《妹と兄、ぷらすあるふぁ》夢
何度も言うみたいですが、お兄ちゃんは大學生です。つまり後もうしで社會人になります。
「ねぇ、あーにぃ」
「どうした、妹よ」
「あーにぃは將來何になりたいの?」
「そりゃあ、流行の最先端の……」
お兄ちゃんは躊躇わずに答えます。お兄ちゃんに將來の夢があったなんてし驚きです。
「ニートだな」
あたしは耳を疑いました。たぶん口がぽかんって開いています。
「あ、あーにぃ……ニートって……」
「not in education, employment or trainingの頭文字を取ってNEETだな。間違えてneatとすると印象ががらりと変わってしまう」
お兄ちゃんはらかにそう言います。しかし
「そうじゃなくって」
あたしが怒るとお兄ちゃんは「冗談だ」とあたしの頭をでます。
「漫畫の原作だな」
「漫畫家さんじゃないの?」
あたしが尋ねるとお兄ちゃんはため息をついてあたしの肩に両手を乗せます。
「妹よ。神とは無慈悲なのだよ」
そう言って何かを書き始めます。
「えっと……」
「何も言うな、妹よ」
何も言うな…ではなく、なにも言えない狀況に驚きです。
お兄ちゃんの書いたそれは四足歩行の何かとしか言いようのない化けでした。
「そ、それで、あーにぃはそのために何かしてるの?」
あたしがみている限りでは大學には行っていてもそう言ったことはしていなかったはずですが。
もしかして學校で活をしているのかもしれません。
「いや、何も」
「あーにぃ、絵の勉強とかはしたことあるの?」
「無いな」
……
「あーにぃ、夕ご飯なに食べたい?」
「餡掛けチャーハン」
片栗が切れていたので買い出しに行くことにします。
継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》
☆TOブックス様にて書籍版が発売されてます☆ ☆ニコニコ靜畫にて漫畫版が公開されています☆ ☆四巻12/10発売☆ 「この世界には魔法がある。しかし、魔法を使うためには何かしらの適性魔法と魔法が使えるだけの魔力が必要だ」 これを俺は、転生して數ヶ月で知った。しかし、まだ赤ん坊の俺は適性魔法を知ることは出來ない.... 「なら、知ることが出來るまで魔力を鍛えればいいじゃん」 それから毎日、魔力を黙々と鍛え続けた。そして時が経ち、適性魔法が『創造魔法』である事を知る。俺は、創造魔法と知ると「これは當たりだ」と思い、喜んだ。しかし、周りの大人は創造魔法と知ると喜ぶどころか悲しんでいた...「創造魔法は珍しいが、簡単な物も作ることの出來ない無能魔法なんだよ」これが、悲しむ理由だった。その後、実際に創造魔法を使ってみるが、本當に何も造ることは出來なかった。「これは無能魔法と言われても仕方ないか...」しかし、俺はある創造魔法の秘密を見つけた。そして、今まで鍛えてきた魔力のおかげで無能魔法が便利魔法に変わっていく.... ※小説家になろうで投稿してから修正が終わった話を載せています。
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