《妹と兄、ぷらすあるふぁ》

あたしは長が低いです。背の順で前から三番目くらいです。

「ねぇあーにぃ」

「どうした妹よ」

「どうしてあーにぃはそんなに背が高いの?」

お兄ちゃんはとても背が高いです。お兄ちゃんに質問するためにお兄ちゃんの顔をみると首が痛くなります。

「それはな、好き嫌いせず、牛や小魚をしっかり食べ、運も……」

「あたしも好き嫌いないし、運もちゃんとしてるもん」

しムッとして言ったあたしの言葉を全く無視するかのようにお兄ちゃんは話し続けます。

「しっかりする。なんてことは無く。全て伝だ」

伝なんだね」

誇らしげなお兄ちゃんとは反対にあたしは肩を落とします。

「そう、伝だ」

「ねぇ、あーにぃ……」

「どうした妹よ」

「世の中って非だね……」

「ああ、非だな」

どうしてだかお兄ちゃんが小さく見えました。

    人が読んでいる<妹と兄、ぷらすあるふぁ>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください