
「ええ、リアムの――弟か妹は、とっても元気みたいね」
「そ、それなら……良かった。俺に何かできることがあれば、言ってくれ」
「ユリウス様、ありがとうございます」
ナタリーは自のし大きくなったお腹を優しくる。そして、ユリウスはナタリーとリアムの方へ近づき――目の力を抜き、らかくなる。
「ねぇねぇ、妹かな?弟かな?」
「どちらでしょうね? 早く會いたいわね」
「うん! 僕ね。剣とか魔法の知識を増やして、教えてあげたいんだ!」
「あらあら。良いわね」
そう會話するナタリーとリアムを見て、ユリウスは二人の背を支えるように手を置く。するとリアムが、「あっ!」と何かを思い出したかのように聲をあげる。
「そのね、もう忘れちゃったんだけど――朝、悲しい夢を見たの、でも、でもね」
「うん、どうしたの?」
「ああ」
リアムの聲にナタリーとユリウスが促すと――。
「お母様とお父様の顔を見て――すっごく幸せになったの! 悲しい気持ち、どっかにいっちゃったんだ……えへへ」
「まぁ……!」
「ふっ、そうか」
そこには、ナタリー、ユリウス、リアムの三人が朗らかに笑いあっていた。
今日に限っては、いつもしている剣の稽古は、休みとなり――。
忙しないミーナが「旦那様―!坊ちゃま―!ご飯ですよ――!お嬢……奧様も!朝食の準備をしに今、向かいますからね――!」と聲がかかるまで、あと數分。
ミーナの元気な聲が、今日も迫ってきているのであった――。
◆END◆
人類最後の発明品は超知能AGIでした
「世界最初の超知能マシンが、人類最後の発明品になるだろう。ただしそのマシンは従順で、自らの制御方法を我々に教えてくれるものでなければならない」アーヴィング・J・グッド(1965年) 日本有數のとある大企業に、人工知能(AI)システムを開発する研究所があった。 ここの研究員たちには、ある重要な任務が課せられていた。 それは「人類を凌駕する汎用人工知能(AGI)を作る」こと。 進化したAIは人類にとって救世主となるのか、破壊神となるのか。 その答えは、まだ誰にもわからない。 ※本作品はアイザック・アシモフによる「ロボット工學ハンドブック」第56版『われはロボット(I, Robot )』內の、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則「ロボット工學三原則」を引用しています。 ※『暗殺一家のギフテッド』スピンオフ作品です。単體でも読めますが、ラストが物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 本作品のあとの世界を描いたものが本編です。ローファンタジージャンルで、SFに加え、魔法世界が出てきます。 ※この作品は、ノベプラにもほとんど同じ內容で投稿しています。
8 81【書籍化】捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜國の王太子からの溺愛が待っていました
★ベリーズファンタジーから発売中です!★ 伯爵令嬢ロザリア・スレイドは天才魔道具開発者として、王太子であるウィルバートの婚約者に抜擢された。 しかし初対面から「地味で華がない」と冷たくあしらわれ、男爵令嬢のボニータを戀人として扱うようになってしまう。 それでも婚約は解消されることはなく結婚したが、式の當日にボニータを愛妾として召し上げて初夜なのに放置された名ばかりの王太子妃となった。 結婚して六年目の嬉しくもない記念日。 愛妾が懐妊したから離縁だと言われ、王城からも追い出されてしまう。 ショックは受けたが新天地で一人生きていくことにしたロザリア。 そんなロザリアについてきたのは、ずっとそばで支え続けてくれた専屬執事のアレスだ。 アレスから熱烈な愛の告白を受けるもついていけないロザリアは、結婚してもいいと思ったらキスで返事すると約束させられてしまう。しかも、このアレスが実は竜人國の王子だった。 そこから始まるアレスの溺愛に、ロザリアは翻弄されまくるのだった。 一方、ロザリアを手放したウィルバートたちは魔道具研究所の運営がうまくいかなくなる。また政務が追いつかないのに邪魔をするボニータから気持ちが離れつつあった。 深く深く愛される事を知って、艶やかに咲き誇る——誠実で真面目すぎる女性の物語。 ※離縁されるのは5話、溺愛甘々は9話あたりから始まります。 ※妊娠を扱ったり、たまにピンクな空気が漂うのでR15にしています。 ※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。 ※書籍化に伴いタイトル変更しました 【舊タイトル】愛されない妃〜愛妾が懐妊したと離縁されましたが、ずっと寄り添ってくれた専屬執事に熱烈に求婚されて気がついたら幸せでした〜 ★皆さまの応援のおかげで↓のような結果が殘せました。本當にありがとうございます(*´ー`*人) 5/5 日間ジャンル別ランキング9位 5/5 日間総合ランキング13位
8 96引きこもりLv.999の國づくり! ―最強ステータスで世界統一します―
毎日引きこもっていただけでLv.999になっていた―― ちょっと前まで引きこもりだったのに、王女様やら幼女やらが近寄ってきてハーレムも起きてしまう。 成り行きで勇者をぶっ飛ばし、代わりに魔王の娘、ロニンを助けることになった主人公・シュン。 みなが驚く。 引きこもっていたくせにこんなに強いなんてありえないと―― 魔王の娘と関わっていくうち、シュンはすこしずつ変わっていく。 ――平和な國を作るとか、そんなめんどくせえことやりたくねえ。 ――でも誰かがやらないと、またロニンが不幸な目に遭う。だったら、俺が…… いつまでも自分の世界にこもっていられない。 引きこもりによる國づくりである。 皇女セレスティアとの爭い、國王エルノスとの政治的駆け引きなど、さまざまな試練を乗り越えながら、シュンは自分の國を育てていく―― 全力で書いております。 読んで後悔はさせません。 ぜひお立ち寄りくださいませ。 *キャラクター人気投票を実施しております。よりよい作品にするため、ぜひご協力をお願い致します。リンクは目次と各話の一番下にございます。 *アルファポリスにも掲載しております。
8 122銀狼転生記~助けた幼女と異世界放浪~
狼に転生した青年は魔神を目指す。 クラスメイト達、魔王、百年前の転移者、不遇な少女達…。 數々の出逢いと別れを繰り返しながら…。 彼は邪神の導きに従って異世界を放浪する。 これは、青年が幼女と共に歩む銀狼転生記──その軌跡である。 :楽勝展開ばかりではありません。
8 193能無し刻印使いの最強魔術〜とある魔術師は來世の世界を哀れみ生きる〜
とある魔術師は世界最強の力を持っていた。 男はその力を使って未來のとある時代を観測した。その時代に興味を惹かれた男はその世界を夢見て転生することに。 だが転生した先で彼の最強の刻印は馬鹿にされるものだった。転生した魔術師は、転生する時代を間違えた事と、理解不能な世界の常識の実態をだんだんと知っていくが當然そんな常識が過去から來た最強の魔術師に通用するわけもなく.......... 1章:ニルヴァーナの少女編、完結。 2章:神狼の守る物編、完結。 3章:転生魔王の探し人編、完結。 4章:墮の少女と思想の神嫁編、完結。 5章:魔術師の師編、現在執筆中。 6章:???、5章完結次第執筆開始。
8 97美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!
幼児に戻って美少女開拓!一妻制には大反対!--- 結婚式の主役の新郎。彼の名は佐藤篤樹(サトウ アツキ)。彼は結婚式の途中で何故かしら神界へと飛ばされてしまった。 飛ばされた理由は彼が愛に関して不満があったからだ、と愛を司る美女の女神が言う。彼の不満の正體、それは女神の全てを見通す神眼によって明らかになった。 それは現代の日本では1人の女性としか結婚できないことである、 彼は女神そうに指摘されて、納得する部分があった。 そんな指摘を受け、今度こそ欲望に忠実に突き進もうとする彼に女神は力をいくつか授けた。その一つに【魅了】がある。 その力を駆使して主人公がいろんな可愛いヒロインを社會の常識に囚われることなくひたすらに攻略していく。 そんなわがままな主人公のハーレム作成の物語。 この主人公の行為が現代日本を救うことになるとは……
8 160